091【ベトナム紀行】クッキングパパから始まった海外旅。”初めて”はこんなことに気を付けよう。

世界の世界遺産(World Heritage)
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何においても、物事には始まりがあります。

自分が旅を始めたきっかけももちろんありました。
それは国民的なマンガ(?)、『クッキングパパ』がきっかけなのです。
このクッキングパパ41巻は、荒岩の部下である田中一・夢子夫妻が新婚旅行でベトナム、タイ、シンガポールへ行くお話が中心となります。
東南アジア一色の巻なのですね。

まさか、それだけで??

はい。それだけでベトナムに行ったんです
しかも、超無謀な旅を…

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 無謀な旅ができるのも若者の特権ですな。

なお、初めてでも旅しやすい国として紹介しました。
今現在は、自分が初めて行った時よりもはるかに行きやすくなっていますよ。

063【ランキング】初めての海外旅におすすめの場所
初めての海外旅!どこに行ったらいいのか悩みますよね。言葉も違う、宗教も違う、食べ物も違う。なかなかどこに行こうかも迷ってしまいかねませんが、今回は初めての海外旅でいきやすい場所をピックアップしてみました。こちらを参考に海外に向けて飛び出してみませんか?

初めての海外旅へ

きっかけ

それはある日、不意に手に取った『クッキングパパ41巻』。

まあいつもながらのキャラクターたちが、いつもながらのストーリーを展開するのですが、この巻は少しテイストが違います。

なぜかというと、ほぼ全編にわたって、東南アジア一色なのです。
なぜかというと、主人公荒岩の部下である田中一と夢子が結婚し、その新婚旅行でベトナム、タイ、シンガポールへ行くからなのですね。

そこで出てくる食べ物が、
・フォー
・ゴイクォン(生春巻き)
・カインチュア(スープ)
・バインセオ(ベトナムお好み焼き)
・トムヤンクン
・ケーンペット(赤カレー)
・カノムチン
・バミーナーム/バミーヘーン(タイラーメン汁あり/汁なし)
・ソムタム(タイサラダ)
・シンガポールチキンライス
などなど

どれもそれまでの自分は食べたことも見たこともなく、新鮮に感じたのですね。
そのときの印象がずっと残っており、初めての海外旅行先になるまでになっていたのです。

初めての旅へ向けて

あれよあれよという間に、旅先に決定。

友人と二人でという旅だったのですが、日本国内で用意したものは、
・ホーチミン行のチケット
・ハノイから日本へのチケット

だけだったのです。
初めての旅で、行き帰りのチケットのみ。

なんとかなるだろうと、ロクに現地情報も調べず、
宿も行ってから何とかなるだろうと予約せず、
ホーチミンとハノイの距離も知らず

もう完全に、とんでもないことに巻き込まれるであろうフラグは立っていますね。
はい、いろいろとありました。
そう、いろいろとね…。

初めての海外旅~ベトナム放浪記2002~

というわけで、すさまじい見切り発車でベトナムへ出発!
ミッションは、ホーチミンシティからハノイまで2週間で到着することのみ!!

しかも、この飛行機内で初めて地球の歩き方を開きました・・・(オイッ)

懐かしのタイ航空です。2020年に大変なことになりましたが…

この行きの飛行機、乗り継ぎが多少悪く、タイのドンムアン空港で5時間待ち。
しかも深夜帯たっだので、待合等で交互に寝たのを覚えています。

ホーチミンシティ

そして、ホーチミンに到着。
まずは、両替をしてタクシーで中心部に向かうのですが、メータータクシーだと安心していたのに、到着と同時にそれまでのメーター表示が消え、その上にあった謎のメーターが作動し、高い料金を要求されもめる…。
一発目からこれです。

その後は、ホテルを探してウロウロし、上の写真のホテル、『Victory Hotel』です。
2020年現在も健在です。
こちらのホテルでも、オートロック締め出され事件を何回かやらかしました。
一泊だけして、その後はバックパッカー宿の密集地、デタム通りに移動しました。

ホーチミンシティの戦争博物館です。
近年も行ったのですが、建物自体は立て直されていたような気がします。

サイゴン大教会 (聖母マリア教会)です。
フォトスポットとしても有名ですね。

サイゴン中央郵便局です。
1891年からフランス領インドシナの郵便・電信施設として使われた建物であり、当時も使われていました。
中に入ると、フランスっぽい装飾がいたるところにあり、楽しめるスポットになっています。

市民劇場です。
演劇やイベントなどが行われていました。

街中はこんな感じです。
基本横断歩道はなく、バイクで溢れていたのを覚えています。
現在とそう変わりはないですね。

ホーチミン人民委員会庁舎です。
1908年のフランス統治時代に建てられた建物です。
パリの市庁舎を模しているらしく、夜はライトアップもされています。

当時はまだ、日本企業の大きな看板もありました。
ところが近年は、ほぼ全くと言っていいほど、中国・韓国企業ばっかりになっています。
日本の海外におけるポジションの実情がわかってきますね。

ベンタイン市場です。
こちらはクッキングパパにも登場していました。

ここに行くためにバスを使おうと思っていたのですが、バス停で待っていると大量のシクロ(自転車タクシー)に囲まれて大変なことに・・・。

市場という名前ですが定番の観光スポットです。
2000軒を超えるお店の中から、お土産屋やローカルフードを楽しむことができますよ。
海外での買い物は”値切り”が重要というのも、ここで身をもって体験することができました。
最初は盛大にぼったくられてましたよw

チャンフンダオの像です。
元の襲来を2回にわたり防いだ武将だということです。

ニャチャン

ビーチに行きたい!
ということで、ホーチミンシティからニャチャンに移動しました。

電車で移動しようとホーチミンシティの駅に行ったのですが、待てど待てど電車が来な。
現地の人に声を掛けられ『今日は電車休みだぞ。』と。
仕方ないので、そこから紹介されたバンで移動することになりました。

そして、もちろんのことながら、ホテルはとっていなかったので現地調達。
人気のないエリアだったので、こんなでっかいホテルなのに、あまり宿泊客はいませんでした。

ここで今回最大のトラブルが!!

