今回は兵庫県の丹波篠山市にあるダムです。
ダムと聞くと深い山奥の中にある、そびえたつようなダム。
そんなこれぞダムというようなものをイメージするかもしれませんが、今回紹介しているダムを見に行くときにそのようなダムをイメージしていくと、あれ?となるかもしれません。
そんなダムの名前を川代(かわしろ)ダムといいます。
ダムというよりかは堰(せき)じゃないのか?
という気もしますが、ダムと言われているのでダムなのでしょう。
この川代ダムですが、篠山川に造られたダムであり、その立地を見てみると驚くほど町中にあるダムなのです。
そのため訪問は非常にしやすい場所ですね。
さらに、大きな上りがあるわけではないのです、ついで寄りが簡単にできてしまうダムなのです。
もちろん、ダムと名が付きますので、ここでももらえますよ、ダムカードが。
周辺には大きな公園や歴史的な史跡の数々。
また、高速のICも近いため、アクセス抜群のこの川代ダム。
今回はこの丹波篠山市にある川代ダムを紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
兵庫北部に関する記事です。








川代(かわしろ)ダム
川代(かわしろ)ダムは、兵庫県丹波篠山市にあるダムです。
この地域を流れる篠山川に設けられたダムであり、この篠山川は、およそ25kmほど西に流れたところで加古川へと合流していきます。
この川代ダムが設けられた理由ですが、主な理由としては、兵庫県の播磨地区や北神戸地域に安定して農業用水を供給するためという理由が一つです。
そして、東条川流域部、東播内陸部、東播臨海部、加古川下流域といった地域への水道用水を供給する目的もあります。
そういった理由から、川代ダムから南にある大川瀬ダムや、さらにその南にある呑吐ダムといったダムと共に建設されました。
このダムなのですが、ダムという名前にはなっていますがどちらかという堰(せき)のように見えます。
実際、河川法上は堰となっているのだそうです。
なお、堰とは、河川の流水を制限するために下線を横断して設けられているダム以外の施設ということです。
堰はダムとは異なって、堤防の機能は有していないという特徴があり、川代ダムのようにコンクリート造の物もあれば、単純に石を積んだだけで造られたようなものも堰と呼ばれています。
山奥にあるダムなどと比べるとそスケールはそれほど大きくはなく、堤の長さが約95m。
堤の高さは9mhほどのゲート式ダムでしかありません。
しかし、総貯水量は128万立方メートルとその役割をしっかりと果たしており、流域の生活を支えています。
ダムの上端である天端の上を渡ることができ、そこからは川代ダムの様子を間近に見ることができます。
ダムを通じて常に流れ込む様子は、大迫力というわけではありませんが、落ち着いた感じで見ることができますね。
川代ダムではもちろんのことながらダムカードをもらうことができます。
ダムのすぐそばにある管理所でもらうことができます。
365日24時間対応してもらえるようはあるのですが、もちろんですが常識的な時間内に訪れるようにはしたいものですね。
なお、郵送対応は行っていないので、川代ダムのダムカードが欲しい人は、がんばってここまで訪問しに来てください。
川代ダム周辺にあるものとしては、ダムのすぐ南に、丹波並木道中央公園というかなり大きな公園があります。
また、川代ダムのすぐ上流には一ノ瀬橋という橋があります。
この橋は、メロディー・ブリッジと呼ばれており、箸の片側に約80の鉄筋音板が設けられています。
この音板を備え付けられているマレットで順番に叩いていくと、この地域にちなんだメロディーがなり引くのだそうです。
なお、この一ノ瀬橋からは川代ダムの全景がよく見えるようになっています。
アクセス
JR福知山線の丹波大山駅から1km北西に歩いていったところにあります。
川代(かわしろ)ダムに行ってみた
それでは、川代(かわしろ)ダムに行ってみましょう。

ふだんダム巡りとなると、山奥深くまで上りの道が続くのですが、この川代ダムは町中から平坦な道を進んでいくとたどりつきます。
そして、あっという間に川代ダムに到着です。

こちらが川代ダムです。
これってダム??
と思う感じもわかります。

ダムの諸元表です。

ダム沿いすぐの場所には管理所があります。
こちらでダムカードはゲットできます。
重厚なゲートがあるのですが、カギはあいていますので、そこを開けて入っていきます。
年中無休でカードは配布しているそうなのでありがたいですね。
いかがだったでしょうか。
数々ダム巡りはしてきましたが、これほど街中で気軽に行けるダムというのもなかなか珍しいのではないかと思います。
ダム巡りをした後は、丹波篠山の市内を散策と、非常に楽しみの多い地域した。