106【愛媛紀行】坊ちゃん列車 道後温泉 え~っとあと、百名城??『湯築城』

百名城/続・百名城(Castle)
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今回は愛媛県にある日本百名城『湯築城』についてです。

愛媛というと、まずは松山城が出てくるとは思うのですが、この湯築城はそれよりも古い時代からこの地に存在してた城です。

しかし、実はお恥ずかしながら、自分がこの地へ行った時、ここが百名城だと意識していなかったのです。

別件があり愛媛県道後温泉エリアを訪れ、たまたまこの湯築城の近くにホテルを取っていました。
仕事が終わり、ホテルに戻るときにふと目に入った、広い広場。
しかし、よく調べると『日本百名城』!!?
このときはびっくりしましたし、きちんと下調べしていなかったことがうかつでした。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 突然現れる百名城。やはり下調べをしていくことは大切ですね。

道後温泉

湯築城は、愛媛県の有名な温泉地、道後温泉にある城跡です。
町中にあり、平山城の一つです。

道後温泉は、四国・愛媛県松山市にある、日本三古湯(道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県))の一つであり、3000年もの歴史を持つといわれている温泉です。

道後温泉駅は、伊予鉄道城南線の終点駅です。
軌道路線(路面電車)になっているため、ゆっくりと揺られながら、道後温泉駅を目ざします。

道後温泉駅前には、坊っちゃん列車、坊っちゃんからくり時計などがあり、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも描かれている舞台として有名な観光地です。

道後温泉は、道後温泉本館を中心として、駅前から道後温泉商店街があり、いつも賑わっています。

道後温泉といえばこの道後温泉本館が有名な建物です。
戦前に建築され、国の重要文化財野も登録されている建築物です。

この道後温泉本館の特徴としては、入浴だけではなく、浴衣や茶菓のサービス、館内の見学などがあるというところです。
(値段によって異なります。一番安い410円では入浴のみです。)

なお、『坊っちゃん』の町として有名ですが、夏目漱石もこの町で暮らし、頻繁にこちらに通ったのだそうです。
後の小説『坊っちゃん』の中で語られているということからもそれがわかりますね。

道後温泉には道後温泉本館を含め、3つの共同湯があり、どの浴場にも有料で入ることができます。

湯築城

湯築城の築城は、建武2年(1335年)前後と言われています。
当時の伊予国の守護 河野氏によって、南北朝期から戦国期の約250年間居城とされていました。
天文4年(1535年)頃には外堀が造られました。
天正13年(1585年)には、全国統一を目指す豊臣秀吉の四国攻めにより小早川隆景に湯築城を明け渡すことになりましたが、天正15年(1587年)その時の城主福島正紀が居城を移したことに伴って廃城となっています。

営業時間

湯築城跡自体は道後公園として整備されていますので、いつでも入ることはできます。

敷地内にある湯築城資料館は、月曜のみ休館日で、それ以外は9:00~17:00に開館しています。

百名城スタンプ

日本百名城スタンプは、敷地内の湯築城資料館内にあります。
休館日でも、資料館玄関外にあるそうなので、安心して押せますね。

では、湯築城に行ってみましょう。

湯築城に行ってみた

こちらから湯築城になります。
現在は道後公園として整備されていますが、かなり範囲は広く、しっかり見て回るとそこそこ時間がかかりそうです。

ごみ捨て穴の跡だそうです。
もちろん今は捨ててはいけませんよ。
多数の皿や杯などが出土したらしく、どうも宴会をした後ではないかとも推測されています。

外堀土塁になります。
時代的に土塁が主流の時代なのでしょう。

湯築城の外堀土塁は、外堀を掘ったときにでる土を盛り上げて作られた、「掻揚げ土塁」と呼ばれる土塁だそうです。
敵の進入を防ぐことはもちろん、城内を見られないようにするためにも土塁が築かれたようです。

中に入り、内側から土塁の構造を見ることができます。

こちらが内側から見たところになります。
土塁の状態が良く、その組成を研究するために、このような場所が設けられたとのことです。

どの時代の、どういった土室の土塁なのかが開設されています。

土塁は高さが約5m、周囲の総延長は900mもあったようです。
中心部をしっかりとこの土塁で守っていたのでしょう。

当時の武家屋敷を再現した展示もありました。

いかがだったでしょうか。
日本百名城というと、どうしても戦国期や江戸期の城を思い浮かべるかもしれませんが、南北朝の時代からもあった城など、いろいろな年代の城も登録されています。

愛媛といえば松山城、道後温泉となりがちですが、この湯築城にもぜひ、道後温泉と共に訪れてみてはいかがでしょうか。