1041【奈良紀行】奈良県黒滝村の入り口、なぜかこの辺りにに使わない建物が特徴の『道の駅 吉野路黒滝』

近畿地方(Kinki)
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奈良県の吉野郡黒滝村
山奥深く、のどかな道が続く中に、この場所とは少しイメージが異なる建物が目に入ってきます。
黒滝村の入り口の場所に設けられたこの建物なのですが、実は道の駅なのです。
イメージが違うというのも納得であり、この建物は北欧の民家をイメージして造られたものなのだそうです。

そして、建物が特徴であるだけではなく、ここにしかない施設も設けられているのです。
なんといってもこの黒滝村。
コンビニエンスストアがないんです。



一軒も・・・。
そんな村の中で唯一コンビニエンスストアがあるのがこの道の駅 吉野路黒滝なのです。
そしてもちろん村野特産品を販売する物産販売所も。
さらには、大自然を生かして、キャンプやバーベキュー、川遊びなど、遊べる拠点としても申し分ないこの道の駅。
今回はこの道の駅 吉野路黒滝について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • あれ??ここは奈良だよね??北欧と見間違えてしまいそうな建物の中に、魅力が詰まった道の駅 吉野路黒滝に行ってみよう。

奈良県に関する記事です。

1056【奈良紀行】川遊びも存分に楽しめる老舗のキャンプ場『ごりょう橋キャンプ場』
和歌山は九度山町。高野山を開いた空海が、この九度山に住んでいた母に、月に9度会いに来ていたことからその名前がついた町です。また、戦国の時代には、真田昌幸・幸村親子が、関ヶ原の戦いの後幽閉された町としても有名です。そんな自然あふれる町の山間部に、60年以上続く老舗キャンプ場があります。つい最近まではどーむびれっじと呼ばれていたキャンプ場なのですが、現在はごりょう橋キャンプ場といいます。
1038【奈良紀行】令和の現在になっても、この先の参道は女性は入ることができない『大峰山 女人結界門』
このご時世で!!?たしかに、この女人禁制の場は、多くの物議をよんだものであるのだそうです。しかし、受け継がれてきた宗教的理由から今もなお女性は立ち入ることができなくなっています。そんな女性がそれより先まで立ち入ることができない結界の部分にあるものが設置されています。それが大峰山 女人結界門といいます。
1033【奈良紀行】テントサイトだけではなく、バンガローでも自然を感じられる『フォレスト・イン洞川キャンプ場』
奈良県の天川村。自然から歴史的なものまで様々な楽しみ方があるこの場所に、老舗的なキャンプ場があります。そのキャンプ場とは、フォレスト・イン洞川キャンプ場といいます。奈良の奥地にあるこの天川村のキャンプ場。何といってもあふれるばかりの星空を楽しみ、これまた有名な湧き水で食事を作り。キャンプ前後には様々な観光名所を楽しむ。一粒でなんどでもおいしいようなキャンプ所なのです。
1031【奈良紀行】赤井五代松翁が生涯をかけて開拓した鍾乳洞『五代松(ごよまつ)鍾乳洞』
奈良県の天川村というと、美しい自然と共に数々の観光スポットが集まっている場所でもあります。これまでも紹介してきた洞川温泉をはじめ、キャンプやハイキングにもピッタリな場所ということで、多くの人々から親しまれている場所です。そんな天川村には、自然がつくりだした神秘的な観光地があるのです。それが鍾乳洞なのです。
1022【奈良紀行】大峯山の登山口にあり、数々の登山者の疲労回復に利用された『洞川(どろがわ)温泉』
洞川温泉は奈良県吉野郡の天川村。かつて大和国と呼ばれていた場所にある温泉なのです。この温泉地なのですが、歴史ある温泉旅館がまだまだ現役で軒を連ねる温泉街となっています。そこには数々の土産物屋や、観光スポットも集まっており、多くの人々に利用されている場所となっています。
1019【奈良紀行】この水を求める人がひっきりなしにやってくる。五代松鍾乳洞モノレール前乗り場にある『ごろごろ水』
