続・百名城シリーズです。
続百名城はクセがすごいので、訪問・紹介しがいがあるところがたくさん。
なぜ百名城に?と思うようなところや、大自然あふれるような、元祖百名城では味わえなかったような素晴らしい”わきみち”城がてんこもり。
そんな中でも、今回紹介する城は、アクセスは抜群にしやすい城です。
なぜか?
それには、理由があるのです。
というわけで、今回のわきみちは、
広島の厳島神社の記事です。

三原城
では、さっそく下の写真をご覧あれ。

こちら、広島県にある三原城の天主台です。
戦の時代の後は、一国一城令の影響もあり、廃城の可能性もあったらしいが、広島城の支城として現代まで残ってきたそうなのです。
このようなすばらしい天主台が残るこの三原城。
ところが、この城跡、非常にクセがあります。
三原城のクセ!?
天主台の後ろをよーく見てください。
何かが左右にあるような。
線路?
そう。線路が左右にあるのです。
では、どのように線路が走っているのかを地図で見てみると一目瞭然
新幹線の線路が、天主台上を突っ切っているのです。
アクセス抜群でしょ。
しかしまあ、なんでこんなことに・・・
なぜ新幹線駅から直結?
ちなみにこんなことになったのは、明治27年に山陽本線が敷設されたときに、この地を通る最短ルートとして、ここを突っ切るルートで建設されたということ。
そしてその流れで、今も天主台のすぐ横を新幹線が通る、なんとも不思議な構造になっています。
しかし、万が一あと少し北に鉄道の線路が敷設されていたらとすると、全て幻の城跡になっていただろう・・・。そう考えると、史跡の保存という観点って大事だなあ、と改めて思う。
そんな立地にあるため、

山陽新幹線の三原駅から城まで直結!!
どんなエキナカショップより便利!!

こちらの扉から入ります。入館できる時間は限られているため、夜間は入れません。

浮城と呼ばれ、海に浮かぶ城としての異名もあったらしい。




天主台よりのながめ。
公園のようになっていて、いろいろな人が出入りしていました。
駅前なので、周りはそこそこ栄えています。



まわりには多数案内があります。また、街の中にもちらほらと史跡が残されているらしい。

もちろん、続・百名城の1つなので、スタンプはお忘れなく。
三原市歴史民俗資料館 か 三原観光協会
で現在は押せます。