1072【愛媛紀行】道の駅に水族館!?河後森城跡ついでにふらっと立ち寄れる『道の駅 虹の森公園まつの』

四国地方(Shikoku)
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日本全国各地に数々できてきた道の駅
それぞれの場所が特色を出そうといろいろしのぎを削っているわけです。
本来であれば、ドライバーたちを中心にして休憩施設として設けられてきた道の駅。
しかし、今ではこの休憩施設でしかなかった道の駅そのものが目的地になるような状況が各地で生まれてきているのです。

地域の情報が得られる場所であるので、道の駅を拠点にして旅のプランを考えることができますよね。
しかし、パンフレットをもらえたり、簡単な案内を得られるばかりではなく、なんと地域にまつわる展示施設などもあったりします。
さらには、今ではどこの道の駅でもあるような各地の特色を生かしたレストラン。
地元で採れた食材を使った特色ある食事は、その道の駅を代表するような施設ですよね。
そして、物販も忘れてはいけません。
新鮮な海の幸山の幸を取り扱うだけではなく、それらを生かした加工品。
民芸品の数々も店内を彩ります。
中には、観光農場を併設したりといった強者道の駅もあるんですよ。

そんな魅力たっぷりの道の駅なのですが、今回紹介している道の駅は、『道の駅 虹の森公園まつの』という、愛媛県にある道の駅です。
さて、この道の駅もなかなか他にはない特徴をもっている道の駅なのですが・・・!?
今回はこの『道の駅 虹の森公園まつの』について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • これは子どもたちに大人気になることは間違いなし!!あんな施設を併設する道の駅、『道の駅 虹の森公園まつの』に行ってみよう。

愛媛県関連の記事です。

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道の駅 虹の森公園まつの

道の駅 虹の森公園まつのは、愛媛県の北宇和郡、松野町にある道の駅です。
日本最後の清流としても有名な四万十川の支流である広見川沿いにあるこの道の駅は、ただ単なる休憩施設というわけではなく、数多くの楽しめる施設が用意されている道の駅なのです。

道の駅ですので、地域の情報がこの道の駅では得られます。
旅先を巡るときに、数多くの情報が得られるというのはありがたいことですよね。
そして、道の駅では定番になっている施設がもちろんあります。
まずは、レストラン遊鶴羽です。
地元の名産を使った様々なメニューが訪れた人をもてなしてくれます。
また、鹿のジビエでも有名だということもあって、鹿肉を使ったメニューなどもあります。

もちろん物販も充実です。
かごもり市場という販売所では、新鮮な野菜や果物をはじめ、加工品やジビエ鹿肉も手に入ってしまいます。
松野町といえば桃やイチゴ、トマトなどが有名な地。
様々なおいしいものが手に入りそうですよね。

さてここからがこの道の駅 虹の森公園松野の特徴的な施設です。
まず、森の国ガラス工房ですね。
ここではリサイクルガラスの製造ということで、工房内でガラス製品の製造を行っています。
その製造工程を見ることができるので、道の駅でこのような体験ができるというのはかなり珍しいのではないでしょうか。
さらには、ここで作られたガラス製品は、もちろん販売もされていますよ。

そしてもう一つの特徴が水族館が併設されていることです。
おさかな館というこの水族館は、四万十川をはじめ淡水にすむ魚たちを中心とした水族館です。
水族館というとほとんどが海を中心としているのでその点でも珍しいですよね。
淡水魚最大のピラルクやアカメといった珍しい魚たち。
そしてそれだけではなく、コツメカワウソやペンギンなども飼育されており、子どもたちは大満足な水族館に、かなり安い入場料で入ることができてしまうのです。

松野町というと森の国と呼ばれているそうです。
四万十川の源流と広大に広がる森といった大自然に囲まれたこの松野町では、様々な自然の恵みがあるのです。
野菜や果物などはもちろん、様々な農産物などを中心とした特色があるのですね。
また、愛媛県と高知県との県境にあるということから、両県間で盛んに交流が行われてきたのがこの松野町の特徴でもあります。
そのため、この道の駅 虹の森公園まつのでは、愛媛県の良い品物だけではなく、高知県の特産品なども取り扱っています。
そういった意味でも、なかなかお得な道の駅ですよね。

アクセス

JRの松丸駅から北に100mほどの場所にあります。

道の駅 虹の森公園まつのへ行ってみた

それでは、道の駅 虹の森公園まつのに行ってみましょう。

こちらが道の駅 虹の森公園まつのです。
この施設側だけを見るとそれほど大きな道の駅ではないなあという感じなのですが、実は道路を挟んで反対側に、観光農場があったり、オートキャンプ場であるRVパークがあったり、BBQ場があったりと、かなり広大な敷地にある道の駅であることがわかります。

南側にあるこの施設には、道の駅に必要な施設が集められています。
休憩施設や地域情報コーナー。
そして、レストラン遊鶴羽や、物販市場であるかごもり市場
さらに、ガラス工房や、この道の駅の特色でもある水族館のおさかな館はこちらの施設にあります。

それら以外のアウトドア施設等々は道路の反対側です。
かなり広い施設であることがわかるでしょうか。

屋外では園芸関係も販売されていますね。

かなり面白い施設が充実の道の駅であることがわかるでしょうか。

ここか400mほど南に行くと、続百名城に選定されている河後森城(かごもりじょう)跡に行くことができます。
かつての伊予の国(愛媛県)と、土佐の国(高知県)との国境にある、愛媛県内でも最大規模の山城です。
ウォーキングやハイキング、四季折々の自然を求めたりする人々で人気な山道です。
山頂から見られる絶景もなかなかのものみたいですよ。

いかがだったでしょうか。
隠れたところに面白い道の駅がまだまだたくさんあるものです。
これだから道の駅を巡る旅というのが非常に面白いなあと思えるわけですよね。
まだまだ年々、道の駅は増えていっています。
また、既存の道の駅であっても新たな特色を出そうと、あの手この手でPRをしているわけです。
利用者にとってはまだまだこれからも未知の魅力的な道の駅を発見できたりできそうですよね。