093【ネパール紀行】ネパール山間部の貴重な収入源。牛乳の脂肪分は何%?

食巡り(Food/Makanan)
この記事は約4分で読めます。

今回はネパールの山間部で遭遇した、牛乳の競り?市場の様子です。

山間部では重要な収入源である牛乳
毎朝搾乳をし、それらを集めて売りに行くわけなのですが、ただ単に量に対して価格が決まるわけではないのですね。

そんなネパールでの、充実した設備があるわけではないけれども、そんな中で科学的な手法を取り入れ、効率的な生活を実現している様子について書いていきます。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 伝統の中に、科学的な手法も取り入れ、機能的な生活をおくる。

ネパールの主食、ダルバートについて書いた記事です。

034 【ネパール紀行】日本でも食べられる!ネパールのご飯とみそ汁!?~ダルバートとは~
ネパールと聞くとインドも近いこともあり、スパイシーな料理が多いんだろうな、とイメージするかもしれません。しかし、ネパールの国民食ダルバートは、とてもやさしい味なのです。

ネパール山間部の産業

今回の内容は、ネパールの山間部の村での出来事を書いています。

ネパールでは様々な村が1村1名産の取り組みを行っているそうです。
こちらの村では、伝統的なネパールの生活体験ができるホームステイをウリにしている村です。
そのため、それぞれの村の家々では、伝統的な生活様式を受け継いで生活が行われています。

水道は引かれていない村です。雨水が使われています。
トイレは水洗ではありません。脇に水の桶が用意されていて、そこから水をくんで流す方式です。
電気は通っていました。ただ、たくさん電気を使うことは難しいのかな。
一部の家ではWi-Fi完備の家はあったんですよね。これは家によっては異なる点ですが。

主要な産業としては、農業と酪農です。
農業では主にトウモロコシの生産がおこなわれており、人々が食べることはもちろん。家畜のえさになったり、堆肥になったり。

酪農では、あとで書いている牛乳の生産もありますが、牛の糞尿からバイオメタンを作り、エネルギー源としているなど、村の中だけで生活が完了する循環がなされているわけです。

伝統的な生活様式だけではなく、要所要所に現代科学に基づいた取り組みもなされているわけです。

酪農

牛が家畜として飼育されています。
それぞれの家庭でも飼われていますが、大きな牛舎の中でまとめて飼育されているところもありました。

村の子どもも積極的に働いていました。
この日は、普段行っている作業を一通り説明しながら見せてもらうことができました。

早朝の牛乳競り市場

そんな村の主要な産業である酪農なのですが、最も印象に残ったが、早朝に行われる牛乳の競り?でした。

山間部の町なので、上り下りが非常に厳しい地形の中にある村なのですが、そこを大量に牛乳の入ったボトルを担いで、各家庭から村人が集まってきます。

全員が集まってきて、ここからとある作業が始まるのです。
この日はあいにくの雨でしたが、村の人々はお構いなしです。

各家庭から集められた牛乳

これが集められた牛乳です。
主にそれぞれの家庭の奥さんがこれを担いでやってきます。
相当な重さなんですよコレ。

乳脂肪分の測定

それぞれの容器から、少し取り出して、試験管のようなものに移し替えています。
少量ですが試薬のようなものもそこに加えられていました。

遠心分離器による脂肪分の分離

その後、上のような機械にかけられます。
これは遠心分離機であり、横にあるレバーを回転させると、上の天板がかなりの速度で回転します。

乳脂肪分の測定

回転しおわると、試験管の中で牛乳が、脂肪分とその他水分に分離します。
この乳脂肪分の量によって、買い取りの価格が変わってくるそうです。

手法はアナログなところがありますが、やっていることはかなり科学的な手法に則って行われていますよね。

バター作り

牛乳からはバターも自分たちで作っていました

バターづくりも自動の機械ではなく、上のような手動の機械になります。
男性がもっているヒモを交互に引くことで、牛乳の中身を撹拌し、脂肪分だけを分離させます。

見事なバターが出来上がっていますね。
体験もさせてもらいましたが、けっこう長い時間力を書ける必要があるので大変です。

しかし、初老の女性の方もこの作業をやっていました。
完全に自給自足が定着しているのですね。

いかがだったでしょうか。
エコな生活が提唱される現代ですが、限られた資源を有効活用し、伝統様式を守りながら新しい知識も取り入れ生活に生かしていく。
完全なる循環型の社会がそこにはあったのではないでしょうか。

ホームステイはその国が受け継いできた生活様式を間近に見ることができます。
自分たちが当たり前と思っていた生活とは異なる生活を目の当たりにすることで、改めて自分たちの生活を見直していくきっかけになりえるのではないでしょうか。