奈良県吉野郡、天川村にある洞川(どろがわ)温泉。雰囲気の良い温泉郷を抜け、大峰山の登山口に至る参道沿いに、以前紹介した五代松鍾乳洞へ行くためのモノレールがあります。このモノレール乗り場の目の前には、多くの人々がひっきりなしに訪れる場所があります。よくよく見てみると、車で乗りいれてきて、多くの人々はポリタンクを大量に持ち込んでいます。ここは湧水の採水所なのです。
1017【奈良紀行】あれ??ここが寺??素晴らしいバラ園がある奈良のお寺『霊山寺』
奈良県のお寺の中で、今回紹介しているお寺もまあ規模が大きいお寺です。そのお寺の名前を霊山寺(りょうせんじ)といいます。このお寺、非常に規模が大きいのもそうなのですが、個々がお寺であることに似つかわしくないとある施設があることでも有名なのです。
1010【奈良紀行】びっくりするほどの傾斜の中をゆっくりと進む『五代松(ごよまつ)鍾乳洞モノレール』
ごろごろ水の採水場の前にあるのが、五代松鍾乳洞と呼ばれる鍾乳洞です。この2つの鍾乳洞ですが、隣接している道路から、険しい斜面を登って行って初めて探索することができる鍾乳洞です。そのような立地のため、どちらの鍾乳洞にもその斜面をグイグイ登っていってくれるモノレールが備え付けられているのです。
994【奈良紀行】紅葉も美しく、一般公募で決まった"まほろば湖"をかかえる『初瀬(はせ)ダム』
今回は奈良県にあるダムの記事です。奈良県桜井市にあるダム、初瀬(はせ)ダムは、最終的に大阪を通り、大阪湾に流れ込む大和川の上流部に建設されたダムとなっています。このダムが設けられたのは、多目的用途のために造られたダムとなっており、建造されてから45年以上人々の生活を支え続けています。
966【奈良紀行】大迫力の放水の様子を下から見上げることができる『天理ダム』
大迫力のダムを下から見上げたいなあ。日本国内にダムは数あれど、間近にしたから見上げられるようなダムというものもそうあるわけではありません。ところがあるところにはあるものです。今回紹介している天理ダムは、奈良県の天理市にあるダムです。
945【奈良紀行】農業用貯水のために作られた大和川水系のダム『白川ダム』
ダムには様々な理由があって作られます。今回紹介している奈良県にある白川ダムもこういった目的をもって造られたダムです。このダムは、元々の用途に加えて、新たな用途を付け加えるために改良工事が行われて現在の形に至っているダムとなっています。
926【奈良紀行】大和川水系のダム。奈良市街からすぐそばにある『岩井川ダム』
奈良の市街地からわずか2km弱。奈良の街を間近で守るためのダムがあります。そのダムとは、岩井川ダムといいます。まだ完成して20年も経っていない比較的新しいダムなので、そのコンクリートの外観も非常に美しいダムとなっています。
910【奈良紀行】奈良でもやります、ダムシリーズ。初回はこちら『布目ダム』
奈良県奈良市。中心部である奈良駅から東に15kmほどの場所にあるのが今回紹介している布目ダムです。淀川水系の木津川につながる布目川に設けられたダムであり、木津川上流ダム群の中では、竣工から30年ほどとまだ比較的新しい部類のダムです。増え続けていた関西圏の水需要を満たすために非常に重要な拠点にあるダムなのです。
889【京都紀行】淀川につながる名張川・木津川の境にあるアーチ型ダム『高山ダム』
今回は京都の南にあるとあるダムについてです。京都でも広大なお茶の産地の京都府南山城村。素朴なお茶畑と、シイタケで有名なこの村には、1968年に巨大なダムが建設されました。そのダムは高山ダムといいます。

道の駅 吉野路黒滝

道の駅 吉野路黒滝は、奈良県の吉野郡黒滝村にある道の駅です。
のどかな山々の風景が広がるこの地域の中に突如西洋風の建物が姿を現します。
これこそが道の駅 吉野路黒滝なのです。
道の駅ですので24時間利用できるトイレや休憩コーナー、トイレや攻守電話などの設備はもちろん、地元活性化のために設けられた情報コーナーや観光案内所。
芝生公園や親水公園といったふれあいの場所も設けられています。
真っ赤な屋根の北欧の民家をイメージしたおしゃれな建物と、豊かな自然環境の中で楽しむことができるアウトドアアクティビティが訪れる人々を楽しませてくれるのです。
近場の川の水は非常にきれいであり、浅瀬であることから小さな家族連れが週末になると訪れて楽しむことができる場所でもあるのです。

