今回は、チベットの首都カトマンズにある、チベット仏教の寺院『ボダナート』についてです。
チベットのカトマンズと言えば、ヒマラヤ登山でも有名ですよね。
このカトマンズを含むカトマンズ盆地、世界遺産に登録されています。
ただし、複合的に登録されているため、見どころが点在しているのですね。
その中で今回は、ボダナート寺院に焦点をあてて、書いてみたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
ネパールの食事、ダルバートについての記事です。

ネパール山間部の酪農についての記事です。

カトマンズの繁華街、タメル地区の記事です。

パシュパティナート寺院の記事です。

震災被害から世界の協力を得て修復されているハヌマンドカの記事です。

ネパール
ネパールの世界遺産
ネパールには現在大きく4つの世界遺産登録があります。
- カトマンズ盆地
- ダルバール広場
- シヴァ寺院
- クマリの館
- パタン
- クリシュナ寺院
- パタン博物館
- スワヤンブナート
- パシュパティナート
- ボダナート
- ダルバール広場
- 仏陀の生誕地ルンビニ
- サガルマータ国立公園
- チトワン国立公園
今回のボダナートは、世界遺産登録『カトマンズ盆地』の登録構成要素の一つです。
ネパールというと2015年のネパール地震が記憶に新しいですね。
この時に世界遺産もかなり被害を受けており、いくつかの建造物は倒壊したりもしています。
現在は様々な国の支援により、復元作業が行われ続けています。
カトマンズ
山に囲まれたカトマンズ盆地、その中にネパールの首都カトマンズがあります。
盆地であることもあり、カトマンズの町はいつも空気にほこりが舞っています。
ヒマラヤ登山の玄関であります。
ボダナート
ボダナートは、ネパールの首都カトマンズにある、チベット仏教の聖地です。
世界遺産、『カトマンズの渓谷』の構成要素としてユネスコに登録されています。
中心には高さ36mの仏塔(ストゥーパ)があり、そこに刻まれたブッダアイが、参拝に来た方々を見守っています。
中心にはブッダのお骨が埋められていると言われています。
このボダナートのストゥーパの周りを、毎朝、信者たちが周囲を108回右回りするということです。
その際に用いられるのがマニ車です。
マニ車については後述しようと思います。
アクセス

入場料

入場料400ルピーです。
日本円で360円ぐらい。
ネパールの通貨は、大体日本と同じだと思っておくとよいかと思います。
マニ車
マニ車とは、チベット仏教で用いられる仏具です。
マニ車は、円筒形で回転させることができます。
寺院に設置されたものから、お土産として手に持てる大きさの物まで、いろいろな種類があります。
この円筒形の部分を時計回りに回転させると、お経を唱えるのと同じ功徳が積めるといわれています。

超巨大マニ車
このような功徳を積むことができるマニ車ですが、ボダナートの敷地にある寺院の中には、超巨大マニ車があるのです。
これです。


3mの大きさがあるそうです。
ボダナートに行ってみた
というわけで、世界遺産ボダナートに行ってみました。
カトマンズのタメル地区からは6kmほどはなられています。
まあまあ混雑はしているので、タクシーで30分ほどはかかります。

ボダナートに到着しました。
ストゥーパが見えますね。

ストゥーパを囲むように円形に店が立ち並んでいます。
ほとんどがお土産店ですね。
けっこうな観光地になっています。

地図で見ると、円形になっていることがよくわかりますね。


マニ車がありますね。



こちらもマニ車です。
ストゥーパを取り囲むように設置されています。
みなさんこちらを回しながら参拝しています。
こちらを早朝に108周マニ車をまわしながら参拝されている方々がいるのですね。
自分はやりませんでしたが・・・w
信仰心とは純粋であり、すごいものだなあと感じさせられます。


メインのストゥーパです。
四方に向けてブッダアイが描かれています。


額についているのは、ティッカです。ヒンドゥー教の儀式で祝福を表わす印とのことです。
ネパールに行った時は、至る所で額につけてもらいました。


少し裏道に入るとだんだんと民家になっていきます。
あまり迷い込まないほうが良いかと思います。
いかがだったでしょうか。
カトマンズ盆地には世界遺産が点在していますので、これらを巡るだけでも十分楽しめるかと思います。
ほとんどが宗教の聖地なので、そこの人々の生活を尊重しながら、長年培われてきたネパールの雰囲気を感じ取ってみてください。