食欲をそそるカレー。
あの香りをかぐと、即座に脳内に素晴らしいカレーのイメージが広がりますね。
その香りのベースであるのは以前も紹介したクミンですね。
では、その極得な見た目と色のベースになっているものはなんでしょうか。
それは、ターメリックと呼ばれるスパイスです。
ウコンとも呼ばれていますね。
このクミンとターメリック、これにコリアンダーを加えた三大スパイスを用いると、なんとスパイスカレーが簡単に作れてしまうのです。
それほど実は日本人の生活にも浸透してきているターメリック。
また、肝機能を増進するといわれているため、二日酔い対策として様々なドリンクが販売されているほど、その効果も大きなスパイスなのです。
ではこのターメリックですが、どのように作られているのでしょうか。
あの独特なまっ黄色の色をしたターメリックとはもとはどのような状態で自然界に存在しているのでしょうか。
今回はこの、私たちの非常に身近になってきたスパイスの一つであるターメリックについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
ターメリック

ターメリックは、ウコンとも呼ばれるスパイスの一つです。
独特な土臭いような香りがするこのスパイスですが、主には料理に黄色い色付けをする際に活躍するスパイスとなっており、カレーには必ずと言っていいほど使われるスパイスの一つです。
カレーを作る際には様々なスパイスをアレンジして作られますが、その中でもこのターメリックとクミン、コリアンダーは必ずと言っていいほど用いられる三大スパイスとなっています。
ターメリックは鮮やかな黄色をしたスパイスですが、カレーだけではなく様々な料理に用いられます。
スパイスカレーをはじめとして、ターメリックライスに用いられますね。
また、魚や肉、野菜やコメなどどんな素材とも相性がいいため、炒め物などにもよく使われています。
東南アジアなどに行くと、このターメリックと共に炒めた料理をよく見かけますね。
また意外なところで、日本の漬物たくあんの色付けにも使われているそうです。
そんなターメリックですが、元々はインドが原産のスパイスです。
現在でもインドが最大の生産地ではあるものの、気候さえ生育に適していれば他の地域でも生産することができます。
そのため、東南アジアの国々中国や台湾などでも栽培されており、日本でも栽培可能なのだそうです。
日本に伝わってきたのは江戸時代のころ。
比較的温暖な南の地方で栽培が行われています。
ターメリックは主に粉末状になっていることが多いので元々はどのようなものかを見たことがない人も多いかと思いますが、見た目はしょうがそのものです。
しかし、ショウガのような香りや味はなく、どちらかというと土臭く、食欲をそそるようなものではありません。
切って中を見てみると、鮮やかな黄色い色をしており、これが料理の色付けの元となるのです。
この収穫されたターメリックを煮込んで乾燥させ、粉末状にしたものが我々の良く見かけるターメリックなのですね。
最近では、どこのスーパーのスパイスコーナーでも必ず置いてあるターメリック。
非常に身近にあるスパイスの一つともなっているのです。

ターメリックを語るうえで欠かせないのがターメリックの薬効です。
ターメリック=ウコンが入っていることをうたった、二日酔い抑止の製品をよく見かけるのではないでしょうか?
それは、ターメリックは肝機能の強化や食欲増進などの働きをもつということから利用されているのです。
また、糖尿病や高血圧症といった病気の予防効果もあるといわれており、古くから薬用としても利用されてきました。
しかし、体に良いからといって摂りすぎるのは何でも毒になってしまいます。
このターメリックも同じくであり、肝臓に効くからといって摂取しすぎると逆に肝障害につながったり、妊婦へは服用しないようにしたりと、その利用については注意が必要なところがあることも確かです。
しかし、適量且つ最適な症例を見極めて利用することについては何ら問題はないでしょう。
何事もほどほどが一番ということですね。
上手にターメリックを利用して、健康的な生活を手に入れましょう。

いかがだったでしょうか。
数あるスパイスの中でも私たちの生活の身近にあるといっても過言ではないターメリック。
あたりまえにあるものこそ、しっかりとそれがどういったものかを見極めることによって、新しい発見があったりするものです。
日本以上に暖かい国々では、このターメリックを用いた様々な料理が存在します。
ターメリックを日常の食生活に上手に取り入れていきたいものですね。