もちろんそれだけではありませんね。
道の駅といえばそれぞれの場所で特色ある施設が併設されているのがもはやお決まりになってきています。
この道の駅 吉野路黒滝でももちろんありますよ。
ここでは、それらを紹介する前に、この道の駅ではここにあるコンビニエンスストア ヤマザキYショップが重宝されます。
コンビニ・・・??
と思うかもしれませんが、この黒滝村の中で唯一のコンビニがこの道の駅にあるのです。
そうなると、神々しい存在のコンビニですらあるのです。
それ以外にもレストランや物産館などもありますが、なんといってもこの道の駅を訪れて最初に目に入ってくるのは屋台の数々でしょう。

フードテラスと名付けられたこの場所では、屋台やコンビニで買った商品を、飲食用テントの下で食べることができてしまうのです。
そんな屋台で販売されているものの中には次のようなものがあります。

アマゴやニジマス、小鮎といった川魚のから揚げやてんぷら。
大和牛のコロッケやもつ煮込み。
イノシシ肉を使ったイノシシコロッケや、猪肉の串焼き、ぼたん餃子。
特産のキノコ類を使った、キノコ知るやシイタケフライ、マイタケのてんぷら。
さらには焼き餅や、中部地方では有名な五平餅等々。
一般的な食べ物もある中で、なかなか地元のクセの強いラインナップも入っていますね。
一度は試してみたいものも多くあるのではないでしょうか。
そういった見どころたくさんのフードテラスは、いつもたくさんの人でにぎわう場所になっているのです。

また、レストラン関係もここにはあります。
奈良県の名産である柿の葉寿司をはじめとした豊富な寿司メニューが楽しめる谷本商店
こちらでは柿の葉寿司のテイクアウトも楽しめるようです。
ゆっくりと店内で食事を楽しみたいときはこちらもいいかもしれませんね。

忘れてはならないのがおみやげ物です。
道の駅内に設けられた黒滝こんにゃくよもぎの里では、っ地元でとれた新鮮な農産物や加工品などが盛りだくさん。
また、地元の名物でもある手作りのこんにゃくもこちらではたのしむことができます。
よーく味のしみ込んだ串こんにゃくは、絶品なのだとか。
この串こんにゃくを求めてわざわざ遠方からやってくる人もいるほどの人気商品なのだそうです。
素朴な美味しいものなどをお土産に持ち帰りたいときはぜひとも立ち寄っておきたいところですね。

これだけ魅力たくさんの道の駅 吉野路黒滝。
しかし、規模はそれほど大きくはありません。
50台規模の普通車用の駐車スペースをもつ道の駅であるため、もしかすると少し入るまでに待たなければいけないというようなこともあるかもしれません。

黒滝村はこの道の駅を拠点にして、、近隣には宿泊施設や温泉地などが数多くあります。
この道の駅でしっかりと情報収集をして、いざ黒滝村散策に赴きたいですね。

アクセス

近鉄吉野線下市口駅から南に10kmほどところにあります。

道の駅 吉野路黒滝へ行ってみた

それでは、道の駅 吉野路黒滝に行ってみましょう。

あいにくの雨でしたが、まあまあの人の入りでした。

こちらが吉野路黒滝名物のフードテラスですね。
ほんと、かなりの種類のメニューが屋台で用意されています。
ここを訪れる人の楽しみの一つなのでしょうね。

いかがだったでしょうか。
黒滝村の入り口にあるこの道の駅は、ここから先の道へと入っていく際には必ずと言っていいほどお世話になる道の駅ではないでしょうか。
そんなほっと一息つくことができるこの道の駅。
ここでしか食べることができないご当地グルメを求めて、この山奥まで分け入ってみてはいかがでしょうか。