京都といえばお茶を思い浮かべますよね。
お茶だけではなく、それを利用した抹茶スイーツなど、京都では一度は味わっておきたいものが盛りだくさんです。
しかし、京都駅を中心とした、観光客がたくさん押し寄せるいわゆる京都だけを見ていたのであれば、京都ってお茶が有名だけど、どこで作ってるの??となるのではないでしょうか。
お茶だから、やっぱり宇治じゃないの?と思うかもしれません。
確かに宇治もそうなのですが、実はまだまだ隠されたお茶の産地があるのです。
そんな京都のお茶文化を支える一つの町が、京都駅から南東に20kmほどのところにある山間部にある町、和束町です。
この和束町に行ってみると、山の傾斜に沿ってお茶畑が眼前に広がります。
その光景はまるで空までは畑が続いていくかのような館管区になるほど美しく、京都府指定の景観資産『日本茶800年の歴史散歩 和束町の茶畑景観』として初めて指定された光景でもあるのです。
そんな和束町の中でも最も有名な場所が今回紹介している石寺の茶畑です。
和束町の中でも最も西側に位置するこの場所の茶畑は、早場と呼ばれ、4月下旬ともなると茶摘みの始まる場所なのです。
今回はそんな和束町を代表する茶畑が広がる石寺の茶畑について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
京都に関する記事です。










和束 石寺の茶畑
京都府和束町にある石寺の茶畑は、京都府によって初めて景観資産として指定された美しい茶畑の風景です。
それもそのはず、和束町では京都府内で生産されている約4割を生産しているほどのお茶の産地なのです。
和束町がお茶の産地であるのは、その土地に特徴があります。
山間部にあり、寒暖差が激しいこの地域ではお茶がよく育つ条件の一つである霧がよく発生するため、良質なお茶の生産にぴったりな場所なのです。
そんなお茶の生産盛んな和束町内でも西側に位置するこの石寺の茶畑は、和束町内でも最も早く暖かくなることから『早場』と呼ばれており、四月下旬にもなると茶摘みが始まり、その様子も見ることができます。
見渡す限りの小高い山々の斜面に広がる茶畑は、空と雲を背景に美しい緑色の茶畑が広がり、まるで天空にも続いていくように連なっており、茶畑が多く広がる和束町の中でも最も有名な光景でもあります。
なお、石寺の茶畑では、冬の厳しい寒さを乗り越えた茶畑に、春になると美しい桜並木が加わって、ピンク色の桜の木々と茶畑の緑色のコントラストが美しい何とも言えない景色を味わうことができます。
この石寺の茶畑には一軒のカフェがあります。
『dan dan cafe』という名前のこのカフェは、まさしくこの美しい茶畑の景色を見ながら食事を楽しむように造られたカフェであり、食事だけではなく、和束のお茶を使ったメニューなども充実しており、石寺の茶畑を訪れた旅人をいつでも快く迎え入れてくれます。
特にここで味わいたいのは、抹茶を使ったスイーツの数々。
ここでしか味わえない抹茶の美味しさを堪能できるメニューとなっています。
和束町には石寺の茶畑だけではなく、さらに登った先にある白栖(しらす)・撰原(えりはら)の茶畑。
和束町の中部にある原山の茶畑や、東部にある釜塚の茶畑など、それぞれ特徴のある茶畑がまだまだ広がっています。
一つの小さな町ではありますが、茶畑の様々な表情を楽しむことができる隠れた名スポットとなっているのです。
アクセス
JR関西本線の加茂駅から車で15分ほどで到着します。
和束 石寺の茶畑へ行ってみた
それでは、和束 石寺の茶畑へ行ってみましょう。

石寺の茶畑に到着しました。
ここは、京都府指定の景観資産『日本茶800年の歴史散歩 和束町の茶畑景観』として指定されています。
それではこの場所から見える光景を見てみましょう。

いかがでしょうか。
周囲の斜面一面に茶畑が広がります。
どこもかしこも茶畑。
これほど見ていて美しさを感じる畑というのもなかなかないのではないかと思います。

別角度から見てみました。
こちらもこのような光景です。

遠くばかり見ていましたが、すぐ間近まで茶畑は広がっています。
いかがだったでしょうか。
和束町の石寺の茶畑の風景を見ると、京都が巨大なお派の産地であることが分かるのではないでしょうか。
今回の写真は、秋ごろの写真です。
茶摘みの始まる4月下旬ごろにはどのような光景を撮影することができるのでしょうか。
再び、そのシーズンになればこの場所を訪れてアップデートしたいと考えています。