日本各地様々な温泉地がありますが、奈良県にも数々の温泉地があります。
有名なところだけでも30か所を越えるほどある奈良県の温泉地。
それらのすべてを巡ってみたいものですよね。
有名なところであると、
十津川温泉
かしはらの湯
吉野温泉
信貴山温泉
奈良健康ランドの大和温泉
などなど。
調べてみると数多くの温泉地があることがわかります。
そんな奈良県の温泉地の中でも、トップクラスに有名な温泉地が今回紹介している洞川温泉です。
どうがわ?
ではなく、
どろがわ
と読みます。
洞川温泉は奈良県吉野郡の天川村。
かつて大和国と呼ばれていた場所にある温泉なのです。
この温泉地なのですが、歴史ある温泉旅館がまだまだ現役で軒を連ねる温泉街となっています。
そこには数々の土産物屋や、観光スポットも集まっており、多くの人々に利用されている場所となっています。
これまでに当ブログでも紹介してきた、五代松鍾乳洞やごろごろ水の採水場などもこの近辺にある観光地です。
今回はこの洞川温泉について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
奈良県に関する記事です。













洞川(どろがわ)温泉
奈良県吉野郡天川村。
そこには大峰山や山上ヶ岳、稲村ヶ岳といった登山口となる高地の山里があります。
ここは洞川(どろがわ)温泉といい、奈良県の中でも最もと言っていいほどの有名温泉地です。
ここは先にも述べたような山々の登山口となっているところであるため、古くから多くの人々が行き交う場所だったのです。
この中でも大峰山は女人禁制(※なんと今でも!!)の修験の場であり、そこを目指す修験者たちや、参詣者たちがひと時の休息を得られる門前町として、かなりの賑わいを見せていたのだそうです。
そういった歴史的な経緯があって、温泉街が出来上がったのですね。
現在でも純和風の木造でできた旅館や民宿などが何件も軒を連ねています。
また、参道にはお土産屋も立ち並び、この地域で古来から伝えられてきた医薬品である陀羅尼助丸を製造販売しているお店も立ち並んでいます。
このように一大温泉郷を形成している洞川温泉ですが、ここを訪れてきた訪問者たちが気軽に温泉を楽しめるように、村営の洞川温泉センターも設けられています。
吉野杉をふんだんに使った何とも落ち着く温泉施設であり、内湯と露天風呂とが設けられているのです。
この周囲には多くの観光地があります。
当ブログでも紹介した五代松鍾乳洞や、ごろごろ水の採水場、フォレスト・イン洞川キャンプ場も近隣2kmほどの場所にあります。
他にも面不動鍾乳洞や、大峰山の入り口である女人結界門も4kmほどの場所にあり、車で訪れると多くの観光スポットを巡ることができてしまうのです。
しかし、冬期は注意が必要です。
標高約820m余りの高地にある場所であることから冬期の間は厳しい寒さに襲われることから、まさしくその環境そのものが修験そのものになる厳しい環境なのです。
アクセス
近鉄下市口駅からバスで約1時間、洞川温泉停車場で下車すると到着です。
洞川(どろがわ)温泉へ行ってみた
それでは、洞川(どろがわ)温泉へと行ってみましょう。
山上川に沿って数百メートルの規模で様々な施設が立ち並ぶ洞川温泉郷。
様々な旅館や民宿、土産屋などが軒を連ね、この辺りに訪れると一気に温泉街の雰囲気で溢れます。
ただし、今回は写真の掲載はありません。
その洞川温泉郷の中でも最も南の端にあるのが、村営で経営されている洞川温泉センターです。

同じく村営の広い駐車場に車を停めて、目指すは吉野杉でできた素朴な雰囲気をもつ施設、洞川温泉センターです。
洞川温泉の泉質は、弱アルカリ性単純泉、無色透明の温泉です。
神経痛や筋肉痛をはじめ、関節痛や消化器病、冷え症といった様々な効能があるといわれており、訪れる人々が後を絶ちません。
大人は700円で、子どもは200円で入浴することができます。
水曜日は毎週定休日なので注意が必要です。
中では内湯と露天風呂のどちらも楽しむことができ、小さいですが休憩スペースも設けられています。
ただ、それほど大きな施設内ではないので、多くの人々が殺到するとなかなかに込み合うかもしれません。
いかがだったでしょうか。
今回は写真を掲載していませんが、立派な温泉街があることからお土産散策がこの洞川温泉では楽しむことができます。
奈良県の名産が数多く手に入るので、時間を忘れてお土産散策ができることでしょう。
歴史と由緒ある伝統的な温泉街を気軽に楽しんでみませんか。