江戸城といえば、幕府の名前にもなっているだけあった、日本を代表する城郭ですよね。
しかし、この間、とある番組(城を扱っているもの)を見たときに、出演者から、

江戸城ってどこにあるんですか?
という一言を聞いて仰天。
東京で活躍している芸能人ですら江戸城の存在をしらない!?
一般的な江戸城の認知度ってその程度の物なのでしょうか・・・。
江戸城って、今の皇居のあるところですよ!!
そこで、今回はこの日本を代表する江戸城について紹介します。
というわけで、今回のわきみちは、
東京の続日本百名城といえば台場ですね。

江戸城

江戸城は言わずと知れた徳川が実権を握った江戸時代に、幕府の中心地として存在していた城です。
1590年に秀吉から関東の地を与えられた徳川家康によって築城されていった城です。
しかし、それ以前にも関東の地を治められていた武士によって築城がなされていたということであったが、それらを徳川家康によって段階的に改修が進められ、日本では最大の面積をほこる面積になったということです。
徳川家の居城として、家康から15代におよぶ歴代の将軍によって政務が行われていました。
幕末、江戸城の無血開城が行われ、徳川家に関わる人々がすべて江戸城から退去したあとは、天皇住まう皇居として使われており、現在に至ります。
現在では、原則として一般の進入は禁止されていますが、時間帯は限られていますが皇居東御苑、そして常時開放されている皇居外苑には入場することができます。
江戸城 場所
『江戸城天守』というものは現在は残されていません。
東京の中心部にある現在の『皇居』が過去の江戸城の敷地を利用して使われているのですね。

皇居
皇居外苑

皇居の東側に広がる皇居前広場のことです。
こちらには、歴史を習った時に何度も聞いたことのある桜田門や二重橋といった歴史的に貴重な建築物を見ることができます。
こちらにはいつでも入ることができ、観覧することができます。
上の写真は外苑の北端で撮影したものです。
右側に写っているのは、桜田門横にある桜田巽櫓です。
皇居東御苑

皇居の東御苑にも無料で一般の人々が入ることができます。
開園日時

休園日:月曜日・金曜日/12/28~1/3/その他行事などが行われる時
(※天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開)
(※月曜日が休日で公開の場合には,火曜日が休園)
公開時間
3月1日~4月14日:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分)
4月15日~8月末日:午前9時~午後6時(入園は午後5時30分)
9月1日~9月末日:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分)
10月1日~10月末日:午前9時~午後4時30分(入園は午後4時)
11月1日~2月末日:午前9時~午後4時(入園は午後3時30分)
大手門・平川門・北桔橋門のどこからでも入ることができ、どこからでも出ることができます。
入園の際,各窓口で札を受け取り、退園の時に返却するシステムになります。

東御苑にあるもの

この皇居東御苑には次の物が残されています。
江戸城天守閣跡

日本百名城巡りを行うのであれば外せないところですね。
徳川の江戸城は、江戸時代に3回建造されています。
一度目は徳川家康の、二度目が徳川秀忠、そして徳川家光の時代にわたって作られました。
しかし、最後につくられた家光時代の江戸城が消失してしまったのちは、再建計画もあったものの、作られることはなかったそうです。
徳川家4代将軍家綱時代にもなると、世が太平の時代を迎えており、巨大な天守を建造するよりかは、幕府として政務を円滑に進め、人々の生活のためにその費用を使っていくことを選択したのでしょう。
1657年以降は再建されていない天守閣ですが、現在でもその跡は残っており、見学をすることができます。



大番所

今でいう警備のための詰所ですね。
このような建造物が東御苑には残されており、見ることができます。
いかがだったでしょうか。
東京のど真ん中にこのような、歴史的な遺構が残されているのですね。
皇居になったということで、保存状態も良好に残されているところは見どころです。
入場時間が限られているので、そこは注意しながら訪問してみてください。