038 【語学学習】わからなかった英語がわかるようになったおすすめの学習法③(英語の距離感)

語学(Language/Bahasa)
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英語学習に光明を感じた話をこれまで2回やってきました。
イメージでとらえる
助動詞は気持ち


パート②はこちら。

という2点がわかったことで、劇的に英語に向かう自分自身の姿勢が変わったということは書いてきました。

この2つと合わせて、実はもう一つ、そうだったのか!ということがあったのです。

この3つめのことがはっきりとしたことで、今まで理屈がわからなからなったことのほとんどががストンと納得できるようになったのでした。

では、その3つ目の要素とはなにかということだが、それは、

距離感です。

【今回のわきみち】
  • 英語で大切なことは、距離感でコミュニケーションを測ること。

距離感?

英語という言葉は、距離感を調整し、その距離感によって自分の気持ちを表現しているのです。

若い頃ずっと『英語には敬語がない』みたいなことを言われていましたが、たしかに言葉としては日本語ほどはっきりしたものはないかもしれないけれど、文の作り方や語順、語句の形を変えることによって適切な距離感を表現し、様々な表現をしているのである。

具体的にどうしているのかというと、

一文の語句の数を増やすこと

言葉の見かけの時制を変える

ことです。

表現による伝わり方の違い

【表現1】文の核(コア)

例えば、こんな文を取り扱います。

Open the window.
窓を開けろ。俗に命令形というものである。

この文章の核(コア)は窓を開けてほしいのであり、その核部分だけがズバリと書かれた文なのである。

この状態って、話し手と聞き手の距離感が

👤👤
ぐらいの意識なのです。

日本でも、命令したり高圧的に出たり、ガンつけ合ったりするときの距離感って
👤👤
ぐらいですよね?

👤            👤
こんなに離れて命令することってまあないでしょ。

つまり、ものすごく距離感が近く、文の構成要素を核部分の単語だけすることで、思っていることをストレートにぶつけているのです。オブラートに全く包んでいない表現ね。

じゃあ、ここから距離感を少しずつとっていくことで、このストレートな表現がだんだんと柔らかくなっていくのです。

【表現2】やっぱまずはPlease!・・・だよね??

ぱっと思いつくのは
Please open the window.



Open the window, please.
かな。

Open the window.よりは丁寧にはなっている気はするけれど、これらの文はPleaseがあるでだけで、お願いを強調した結局は命令文なのです。

つまり、聞いている人にしては”やってほしい感”の圧を感じる文なのだ。最初の文よりかは遜っているけれど、まだまだ文の核部分がチラついています。

【表現3】相手に委ねてみる

じゃあこうしてみる。
Will you open the window?

語句を増やし、相手に選択権を与える文にすることで丁寧さが増えてきました。核部分は見えるけど、言われたほうがそこまで圧を感じないほどにはなってきてたのではないでしょうか。

【表現4】過去形の形にしてみる

さらに、これはどうだろうか?
Would you open the window?

Will you~?よりWould you~?の方が丁寧というのは聞いたことがあるかもしれないが、それはなぜか?これについても距離感で説明できる。

私たちはみんな現在に生きている。しかし、過去は今ではなく、過去を語るとき人はそこに距離を感じるのである。それが昔であれば昔であるほど、遠い距離があるのだ。

そこで登場するのが過去形。オリジナルの形とは違う形に変形することで、単語そのものに距離感を生まれるようにしているのである。

だから、Will you~?よりWould you~?の方が距離をつくり出すことができ、その距離感が雰囲気をより和らげ、丁寧さを醸し出しているのである。
よく考えられてるなあ~と思った。
(そう考えると、現在形と過去形で語形の変化のない単語には何か意味があるのか??という疑問が。時間があったらゆっくり考えてみたい。)

Will?Would?Can?Could?

あれ?Will you~?Would you~?って、Can you~?Could you~?でもいけるんじゃなかったっけ?

と習ってきているかもしれませんが(自分もこれは習った気がするが明確にわかっていなかったモヤモヤポイントだった)、canとwillには明確な意味の違いがあります。

Canの場合は能力的にできるかどうかの意味が含まれます。となると、使いどころ間違うと嫌味になるのでは・・・?と思いませんか。
しかし、物理的に明らかに開けるのが難しい構造なのがあからさまで、自分にはできそうもない窓を開けてもらえるかどうか聞くときは使えるかもしれませんね。

Willの場合は、快く引き受けてくれる意思があるかどうかです。日本語でいう、「窓を開けてくれませんか?」に近いニュアンスはこちらかもしれませんね。

しかし、言葉は生き物。場面によってはCan/Couldの場合の方が良いときもあるかもしれません。それを判断できるようにするためには、言葉のもつイメージをつかむのが大切です。
まあ、迷ったらWouldがこの中では一番無難です。

【表現5】超お伺いを立ててみる

まだまだ、英語の文は距離感を広げることができます。
Would you mind opening the window?

mindは『~するのを嫌だと思う』という意味をもつ単語です。
つまり文の直訳としては、「あなたは窓を開けるのを嫌がりませんか?」となりますが、つまりそれは遠回しに「窓を開けていただけませんでしょうか。」と言っていることとなります。

するかしないかをダイレクトに聞くのではなく、その行為に対してどう思うかを遠回しに聞くことで、かなり遜った文になります。

ただしこの文、~するのを嫌だと思うかどうかを聞いているので、
返事は逆になるのが注意です。Noの場合、開けてくれるでしょう。
聞かれた場合に答えるときも要注意です。

使う相手によってはこの表現がベストな時はあるでしょうね。全く知らない人が相手の場合はよいかもしれません。

【表現6】理由もちょこっと言っちゃう

最後です。
Would you mind opening the window?まではいいとして、これにさらに理由を少し付け加えてあげると完ぺき化と思います。例えば、少し暑い『It’s a little hot』とか、部屋が少し暑い『This room is a little hot』とか。

やっぱ大切なのは・・・アレ

一つのことを相手に伝える表現だけでもこれだけあるのです。

語句の形を変えたり、文のつくり方や語順を変えたりと、日本語と丁寧さを伝える手法が違うだけで、核心部分をオブラートに包んで包んで包み込むことで丁寧さを表現するのは日本語と同じですよね。

慣れるまでは使い分けがとても難しいと思います。
でもここでも大切なのはハートで感じること

今、目の前の話している相手に、どのような距離感をもって物事を伝えるかを感じ取って、そこから適切な表現を使い分ける必要があるのですね。

そのためには、一つ一つの単語やイディオムがもつ、イメージをつかむことが第一歩です。自分もこのような思考の転換で、以前よりは適切な場面で適切な表現ができるようになったかな、と思います。

日本語で習った意味だけで考えるのは危険です。例えば『will』とかだけでも日本語にすると大量に意味や用法がありますもんね。

まあ、相手は何を言おうとしているかわかってくれようとはすると思いますが、やはりイメージをまずつかんでいたいですね。
自分は意味を覚えるよりイメージをつかむほうが簡単でしたw 日本語の意味を覚えるのはホント大変なので・・・。

長くなりましたが、今回の話ここまでで半分ぐらいですw

まだ今回の距離感に絡んだ内容があるのですが、次回パート④にまわしたいと思います。