1056【奈良紀行】川遊びも存分に楽しめる老舗のキャンプ場『ごりょう橋キャンプ場』

近畿地方(Kinki)
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和歌山は九度山町
高野山を開いた空海が、この九度山に住んでいた母に、月に9度会いに来ていたことからその名前がついた町です。
また、戦国の時代には、真田昌幸・幸村親子が、関ヶ原の戦いの後幽閉された町としても有名です。
そんな自然あふれる町の山間部に、60年以上続く老舗キャンプ場があります。
つい最近まではどーむびれっじと呼ばれていたキャンプ場なのですが、現在はごりょう橋キャンプ場といいます。

高野山の麓を流れる静かで美しい玉川峡、そしてそこにかかる1本の赤い橋。
その橋を越えたところに、雰囲気の良いバンガローが立ち並ぶこのキャンプ場。
自然いっぱいのこのキャンプ場では、BBQに勤しむ人もいれば、すぐそばで川遊びを楽しむ親子連れ。
夜になると満天の星空の下で自然を楽しむ。
ここにやってくれば、都会の喧騒を忘れて、非日常の世界が待っているのです。

もはやこの周辺でも老舗のキャンプ場なので、シーズンになればいつも多くの人でにぎわうこのキャンプ場。九度山近隣でキャンプをしたいときには真っ先に候補に挙がってくるキャンプ場なのではないでしょうか。

今回はこのごりょう橋キャンプ場について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 親子連れに大人気の自然いっぱいの中でキャンプを楽しめるごりょう橋キャンプ場に行ってみよう。

