074【スリランカ紀行】地上200mの天空の王宮 シーギリヤロック

世界の世界遺産(World Heritage)
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今回はスリランカの世界遺産の一つ、シーギリヤ・ロックについてです。

スリランカには全部で8つの世界遺産があるのですが、おそらくこのシーギリヤ・ロックが最も有名ではないかと思います。

うっそうとした森林の中に突如そびえ立つ岩。
その頂上には、古き時代に築かれた天空の王宮があるのです。
そこから広がる大パノラマ。みなさんにも味わっていただきたいです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 天空の宮殿までの道のりは、狭く過酷なものであるが、その先に広がる王族が見た光景を求めて。

これまでに紹介したスリランカの記事です。

033 【スリランカ紀行】スリランカ鉄道 コロンボからゴール(ガル)までのコーストライン120km
スリランカにはすばらしい見どころがたくさんあります。世界遺産も数多くあり、それ以外にも山のように見どころがある島国です。その中で今回は、コロンボからゴールまでを結ぶ海沿いを走るコーストラインについて書いてみました。速さだけが移動手段のメリットではありませんね。

古都シーギリヤ

スリランカの古都シーギリヤは、5世紀後半に築かれた都です。
アヌラーダブラ(こちらも世界遺産)から遷都され発展した都市ではありますが、王族内部の争いもあって、都自体はすぐにアヌラーダブラに戻されました。

その後、1000年ほどは仏教僧などの修道院などとして存続したものの、19世紀後半に調査されるまでは放棄された土地であったとのことです。

シーギリヤロック

そんなシーギリヤが都として栄えていたときに建築されたのがシーギリヤロック頂上の王宮です。

当時シーギリヤを治めていた王には、二人の王子がいました。ところがその兄は、父である王を殺害し、王位を奪います。

しかし、弟も王位の奪還にむけて黙ってはいません。

それを恐れた兄は都をシーギリヤに遷都し、そこから数年後にシーギリヤロック頂上の王宮を完成させます。
弟からの復讐を過度に恐れていたことも、この王宮のつくりからもわかりますね。

ところが、力をつけた弟によって兄は自害に追い込まれます。

その間、約10数年。
王宮としては儚い期間ですね。

シーギリヤロックを登ってみよう

ではシーギリヤロックに向かって行きたいと思います。

自分は、シーギリヤロックから1kmほどのところのゲストハウスをとっていたため、そこからは歩いていくこととしました。

近づくにつれ、上の写真のような赤茶けた道になっていきます。
道路わきには、野生の象に注意!といった看板もw

この舗装されていない道を進んでいくと、だんだんとシーギリヤロックが見えてきます

シーギリヤ博物館

シーギリヤロックですが、まずは最初に博物館に訪れてチケットを買います。
外国人価格は30US$
3300円位?けっこういい値段します。(現地の方は、超格安です。)

そして、まずは博物館を見学してからシーギリヤロックの登頂に向かうこととなります。

シーギリヤロックを取り囲むように堀があります。
全体としてはかなり広大なエリアですね。

シーギリヤロック登山

さあいよいよ、シーギリヤロック高さ200m、1200段の登頂が始まります。

ここから開始ですね。
このあたりはまだ、道の近くには古い祭壇跡などもあったりするので、そのあたりもぶらぶら見ながら登っていきます。

入り口を入ってきたところです。
帰り道はここには出てこないので、裏側からも撮影してみました。

石垣が表れます。
日本の城でよく見る石垣のようですね。

少し登ってきたところでパシャリと。
まだまだ先は長いです。

シーギリヤレディ

そこから少し行くと、有名なシーギリヤレディのフレスコ画があります。
王宮のあった当時は500体以上あったそうなのですが、現在は18体のみを見ることができます。
上の写真の中央にらせん階段がありますが、そこを登ったところにあります。

残念ながら、フレスコ画保存の関係で写真撮影は禁止でした。

しかし、今はらせん階段がつけられていますが、どうやってこの場所にこれだけの絵を描いたのか、考えれば考えるほど謎は深まります。

ミラーウォール

シーギリヤレディから先は、このようなミラーウォールと呼ばれる壁の横を通っていきます。

ライオンテラス

ミラーウォールを抜け、一本道をさらに進んでいくと、

ライオンテラスという小さな広場に到着しました。
ライオンの足が階段の両サイドに見えますよね。

その昔は、この階段の上にライオンの顔があったそうですが、現在は崩れ落ちてしまっています。
現存していたならば、相当な大きさですね。

ここから頂上まであとひと踏ん張りです。
しかし、ここからの階段が恐ろしいのです。

恐ろしいほどそびえたつ崖を、ジグザグに階段で登っていきます。
この階段、柵も写真のような感じですし、一段一段空間が開いており、へたをすると靴を落としたりしかねません。

そして、下から上まで人が連なっているので、なかなか進めないポイントでもあります。

あと少しで頂上です。

天空の宮殿跡

到着です!
階段や建物跡など、王宮の遺構がそこら中に残されています。

ここは宮殿の中心部かな。
まわりの岩のまわりにはジャングルが広がっています。

頂上から、先ほど歩いてきた道を眺めています。

かなりの建築技術の高さですよね。
それを、この岩の頂上で発揮しているわけです。

沐浴場の跡ですね。
水はどうやってひいていたのでしょうか??

頂上から別角度を眺めてみました。
地上に池が広がっています。

王の玉座です。
当時はこれを囲むように建物があったのでしょう。

頂上から別の高台を撮影してみました。
シーギリヤロック全景を見るのであれば、抜群のポイントでしょう。
もちろんながら、シーギリヤロックにいると、シーギリヤロック全景は見れませんのでw

帰路

帰路もなかなか大変です。
先ほどの道を降りていきますが、この階段で、上りの人と下りの人がすれ違うわけです。

ふと横を見るとスズメバチの巣が。
かなり発生することが多いらしく、そのときは入場規制になったりすることもあるらしいです。

ライオンテラスを上から。
このあたりにライオンの顔があったのでしょう。

ライオンの足を撮影。
かなりの大きさです。

ライオンテラスまで降りてきました。
改めて見てもすさまじい崖です。

ライオンテラスからは、象の形をした岩が見えます。

下り道の途中にある祭壇かな。

コブラ岩と呼ばれる有名な岩です。

下まで降りてきました。

帰り道は、まわりの堀を散策しながら帰りました。
けっこうきれいに整備されていて、日本の城の周りのお堀のような感じです。

さて、シーギリヤロックはいかがだったでしょうか。
なかなか制覇するには体力の必要な世界遺産ではありますが、登りきって、王族しか味わえなかった風景を見たときは、圧巻されます。

スリランカ旅ではおそらくメインになる観光地でしょう。
ぜひご自身で、天空の王宮を味わってみてください。