友人はホーチミンシティで路上で売っていたバインミーを食べたのですが、それがあたって、2日間の全く動けないくらいの下痢になり、ここで足止めを食らってしまったのです。

体の中の物が全て出尽くしているようでした・・・。

ビーチに行きました。
上の写真は1人乗りの船のようであり、これで漁をやっていました。

海岸では物売りが激しく、あまりゆっくりはできませんでした。

ホイアン(世界遺産)

そこからホイアンに移動することになったのですが、ここで初めてベトナムの南北がとてつもなく長いことに気づき(遅っ)、国内の航空便を使いました。

日本橋です。ホイアンの有名スポットですね。

ホイアンは中華街系の名残が残る建物が多くあります。

建物の内部です。

ホイアンの町並みです。
近年は少し雰囲気が変わって、ポップな感じに変わっています。

2002年時点ではまだ、古くからの歴史を紡いできた感があります。

中華系の寺院の内部です。

フエ(世界遺産)

古都フエへ移動しました。
当時は峠越えをして2時間くらいかかっていたのですが、現在はダナンからフエまではトンネルが開通しているため、圧倒的に早く到着できます。

フエでは、日本人オーナーの、日本人が集まる宿に宿泊しました。
このフエでは、連日大雨に降られたためなかなか出歩くことができず、宿でブラックジャックを読んでいたような気がします。(もったいない…)

フエといえば世界遺産です。
ベトナム最後の王朝であるグエン朝の王宮です。

大雨の中向かいました。
ただ、足元があまりにも悪すぎて、王宮には入らず、外側から眺めるにとどめました。

この時、自分たち以外誰も傘を使っていないことに気づく。
全員雨ガッパ。そういう文化なのか?

191【ベトナム紀行】ベトナム中部のグエン朝時代の世界遺産『フエの建造物群』
ベトナムにも数々の世界文化遺産がありますよね。最も古くに登録されたのが、ベトナム中部にあるフエの建造物群なのです。このフエの建造物群ですが、ベトナム最後の王朝の王都として築かれ、数々の戦禍を乗り越えてきたのが、現在残っている王宮をはじめとしたフエの建造物群なのです。

ハノイ

フエからはまた、国内航空便でハノイまで移動しました。

ベトナムは南北に長い国であり、北と南で全然人々の気質が違うように感じました。

南はけっこう陽気な方が多かったのですが、北のハノイはかなりビジネスライクな感じ。

飛び込みで宿に入ったのですが、そこでさっそく勝手にツアーを組まれてしましました
ハノイに何があるのかもよくわかっていなかったので、言われるがままだったのを覚えています。

夜は水上パペット(人形劇)へ。
水の中で人が人形を動かす、ベトナムでは伝統的な人形劇みたいですね。
ホーチミンシティでもありました。

ハノイといえば、ベトナム建国の父であるホーチミン絡みの建造物が多くあります。
こちらはホーチミン博物館であり、過去の歴史について学ぶことができます。

近くにはホーチミン廟があり、今もその姿を残している故ホーチミン氏を見ることができます。
もちろん撮影はできません。

こちらはホーチミン氏が住んでいた住居らしいです。
一般公開されていました。

ハロン湾(世界遺産)

ハロン湾クルーズに行きました。
これが、ホテルで勝手に組まれたツアーですw

結果的にかなりよかったので、問題はありませんでした。

中国の水墨画のような風景が広がります。
ベトナムの海で気づいたのですが、日本の潮の香りがしないのです。
これはなぜなのでしょうか??

欧米からの観光客が多かったですね。

途中、鍾乳洞にも立ち寄りました。
ハロン湾クルーズとはセットになっているようです。

バッチャン村

ハノイでもけっこう時間に余裕はあったので、陶器の村バッチャン村に行きました。

ここを最後に、もちろん無事に日本に変えることができました。
無謀な旅ではありましたが、よく帰ってこれたなあ、と。

まあ案外、やってみると何とかなるものだなというのを学ぶことができた旅でもありました。

初めての海外旅で大切な事

とまあ、これが自分が初めて経験した海外旅です。
今思えば、かなり無謀なことをしたなあ…とは思うのですが、この経験がなければ海外へ一歩踏み出すことはできなかったのだろうなあ、と思います。

しかし、何事も大切なのは、勇気をもって一歩を踏み出すことです。

この旅では数々の失敗をしました。
だからこそ、そこから後の旅につなげることができたように思います。

きっかけは一冊の漫画でした。
きっかけは何でもいいのだと思います。
そこから思い立って行動に移すこと。

もちろん失敗はするかもしれませんが、失敗は失敗ではありません。
最終的に成功すれば、それは失敗ではないのです。

今では、旅を心から楽しめるようになりました。
また、便利な機器などがなく、不便だった旅を知っているからこそ、近年の便利になった旅を堪能することもできているのだなと思います。

さあ、まずは一歩踏み出してみませんか?