奈良県に関する記事です。

1041【奈良紀行】奈良県黒滝村の入り口、なぜかこの辺りにに使わない建物が特徴の『道の駅 吉野路黒滝』
建物が特徴であるだけではなく、ここにしかない施設も設けられているのです。なんといってもこの黒滝村。コンビニエンスストアがないんです。一軒も・・・。そんな村の中で唯一コンビニエンスストアがあるのがこの道の駅 吉野路黒滝なのです。そしてもちろん村野特産品を販売する物産販売所も。今回はこの道の駅 吉野路黒滝について紹介していきたいと思います。
1038【奈良紀行】令和の現在になっても、この先の参道は女性は入ることができない『大峰山 女人結界門』
このご時世で!!?たしかに、この女人禁制の場は、多くの物議をよんだものであるのだそうです。しかし、受け継がれてきた宗教的理由から今もなお女性は立ち入ることができなくなっています。そんな女性がそれより先まで立ち入ることができない結界の部分にあるものが設置されています。それが大峰山 女人結界門といいます。
1033【奈良紀行】テントサイトだけではなく、バンガローでも自然を感じられる『フォレスト・イン洞川キャンプ場』
奈良県の天川村。自然から歴史的なものまで様々な楽しみ方があるこの場所に、老舗的なキャンプ場があります。そのキャンプ場とは、フォレスト・イン洞川キャンプ場といいます。奈良の奥地にあるこの天川村のキャンプ場。何といってもあふれるばかりの星空を楽しみ、これまた有名な湧き水で食事を作り。キャンプ前後には様々な観光名所を楽しむ。一粒でなんどでもおいしいようなキャンプ所なのです。
1031【奈良紀行】赤井五代松翁が生涯をかけて開拓した鍾乳洞『五代松(ごよまつ)鍾乳洞』
奈良県の天川村というと、美しい自然と共に数々の観光スポットが集まっている場所でもあります。これまでも紹介してきた洞川温泉をはじめ、キャンプやハイキングにもピッタリな場所ということで、多くの人々から親しまれている場所です。そんな天川村には、自然がつくりだした神秘的な観光地があるのです。それが鍾乳洞なのです。
1022【奈良紀行】大峯山の登山口にあり、数々の登山者の疲労回復に利用された『洞川(どろがわ)温泉』
洞川温泉は奈良県吉野郡の天川村。かつて大和国と呼ばれていた場所にある温泉なのです。この温泉地なのですが、歴史ある温泉旅館がまだまだ現役で軒を連ねる温泉街となっています。そこには数々の土産物屋や、観光スポットも集まっており、多くの人々に利用されている場所となっています。
1019【奈良紀行】この水を求める人がひっきりなしにやってくる。五代松鍾乳洞モノレール前乗り場にある『ごろごろ水』
奈良県吉野郡、天川村にある洞川(どろがわ)温泉。雰囲気の良い温泉郷を抜け、大峰山の登山口に至る参道沿いに、以前紹介した五代松鍾乳洞へ行くためのモノレールがあります。このモノレール乗り場の目の前には、多くの人々がひっきりなしに訪れる場所があります。よくよく見てみると、車で乗りいれてきて、多くの人々はポリタンクを大量に持ち込んでいます。ここは湧水の採水所なのです。
1017【奈良紀行】あれ??ここが寺??素晴らしいバラ園がある奈良のお寺『霊山寺』
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1010【奈良紀行】びっくりするほどの傾斜の中をゆっくりと進む『五代松(ごよまつ)鍾乳洞モノレール』
ごろごろ水の採水場の前にあるのが、五代松鍾乳洞と呼ばれる鍾乳洞です。この2つの鍾乳洞ですが、隣接している道路から、険しい斜面を登って行って初めて探索することができる鍾乳洞です。そのような立地のため、どちらの鍾乳洞にもその斜面をグイグイ登っていってくれるモノレールが備え付けられているのです。
994【奈良紀行】紅葉も美しく、一般公募で決まった"まほろば湖"をかかえる『初瀬(はせ)ダム』
今回は奈良県にあるダムの記事です。奈良県桜井市にあるダム、初瀬(はせ)ダムは、最終的に大阪を通り、大阪湾に流れ込む大和川の上流部に建設されたダムとなっています。このダムが設けられたのは、多目的用途のために造られたダムとなっており、建造されてから45年以上人々の生活を支え続けています。
966【奈良紀行】大迫力の放水の様子を下から見上げることができる『天理ダム』
大迫力のダムを下から見上げたいなあ。日本国内にダムは数あれど、間近にしたから見上げられるようなダムというものもそうあるわけではありません。ところがあるところにはあるものです。今回紹介している天理ダムは、奈良県の天理市にあるダムです。
945【奈良紀行】農業用貯水のために作られた大和川水系のダム『白川ダム』
ダムには様々な理由があって作られます。今回紹介している奈良県にある白川ダムもこういった目的をもって造られたダムです。このダムは、元々の用途に加えて、新たな用途を付け加えるために改良工事が行われて現在の形に至っているダムとなっています。
926【奈良紀行】大和川水系のダム。奈良市街からすぐそばにある『岩井川ダム』
奈良の市街地からわずか2km弱。奈良の街を間近で守るためのダムがあります。そのダムとは、岩井川ダムといいます。まだ完成して20年も経っていない比較的新しいダムなので、そのコンクリートの外観も非常に美しいダムとなっています。
910【奈良紀行】奈良でもやります、ダムシリーズ。初回はこちら『布目ダム』
奈良県奈良市。中心部である奈良駅から東に15kmほどの場所にあるのが今回紹介している布目ダムです。淀川水系の木津川につながる布目川に設けられたダムであり、木津川上流ダム群の中では、竣工から30年ほどとまだ比較的新しい部類のダムです。増え続けていた関西圏の水需要を満たすために非常に重要な拠点にあるダムなのです。
889【京都紀行】淀川につながる名張川・木津川の境にあるアーチ型ダム『高山ダム』
今回は京都の南にあるとあるダムについてです。京都でも広大なお茶の産地の京都府南山城村。素朴なお茶畑と、シイタケで有名なこの村には、1968年に巨大なダムが建設されました。そのダムは高山ダムといいます。

