今回は、和歌山県にある温泉についてです。
この温泉、無料で入ることができる温泉なのです。
しかも、自然の川の中に作られた温泉、と聞くと、興味が湧いてきませんか?
この温泉郷、『川湯温泉』といい、川原を掘ったら温泉が湧いたり、川底から湯が湧いて出ているような、特徴ある温泉地なのです。
というわけで、今回のわきみちは、
大阪の温泉テーマパークの記事です。

川湯温泉近くにある赤木城の記事です。

和歌山 川湯温泉

川湯温泉は、和歌山県田辺市本宮町にある温泉です。
大塔川沿いに旅館や浴場が立ち並ぶ温泉街なのですが、個々の特徴として、川原及び川の中らも温泉が湧いており、特に川原は掘れば温泉が湧きだすことで有名です。
かなり古い時代から利用されていた温泉地域であるらしく、江戸時代初期には後述する仙人風呂は存在していたとのことです。
それほど長く続けれれてきたというのは驚きですね。
なお、現在は、川をせき止め、川原から橋を渡って仙人風呂に入る形になっています。
仙人風呂
川湯温泉は、その名の通り、川原や川底を掘れば温泉が湧いてくるのですが、それを生かして、毎年冬季限定で、川をせき止めて巨大な『仙人風呂』という露天風呂がつくられます。
川から湧き出る源泉と、川の清流とを混ぜ合わせ、ちょうどよい湯加減にし、川の真ん中に自然の大浴場を作り上げるのです。
冬季期間限定なのは川の流入量が減るのがこの時期だけだからそうです。
大自然の中の温泉のため、日中帯は青空の下で、夜になれば満点の星ぞれを見上げながら、開放感抜群に温泉を楽しむことができます。
ただし、大自然にある温泉ですので、天候や川の状況によっては入れないこともあります。
アクセス
JR新宮駅かJR紀伊田辺駅からバスで向かうことになりますが、1~1時間半ほどの所要時間が必要です。
旅館などに駐車場はありましたが、川原にも無料で停めることができる駐車場があります。
走っていくと、川原に降りるスロープがあるのでそこを利用します。

川原にそのまま停める形なので、後の人が停めやすいように気を付けましょう。
期間
仙人風呂は一年中あるわけではありません。
12月~2月末の間だけ、利用することができます。
また、利用時間は午前6時半から午後10時の間であり、それ以外の時間帯は、仙人風呂に渡る橋が施錠されます。
仙人風呂の入り方
近くに簡易の更衣場があります。
ここで着替えて入ることになります。
(原則、水着着用です!)
仙人風呂の入浴は無料で入ることができます。
仙人風呂に行ってみた
それでは、実際の仙人風呂の様子を紹介していきたいと思います。

車を川原に停め、旅館がある方向に向かって少し歩くと仙人風呂が見えてきます。

左前方に見えてきたのが仙人風呂です。

川の水はきれいな状態です。
よーくみると、川底から湯が湧いている状態が分かるそうです。

こちらの橋の先にあるのが仙人風呂です。
石などで川をせき止めて作られているのが分かります。

上流部分は、積が切られています。
川湯温泉の源泉はかなり高温であるようなため、ここから川の水を入れることで、温泉として適温な状態にしているとのことでした。

更衣室やトイレは、対岸に用意されているので、そこを利用します。
仙人風呂に入る際の注意事項です。
・石けんやシャンプーの利用は禁止。
・ペットの持ち込み禁止。
・ごみは持ち帰ること。
・飲食は厳禁。
・水着は必ず着用すること。(下着ではダメ。)
ざっくりとこのようなきまりがあります。
まあ、大勢が使う大浴場と考えれば、当たり前のきまりばかりですね。

というわけで先に更衣場にいって着替えることにしました。

着替えたら、いよいよ仙人風呂に向かうことになります。

この橋を渡ると仙人風呂です。
時間外は閉鎖されます。

そしてここが仙人風呂になります。
水着は着用していますが、さすがに浴場なのでこれ以上の写真の掲載は控えます。
とにかくだだっ広い浴場ですので、のんびり川原に腰を据えて楽しむもよし、大空や星空を眺めながら湯を堪能するもよし。
おもいおもいの楽しみ方ができますね。
この日の帰りに寄ったのが、以前紹介した湯浅醤油です。
