今回は百名城『岩国城』のふもとにある、『錦帯橋』についてです。
世界的にも非常に有名な200mもの長さにかかるアーチ状の橋です。
その姿は非常に美しく、伝承されてきた職人の技術力の高さを感じさせます。
しかし、この錦帯橋でとある事件がありました。
史跡を大切にしたい方々からすれば、憤りを感じる事件だったと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
実は錦帯橋から15kmほどしか離れていない、広島の厳島神社の記事です。

山口の過去の記事はこちら。


錦帯橋

山口県岩国には錦帯橋と呼ばれる橋があります。
見ての通り5連で中央が巨大なアーチ状になっている橋であり。その美しさから世界的にも有名な木造橋ととして有名です。

岩国城をバックにした風景が素晴らしく、桜の名所としてもしられています。
錦帯橋の歴史
錦帯橋は1673年に建造されました。
当時は橋の先の岩国城と城下町を結ぶ重要な橋であったにもかかわらず、錦川の度重なる洪水によって何度も流失していたそうです。
川岸から対岸まで200mもあり、長さと強度を兼ね備えた橋の建設が難しかった様子ですね。

そこで、そんな洪水にも耐えられる橋を、ということで考えられたのがこの独特な5連のアーチ状の構造でした。
錦帯橋の橋脚は石垣でつくられています。
ここをとにかく強固にすることによって、洪水に耐えられる作りにしたのですね。
その後250年間この橋脚は流失することがなかったそうです。
橋自体は何度か架け替え工事を経て、強固な橋が守られ続けてきたとのことです。
そして架け替えに必要な技術の伝承を、この架け替え工事を通して受けつないできたということですね。
技術を廃れさせない先人の知恵ですね。
しかし、残念ながら1950年の強大な台風により、橋脚から崩壊し、完全に流失してしまったため、1953年に復元されました。
その後、幾度かの復旧や架け替え工事を経て現在の姿に至っています。
入橋料
往復310円で渡ることができます。
24時間渡ることはできますが8時~17時以外は料金箱で自分で生産する方式です。
いざ錦帯橋へ
錦帯橋を渡ってみました


では錦帯橋を渡ってみましょう。
こちらで、入橋料(往復)を払います。

最初と最後のアーチは緩やかなのですが、

間にある3つのアーチは、かなりの急こう配になっており、階段状になっています。
岩国城から錦帯橋を見てみました

錦帯橋を超えると、岩国城に向かうことになります。
岩国城まではロープウェイを使います。

ロープウェイからは、遠くに錦帯橋が見えます。

錦帯橋の全景が見えました。

そうこうしていると岩国城に到着します。
復元された天守ですが、二層目が独特な形をしていますよね。

天守からも錦帯橋がよく見えます。


場内には錦帯橋の模型がありました。

日本の名橋の一つにも数えられているようです。
錦帯橋のライトアップ

夜間はライトアップされます。
ギラギラにライトアップするのではなく、さりげなくしているあたりが趣がありますね。
バイクで渡る!?
驚いたのはこのニュースです

2020年(令和2年)7月17日、橋を400ccのオートバイで渡った男が後日警察に出頭、逮捕されたとのこと。
徒歩で渡ると上り下りでけっこう疲れる錦帯橋ですが、 むしろ行ったことがある人は、

「どうやってバイクで走ったんだ??」
となるのでは??
ほぼ階段なんですけど。。。


これバイクで通れますか??
1998年には、軽トラで渡って捕まった例もあるそうです。
もちろんながら車両通行は禁止です。
おそらく多額の補修費が請求されるのだろうなあ。
いい大人が何をしているんだか…。
というわけでいかがだったでしょうか。
今回はニュースで気になったところがあったので錦帯橋を取り上げてみました。
日本の名橋ともいわれているだけあって、その姿は一見の価値ありです。