ごりょう橋キャンプ場

ごりょう橋キャンプ場は、和歌山県伊都郡九度山町にあるキャンプ場です。
この地域にあるキャンプ場の中でも老舗的なキャンプ場であり、その名称は変更にはなっていますが、60年以上の歴史を誇るキャンプ場となっています。
2022年の5月からはこのごりょう橋キャンプ場として再オープンされており、一部の情報ではまだ以前の名前であるどーむびれっじとして紹介されているかもしれません。

その場所は、世界遺産でもある高野山のふもと
丹生川(にゅうがわ)沿い、玉川峡とも呼ばれている川のそばにキャンプ場となっており、山に川、四季折々の植物など自然あふれるキャンプ場となっています。

非常に設備が充実しているキャンプ場であり、テントを持ち込んでというのもいいのですが、きれいなバンガローや炊事場も充実しています。
どちらかというとバンガロー泊を選ぶ人が多いキャンプ場かもしれません。
そのため、キャンプシーズンになると多くの人であふれ、予約も確保することが少し難しいかもしれません。
しかし、少しそういったシーズンを外すと、十分予約を確保することができます。

そばを流れる玉川峡は非常にきれいな清流となっており、子どもたちが川遊びをするのにぴったりなポイントとなっています。

自動車で訪れることはできますが、オートキャンプ場は有していません。
橋を渡る前に駐車場があるため、そこに車を停めて荷物とをもって橋を渡り、キャンプ場内に向かいます。
その点は最近の流行である車でキャンプがしたい人には不向きなキャンプ場となっています。
また、ごりょう橋キャンプ場に訪れるまでの道がなかなか厳しい道となっています。
対向車が来るとヒヤヒヤもの・・・!!?
そんな道を乗り越えた先に、都会の喧騒を忘れさせてくれる素晴らしいスポットがあるのです。

周辺には、ひとっ風呂浴びたいときには、車ですぐのところにやどり温泉 いやしの湯というスポットがあります。
また、市街まで降りると道の駅 柿の郷九度山があったりと、いろいろと楽しめるスポットが点在しています。
また、九度山というと真田幸村が幽閉された地。
大河ドラマで取り扱われたことによってホットになった九度山の町には、真田幸村にまつわるスポットも数多く残されており、歴史好きの面々にはたまらな町ともなっているのです。

アクセス

南海高野下駅から東に8kmほどところにあります。

ごりょう橋キャンプ場へ行ってみた

それでは、ごりょう橋キャンプ場へ行ってみましょう。

さすが和歌山。
キャンプ場の周辺はみかん畑だらけです

そんなみかん畑を抜けるとごりょう橋キャンプ場の赤い橋が見えてきました。
この橋を渡るとキャンプ場です。
なお、この先は車は進入できないので注意が必要です。
キャリーカートがあると非常に便利ですよ。

橋の向こうにドーム型の建物があり、そこが受付棟になっています。
また、この橋の下が子どもたちが遊ぶのにちょうどよい川になっています。

この日はバンガローを借りました。
エアコン付きの超快適なバンガローでしたよ。

こちらはテントサイトかな?
比較的オフシーズンだったので宿泊者はあまりいませんでした。
トイレもシャワー室もとても快適です。

こちらが玉川峡のきれいな川です。
比較的安全に遊べるところではありますが、それでも自然の川であることには違いありません。
十分に注意して、存分に楽しみましょう。

いかがだったでしょうか。
旅行が解禁になってきて、キャンプ場もだんだんと開かれるようになってきました。
テレビやアニメの影響もあってか、キャンプ人気は年々うなぎ上り。
一度はチャレンジしてみたいですよね。
そんなキャンプビギナーであれば、このバンガロー中心になるごりょう橋キャンプ場はうってつけかもしれません。
大自然を感じに、一歩踏み出してみませんか。