051 【沖縄紀行】御内原から見る、火災前の在りし日の首里城

日本の世界遺産(Japan Heritage)
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さあ!沖縄の首里城ですよ。

しかし、首里城というと、昨年2019年の10月31日に、火災により焼失してしまったのは記憶に新しいところ。
では今回は何を紹介するのかというと、

【今回のわきみち』
  • 在りし日の首里城を、2019年1月に完成した御内原から眺めてみる。

沖縄の世界遺産に関する記事です。

466【沖縄紀行】沖縄のグスクを心ゆくまで堪能できる沖縄の城の美。そして、まさかのあのドラマの撮影場所だったとは…『中城城』
今回紹介している中城城は、世界文化遺産にも登録されている琉球王国時代から残るグスクの跡です。沖縄でよくみられる曲線型をした石垣やアーチ門など、独特の特徴を存分に堪能できる城です。また、東西に巨大な城郭であり、とても丁寧に再建されたり保存されたりしているため、とても見どころの多い城です。
459【沖縄紀行】沖縄独特の曲線美が美しく、ふもとから頂上までそれを堪能できる『勝連城』
2000年にユネスコ世界文化遺産に登録された琉球王国のグスク及び関連遺産群には、勝連城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡、中城城跡、首里城跡、の計5か所のグスクが登録されていますが、今回紹介している勝連城はその中でもその築城が最も古いグスクとされています。
322【沖縄紀行】沖縄のグスク特有の曲線の城壁やアーチ門が美しい『座喜味城』
沖縄の城(グスク)の特徴としては、本島にある城とは異なり、独特な様式をしています。その特徴が、曲線状に造られた城壁と、アーチ型になった門です。この沖縄の城の特徴を持ち、しかもそれが沖縄最古のものである場所が今回紹介している座喜味城といわれています。
320【沖縄紀行】当時は一般人は足を踏み入れることもできなかった歴代王の聖地『斎場御嶽』
沖縄にある御嶽と呼ばれる拝所は、神や祖先神を祀り、それぞれの地域の祭祀の中心となる場所でした。今回紹介している斎場御嶽(せーふぁうたき)は、そんな数ある御嶽の中でも、世界遺産にも登録されるなど、最も格式の高い祭祀場なのです。
260【沖縄紀行】沖縄戦を乗り越えて再建された第二尚氏王統の陵墓『玉陵(たまうどぅん)』
首里城公園周辺には、首里城跡以外に3つの世界遺産登録されている建造物があるのです。今回紹介している『玉陵(たまうどぅん)』もその1つであり、かつて琉球王国を統べていた、第二尚氏王統の陵墓が残されているのです。

首里城の建造物

首里城には、首里城公園と呼ばれる広大なエリアの中に、正殿のある御庭エリアと、正殿奥にある御内原エリアがあります。

首里城公園

こちらが首里城公園の全体図になります。(見にくい・・・)

首里城公園は、御庭エリアと御内原エリアに関しては有料エリアになりますが、それ以外のところに関しては無料でうろうろできます。

守礼門です。有名なポイントですね。

歩いていくと、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)と呼ばれる石門があります。
こちらは、沖縄戦で一時荒廃したが、残欠を活用して再建されたものが現在の姿です。
こちらは首里城公園の中でも、処理場跡と共に世界遺産に登録されています。

では、正殿に向かって行きます。

途中に龍樋(りゅうひ)と呼ばれる湧き水が湧き出しているところがあります。

そうこうしているうちに正殿エリアの入り口付近にやってきました。
こちらは奉神門になりますが、ここから入ると正殿が見えてきます。なお、ここからは有料エリアになります。

世界遺産 首里城跡

首里城は世界遺産と思われていますが、厳密にいうと首里城そのものが世界遺産なのではなく、首里城跡が世界遺産として認定されています。

そのため、2019年に正殿などは消失してしまいましたが、世界遺産としての地位はびくともしていません。

なお、この首里城跡共に世界遺産に登録されたエリアですが、

  1. 首里城跡
  2. 園比屋武御嶽石門
  3. 玉陵
  4. 識名園
  5. 今帰仁城跡
  6. 勝連城跡
  7. 座喜味城跡
  8. 中城城跡
  9. 斎場御嶽

の9か所になります。自分は4の識名園以外はすべて訪問しましたね。(特に、今帰仁城跡・勝連城跡・座喜味城跡・中城城跡は、百名城or続・百名城にも登録されているので、併せて訪問することができました。)
おいおい残りのエリアも紹介していきたいなと思います。

首里城正殿

それでは正殿に向かって行きましょう。

在りし日の姿です。この半年後にまさかあんなことになるとは・・・。といった印象ですね。

こちらは1992年に再建されて、2019年まで建っていました。そう考えると、この正殿の歴史ってそれほど長くはないんですよね。

正殿の両サイドに北殿・南殿がありました。これらも消失してしまいました。

御内原(おうちばら)とは

御内原エリアは、2019年1月に再建が完了したエリアです。ここは、国王が家族や女官と暮らした、限られた人物のみが入ることを許されたエリアになります。

もちろん、現代は観光でこちらに立ち入ることは可能ですよ。いい時代になったものですね。

御内原からみた首里城正殿

では、この御内原に入っていきたいと思います。

残念ながら、前述したように正殿・北殿・南殿は現在は消失してしまっています。
つまり、これから掲載する写真は、2019年1月~10月の間だけ見ることができた現状では貴重な写真なのかなと思います。

訪問した時が3月だったので、できたばかりだからか、やはり新しい感じは漂ってきます。

ではこれから、上に上がっていくこととします。

首里城の物御台、東のアザナに上ってきました。
東の方には沖縄の街並みが広がっています。

さあ、今回のメイン、御内原エリアから望む正殿です。

今はこの光景が望めないと考えると感慨深いものがあります。

正殿エリアから下に降りてきました。
下から東のアザナを見上げてみました。

首里城の火災

火災の原因

はっきりとしたことはわかってはいないようなのですが、コードのショート跡があったとのことからこちらが主な原因ではないかと言われています。

それに加えて、スプリンクラーの設置や煙探知機の設置不備や、燃えやすい素材で建築されていたことなど、様々な複合要因が重なって、あれほど炎上したようなのですね。

首里城の現在

再建に向けて

現在、首里城跡には入場できるようになっているそうです。
例えば、昔の正殿の遺構や、火災の跡、復旧状況などを見学できるようになってきています。

なお、正殿に関しては2026年には再建する計画だそうです。
沖縄のシンボルでもある建造物なので、再建が待ち遠しいところですね。

また、前回の再建後の発覚した新たな歴史的な資料なども反映させて(瓦の実際位の色とか)、より史実に近首里城が再建される予定だとのことです。