奈良県にも素敵なスパイスカレーを提供するお店が増えてきましたね。
特に奈良県内でも奈良駅周辺などにそういった店舗が増えてきていますが、それ以外にも県内に点在しているような感じがあります。
今回紹介しているスパイスカレー店は、スパイスカレーも取り扱っているのですが、ここのメインは”薬膳料理“なのです。
薬膳といえば漢方など。
漢方といえばスパイス!
つまり、スパイスカレー!となるわけで。
ところでこのスパイスカレー店なのですが、普通あまりないような立地で営業が行われています。
その場所とは、お寺の敷地内なのです。
以前当ブログでも紹介した、奈良県の霊山寺。
この敷地内にあるのが今回紹介している薬膳カフェ 花美津姫(はなみずき)なのです。
このお店なのですが、霊山寺の入り口に位置しており、お寺の静かな風景や、霊山寺名物のバラ園を遠くに眺めることができる立地にあり、非常に落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる店となっているのです。
スパイスカレーとお寺。
スパイスカレーと美しい光景。
なんだか、これまでに見てきたスパイスカレー店とは一線を画していますね。
今回はこのスパイスカレーのお店、薬膳カフェ 花美津姫について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
奈良県に関する記事です。









薬膳カフェ 花美津姫(はなみずき)
薬膳カフェ 花美津姫は(はなみずき)、奈良県奈良市にある霊山寺の敷地内にあるレストランカフェです。
元々は仙人亭と呼ばれていた場所でした。
そんな仙人亭がリニューアルされ、薬膳カフェ 花美津姫としてリニューアルオープンされたのが2020年のことでした。
開店直後からコロナ禍に見舞われたわけではありますが、体に優しい薬膳を全面的に押し出したカフェレストランとしてオープンし、厳しい時期も乗り越えて現在に至っています。
コンセプトはオープン当時から変わらず、こだわりの薬膳料理と地産地消の食材を用いたメニューの数々は、訪れた人を必ず満足させるできなのです。
薬膳カフェという名前からもわかるように、そのメニューは健康を意識した薬膳メニューが取り揃えられています。
そんな薬膳推しのカフェレストランなのですが、薬膳といえば実はそれらは漢方であり、スパイスのことです。
となると、そこから思い浮かべられるのはスパイスカレーではないでしょうか。
そして、あるのです、この薬膳カフェ 花美津姫にはスパイスカレーが!
そんな名物スパイスカレーが僊那(せんな)さまカレーといいます。
菩提僊那の名が付くこのカレー。
この人物とは、インドから日本に渡来し、東大寺大仏の開眼供養の大導師であるボディーセーナのことなのです。
そんな偉大な僧の名を冠したこのカレー。
どらほどありがたいお味がするのか気になりませんか?
薬膳カフェ 花美津姫の店内からは、大きな窓を通して霊仙寺の静かなたたずまいや、遠くに見える美しいバラ園など、心落ち着かせながら、体に良い食事をゆったりと楽しむことができます。
この風景を楽しむことだけでも、ここまで訪れる価値ありなカフェレストランなのですよ。
アクセス
近鉄大阪線富雄駅から南に3kmほどのところにあります。
薬膳カフェ 花美津姫へ行ってみた
それでは、薬膳カフェ 花美津姫(はなみずき)へ行ってみましょう。

霊山寺の入り口のすぐ横に、古い趣のある建物があります。
こちらが薬膳カフェ 花美津姫なのです。
元々は、霊山寺仙人亭として営業されていたようです。

この坂道を上っていくあたり、いい雰囲気だと思いませんか??
その先にある薬膳カフェ 花美津姫に入ってみると、お店の広さにびっくりするかもしれません。
お店の大きな窓側からは、霊山寺の入り口が見え、その奥に霊山寺名物のバラ園も少しですが見えるようになっています。

こちらが、薬膳カフェ 花美津姫のメニューです。
ちょうど訪れたのがランチの時間だったので、ランチメニューです。
薬膳カフェというだけあって、そのメニューも非常に体によさそうなメニューが並んでいます。
・薬膳スープ
・薬膳天ぷら
・スッポンラーメン
・薬膳釜揚げ蕎麦
・薬全粥
などなど。
それ以外にも、低糖質ダイエットメニューや、ご飯も玄米であったり、霊山寺特製の生七味が添えられていたりなど、かなりこだわったメニューが盛りだくさんです。
その中に位置しているのがこの薬膳カフェ 花美津姫のスパイスカレー、僊那(せんな)さまカレーです。
この僊那(せんな)さま、というのは、本堂にある菩提僊那像のことであり、奈良時代に渡来してきた僧、ボディーセーナ=菩提僊那のことを表している像なのです。

なお、薬膳”カフェ”なので、カフェメニューももちろんあります。
こちらにも薬カフェらしく膳、薬膳茶や薬膳紅茶などの薬膳推し。
さらには、光師さんコーヒーという、砂糖とフレッシュを入れない硬派なコーヒーも用意されています。
アルコールメニューも用意されているのも特徴ですね。

そしてこちらが僊那(せんな)さまカレーです。
黒米にじっくり煮込まれたカレーがかかっています。
健康に良い薬膳メニューのこのカレー。
スパイスそのものが薬膳ではありますが、お寺のカフェで食べるスパイスカレーはまた違った惟意味で格別なお味です。
非常に上品に食べることができるスパイスカレーですね。

なお、薬膳カフェ 花美津姫のすぐお隣には、薬師茹湯殿という銭湯があります。
こちらでは代々伝わってきた薬草風呂に入ることができ、1300年以上もの歴史があると伝えられ提案す。
スパイスカレーを堪能してからは、天然成分のみが用いられた湯殿で疲労回復。
良い休日の使い方ができそうですよね。
いかがだったでしょうか。
お寺といってもいろいろなお寺があるのですね。
特にこの奈良県の霊山寺は、広大なお寺の敷地内に様々な施設があるだけではなく、お寺に似つかわしくないバラ園や、この薬膳カフェのように、少しお寺とは異なった楽しみ方ができそうなお寺ですよね。
休みの日にちょっとした時間があれば、霊山寺に向かって、観光から食まで楽しんでみたいものですね。