1014【奈良紀行】吉野熊野の玄関口である、特産品パラダイス『道の駅 吉野路大淀iセンター』

近畿地方(Kinki)
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道の駅の醍醐味といえば地元の名産品が手に入ること。
そんな品々を求めて、地元に住む人々から多くの観光客まで道の駅に殺到するのがよくわかりますね。
2000年代に入ってから素晴らしく整備されるようになってきた日本各地の道の駅の数々。
今では、そこが旅の目的地だといっても過言ではないほどの活況となっています。

今回紹介している道の駅もそんな人々でにぎわう道の駅の一つです。
この道の駅の素晴らしい所は何と言っても、地元の名産品がこれでもかというほど見つかるところです。
この道の駅は、奈良県の吉野にある、『道の駅 吉野路大淀iセンター』といいます。
世界遺産の地である吉野熊野の玄関口にあるこの道の駅。
とにかく、地元の特産品の直売場のボリュームがすさまじい道の駅なのです。
さらには、併設しているレストランのメニューも素晴らしいこの道の駅。
ここはドライブの途中に・・・というだけではなく、こここそが旅の最終目的地にもなりえるほどの道の駅だったのです。

今回はこの奈良県にある道の駅、吉野路大淀iセンターについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 奈良県吉野、吉野熊野の玄関口にある道の駅 吉野路大淀iセンター。あふれるほどの見どころたっぷりの道の駅に行ってみよう。

奈良県に関する記事です。

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道の駅 吉野路大淀iセンター

道の駅 吉野路大淀iセンターは、奈良県の吉野、国道169号沿いにある道の駅です。
世界遺産 吉野熊野の入り口にあるこの道の駅は、地元の特産品をふんだんに用いた様々な品々を手に入れることができる魅力あふれる道の駅です。

その建物自体も地元を前面に押し出した作りになっています。
建物を地元で有名な吉野杉を使って建造しており、そのデザインも、修験者が身につける頭巾(ときん)をイメージしたデザインとなっており、屋根から2つ突き出た部分が特徴的ですね。
駐車場も建物の前面だけではなく、第二駐車場も誓うに整備されているので、60台近くの車が駐車できるようになっています。

道の駅ですので、駐車場に誰でも使えるトイレ、そして休憩所と観光情報センターはもちろんのこと整備されています。
そして、この道の駅だけの目玉施設が盛りだくさんなのです。

まずここに到着して真っ先に目に入ってくるのが、季節の野菜・花の直売所です。
季節やその日その日に応じて、地元の農家が丹精込めて造った新鮮な野菜や果物、そして生花がたくさん並べられています。
そして、どれも生産者がわかる安心安全な食べ物の数々。
とれたて農産物をたっぷりと味わってみませんか。

さらには、この吉野路大淀iセンターでは、正面にある直売所だけではなく、すぐその横手にある平屋建ての建物でも産地直売の野菜などが販売されています。
ここでは、吉野の地卵なども販売されているので、ここも忘れずに訪れておきたいですね。

手てものの中に入ると、特産品売り場があります。
地元の特産品や加工品、お土産類が多数置かれています。
なんとここにはパン工房もあるので、ここで作られた焼き立てパンの販売もあります。

吉野といえばもう一つの名産が吉野杉。
そんな吉野杉を加工した木工製品も数多く取り扱われています。
木材売り場に入ると、木材の良い香りが漂います。
吉野杉で作られた箸を中心に、多数の製品が訪れる人を待っています。

そして、この道の駅には、レストランがあります。
レストランときんというこのレストランなのですが、地元の食材を使った非常に魅力的なメニューがそろっています。

奈良県の名物柿の葉寿司。
大淀さんの大和ポークを使ったとんかつやかつ丼、生姜焼き重やソースカツ重も。
朝にはロースカツサンドもあります。
大和ポークを加工したベーコンの入った大淀バーガー。
大和肉鶏を使ったすき焼き重に照り焼き重。
大淀町やぶせの手作りこんにゃく。
戸津川のシメジやなめこを使ったうどんやそば。
大淀のイチゴを使ったどでかいいちごパフェ。
(ソフトクリームにはあのプレミアムソフトクリームとして有名なクレミアが使われています。)

挙げればきりがないくらいの名物メニューがもりだくさんのレストランときんのメニュー。
これは試してみないといけませんよね。

アクセス

近鉄吉野線の越部駅から北に5kmほどのところにあります。

道の駅 吉野路大淀iセンターへ行ってみた

それでは、道の駅 吉野路大淀iセンターへ行ってみましょう。

こちらが駐車場です。
かなりの台数を停めることができます。
けっこうな立地にはありますが、訪れる人々は後を絶ちません。

さあいよよ道の駅に入ってみましょう。
ごらんのように、産直の野菜類が所狭しと並べられていますね。

奈良県の名産である柿をなど、果物類も盛りだくさんです。
奥に入ると、特産品売り場や、木材販売所などがあります。

お隣には平屋建ての建物がありますが、こちらにも産直野菜や、卵などたくさんあるので見落とさないように。

それでは、次はレストランときんに行ってみましょう。

こちらは戸津川しめじ蕎麦です。
一つ一つにメッセージカードが付いてくるのが、ほっこりとさせてくれますね。

こちらはおにぎりと豚汁のセットです。
豚汁の豚肉や野菜も地のものなのでしょう。

こちらは大和ポークのソースカツ重です。
奈良の有名な豚肉である大和ポーク。
このレストランときんでは、ぜひとも味わっておきたい一品です。

いかがだったでしょうか。
今回は奈良県の道の駅について紹介してきました。
奈良県には他にも多数の道の駅がありますが、どこも見どころが多く非常に人気の高い道の駅がほとんどです。
旅の目的地としてもぴったりな奈良県の道の駅で、週末はゆったりすごしてみませんか。