1023【大阪紀行】大阪九条の殿堂入りも果たした有名カレー店『アアベルカレー』

創作カレー巡り(Curry)
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スパイスカレーの聖地になりつつある大阪。
あまりにもたくさんのスパイスカレー店がしのぎを削る大阪の地では、栄枯盛衰も激しい土地となっているのです。
そんな激戦区で残っていくというのは非常に難しいことなのですが、この大阪で生き残るということは、それだけでも光り輝くスパイスカレーの殿堂店だということでもあるのです。

今回紹介しているスパイスカレー店は、数ある大阪のスパイスカレー店の中でも殿堂入りしているスパイスカレー店の一つです。
その店のある場所は大阪の九条
実は隠れたスパイスカレーの名店が多いこの九条にあって、さらにその中でもトップの地位を誇るほどのお店なのです。
そのお店とは、アアベルカレーと言います。
かの有名なスパイスカレー雑誌である『究極のカレー』でも殿堂入りしているこのお店。
駅前のビル内の一室にあるこじんまりとしたお店ではありますが、そこから発信されるスパイスカレーはもはや伝説といっても過言ではないほどなのです。

今回はこのスパイスカレーの殿堂入り店であるアアベルカレーについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • スパイスカレーの名店が集まる九条にあって、誰もが一度は訪れたい店 アアベルカレーでスパイスカレーを味わおう。

大阪のカレー店の記事です。

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アアベルカレー

アアベルカレーは大阪の九条にあるスパイスカレー店です。
数年前までは大阪玉造で間借りカレー店として営業していた店舗ですが、満を持してこの九条に独立店舗を構えて営業を開始するに至ったスパイスカレー店なのです。
しかし、アアベルカレーにありつけるのは平日火曜~金曜の12時から15時という限られた時間のみ。
これはなかなか訪れるのが難しいといっても過言ではないかもしれませんね。

スパイスカレーの種類も数あれど、アアベルカレーのスパイスカレーはワンプレートの上にカレーだけではなく、付け合わせがたくさん乗せられ、様々な味を楽しめる一枚となっています。
それもそのはずで、実施にインドまで赴きスパイスやインドならではの付け合わせを研究してきた自信作なのだそうです。
カレーそのままで食べるもよし。
カレーと共に乗ったおかずから食べるもよし。
それらをしっかりと混ぜ合わせて食べたりもよし。
どのように食べるかは食べる人の自由。
ワンプレートで何通りもの味を楽しむことができるのです。

何しろこのアアベルカレーですが、究極のカレーで総合グランプリを獲得し、殿堂入りも果たしているスパイスカレー店なのです。

メニューのメインはアアベルチキンカレーです。
こちらはいつもメニューとして提供されており、それに加えて週替わりのカレーが提供されています。
アアベルチキンカレーか、アアベルチキンカレーと週替わりカレーのあいがけ
どちらをえらんでも大満足の一品となりそうです。
週替わりカレーについては、なかなか他では見られないような魚介類を使ったカレーがよく提供されているようです。

アクセス

地下鉄中央線九条駅から徒歩1分です。

アアベルカレーに行ってみた

それでは、アアベルカレーに行ってみましょう。

地下鉄九条駅の目の前。
阪神九条駅からも、駅を出てすぐお隣に、アアベルカレーの入るフジイエステートビルがあります。

1階にもこのような看板が出ているので、すぐにわかることでしょう。
3階に店舗があります。
がんばってそこまでは登りましょう。

ビルの中なのにこのおしゃれな外観。
さあ、アアベルカレーに入ってみましょう。

平日は比較的あいているようです。
訪れたのが平日の昼前だったのですが、1/3ぐらい言う待っている感じでした。
メニューを見てみると、基本のアアベルチキンカレーか、週替わりカレーとの2種盛りとから選ぶことができます。(この日の日替わりが何だったかは忘れましたが、魚貝系のスパイスカレーだったと思います。)
スパイスカレーには、ダル(豆のスープ)、カチュンバル(インド風サラダ)、ライタ(ヨーグルトサラダ)、アチャール(インドの漬物)、パパド(インドの豆チップス)は基本で添えられています。
それにトッピングして、本日のアチャールや、スパイスたまごも加えることができます。

大盛りはご飯だけではなく、ルーも大盛りになるようなのでお買い得ですね。

そしてこちらがアアベルチキンカレーにスパイスたまごをトッピングしたものです。
一皿にいろいろ盛り付けされるスタイルは、インドやネパールなどでよく見られるスタイルですね。

そしてそのお味は、スパイスの味がしっかり感じられる、スパイス好きにはたまらないお味です。
そして何よりも、付け合わせのダル・カチュンバル・ライタ・アチャール・パパドがお皿の上にてんこ盛りなので、これらとルーとを混ぜ合わせることで一皿でいろいろなお味が楽しめる一品となっているのです。
さらにはお店の人が一押しだったスパイスたまごもしっかりと味付けされていてお勧めに反しないお味でした。
さすが殿堂入り店。予想のさらに上をいく名店でした。

日替わりを今回は楽しまなかったこともあるので、次回はそちらも試しに行ってみたいと思います。

いかがだったでしょうか。
本当に奥が深い大阪のスパイスカレー事情。
まだまだ知らないようなお店がたくさん埋もれているのが今の大阪スパイスカレー探索の楽しみの一つなのかもしれませんね。
四国のうどんめぐりのようにスパイスカレーはハシゴをするのが難しい所もあるので、その日の一品に狙いを定めて、今日の昼はスパイスカレーに行ってみませんか。