今回は、マレーシアのお話です。
数日前にやったばかりですが。

首都クアラルンプールの南に、マラッカ海峡で有名なマラッカの街があります。
歴史的な建物がたくさん残っていて、世界遺産にもなっている街です。
過去、ポルトガル→オランダ→イギリス→日本、と数々の国に統治されたこの街は、そういった歴史が、史跡という形でたくさん残されています。
クアラルンプールからバスで2時間で料金500円程度でいくことができます。
頑張れば日帰りでも楽しめる街ですが、夜の風景や、金土日に行われるナイトマーケットなどもあるので、ぜひ1泊するつもりで行ってほしいところだと思います。
そんなわけで、けっこう紹介できるところはたくさんあるのですが、今回はスポット紹介ではなく、自分が遭遇した出来事について書きます。
その出来事とは、2013年にマラッカで遭遇した火事の話です。
様々な国に行くことはありますが、今回紹介するような災害が目の前で起こっていることはそうそうないことなので、かなり記憶に残っている一件です。
幸いこの時は、誰もいないイベントスペース裏から火が出たため負傷した方はいなかった様子でした。
しかし、その燃え方はすさまじいものがあり、その様子はカメラにおさめていました。
なかなかこういった現場に遭遇することもないですし、万が一の場合、火災防止の啓発になるかとも思い、この時のことを振り返ってみました。
マラッカのリバークルーズの記事です。

マラッカタワーの記事です。

火災現場
現場となったのは、マラッカの中心地付近にあります。
岡の上のセントポール教会や、王宮内を見学できるスルタンパレスのすぐ近くです。
Dataran Pahlawanというショッピングモールに併設されているイベントスペースで、今回の火災が起こりました。
このときの自分たちは、ここからさらに南に向かって行った海寄りにある『Dreamz hotel』という宿に泊まったのですが(このホテルけっこうクセの強いホテルでした。)、
ホテルにチェックインし、市内観光をするために中央に向かっていこうとしたときになんとなく異変に気付き始めました。
経過

煙・・・??
なんだ?焚火でもしているのか?何か現地の祭りとかか?くらいが最初の認識でしたが、そのときに一緒に行っていた友人から、

なんか焦げ臭くない??
との一言が。
たしかに・・・。ほんのり焦げ臭いにおいと、周りに若干白煙が漂っていることに気付きました。
これはもしや・・・!?
私たちは煙の方に向かっていってみることにしました。
いざ、現場へ!

おおぉ!!ほんまに火事や!!!
マラッカついて早々、こんな現場に遭遇するなんて・・・。

消防はまだ到着していない模様で、どんどん燃え広がっていました。
そして、やじ馬もどんどん集まってきます。
しかし、見ている方々、案外余裕で見ています。
まあ、やじ馬が集まるのはどこの国でも一緒ですね。
周りの様子は??
幸いこちらに被害が及ぶような感じではありませんでしたが、かなり白煙に包まれてきて、炎の熱も感じるようになってきていました。
あたり一帯が熱くなってきていました。

モールの目の前にある、元ポルトガルの要塞のあと、ア ファモーサから。
写真ではわかりにくいですが、ここも煙に包まれています。
マラッカは元々要塞が築かれた都市なので、街のいたるところに、そのときの片鱗が見られます。

かなり炎も上がり、黒煙もすごいことになってきました。
まだ消防はきていないようすです。周りに燃え広がらないことを祈るばかり。

消防が到着!!
そうこうしているうちに、消防が到着。
反対側に大通りがあるのですが、そちら側から消防隊が現場に入ることができた模様です。
少し煙たいのがしんどくなってきたので、ア ファモーサの横にある独立宣言記念館に入り見学をしながら待つことにしました。こちらは無料で入れます。


記念館から出てくると、火がおさまってきた様子です。
明らかに黒煙はなくなってきました。

完全に鎮火!あたりを包んでいた煙も少なくなりました。
鎮火!

さすがプロですね。

いい仕事しています。
写真の右の方、何かの骨組みだけになっていますが、かなり大きなエアコンの室外機が並んでいるところのようでした。
完全に骨組みしか残っていませんね。
この一件、被害にあわれた方がこの件ではいなかったのが何よりでした。
ただ、元通りにするのは大変そうだなあとは思いました。
とまあ、2013年に遭遇したなかなかショッキングなできごとの一連の流れでした。
現在は?
なお、その後この場所はどうなったのかですが、2019年に再びこの場所を訪れました。

見ての通り元通りになっています。
おそらくステージ後ろのエリアが火災にあったのですが、きれいに元通りになっていました。モールに引火したり、まわりにあまり飛び火しなかったので、そこまでの被害にはならなかったのだろうと思います。
なお、2019年に訪問した時は、チャイナタウン内のホテルに泊まりました。
2013年に泊まったエリアよりも、チャイナエリア内でホテルを見つけるほうが、夜のナイトマーケット徘徊や朝食探し、観光、などかなり便利になるので、マラッカ訪問の際は、チャイナエリア内でホテルを探してみてください。
プラナカンの伝統家屋を使ったホテルとか、個性的なホテルもたくさんありますよ。
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