海外旅のお供と言えば『地球の歩き方』ですよね。
自分もさんざんお世話になりました。
地球の歩き方を片手に歩きまわているのが日本人!でしたねw
ところが近年はそんな旅のスタイルも変わってきましたよね。
その最たるものは、スマホの登場です。
スマホがあれば、近年の旅ではガイドブックは必ずしも必要ではなくなってきましたよね。
では、これからの地球の歩き方の位置づけって何なのでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
地球の歩き方ガイドブック

地球の歩き方(ダイヤモンド社)とは、1979年に創刊された海外旅行用の旅行ガイドブックです。
バックパッカーなどの個人旅行者が、現地での移動や滞在、食事などを行えるようなガイドが中心の構成でした。
もちろん、そこに掲載されている情報は年々変わっていくため、定期的に更新版が刊行されているが、その更新間隔は国はエリアによって違いがあります。
人気の国については、エリアごとに一冊にまとめられていたりする半面、あまり日本人旅行者が行かないエリアについては、いくつもの国が一冊にまとめられていたりすることもあります。
ほとんどの国は一国一冊です。
大きな国や見どころの多いところは、一国でも複数冊に分かれています。
逆に、複数の国が一冊にまとめられているエリアもあります。
2000年代ぐらいまでの地球の歩き方
個人の日本人海外旅行者は必ずといっていいほど持ち歩いていた地球の歩き方。
ほぼすべての日本人旅行者は片手に持ち歩いていたように思います。
これ一冊に乗っている情報で、主要な観光ポイントや、ホテル、レストランなど大体はカバーできてしまうんですね。
ただ、ガイドブック好きな日本人。
なかなかこれを持っていると、新たに自分で開拓する、ということができません。
そのため、新しいホテルやレストランがあって、地球の歩き方に載っていなかったとしても、それをスルーして、あえて載っているところに行きがちだったのではないでしょうか。
近年の地球の歩き方
ところが2000年代後半くらいになると、交通手段やホテル、食事処などに関する情報は、インターネットやスマートフォンを通じて手探したほうが、新しくて、意外な穴場を発見できるようなりました。
そういったことからも、即時更新が難しいことと、掲載できる情報量には限界があることから、旅のバイブルとしての地位は以前ほどではなくなってきています。
そこで最近は、ターゲット層を中高年にしたりするなどして、立ち位置を巧みに変化させていっているようです。
過去に地球の歩き方に頼りっきりだった人にとっては、やはりまだまだ地球の歩き方はバイブルですもんね。
近年の旅のスタイル
旅を大きく変えたスマホの活用について書いたものです。

そんな海外でのスマホ利用には賢くSIMを使いましょう。

飛行機も選ぶ範囲が増え、かなり安く抑えることができるようになりました。

安宿も探せばたくさん見つかるようになりましたね。

地球の歩き方の歩き方
旅の前

旅の前に考えないといけないことは次の3点ですね。
・その国の基本情報(気候や言語、通貨、時差など)
・必ず巡りたいスポット
・大まかな宿泊地や食事処、買い物処
観光スポットを調べることももちろんですが、行く先の国の基本情報をまず調べることは大切ですね。
それによって、何を準備していかなければ行かないかに大きく影響してきます。
旅の最中



旅の最中で必要なのは
・地図の情報
ですね。

・路線情報
もかなり活用します。

あと大事なのは、観光スポットに到着する直前にざっとそこの解説を読み、歴史や紹介を簡単に頭に入れた状態でそこを訪れることです。
すると、ただ単に見て回るだけではなく、深く歴史を感じることができます。

・土産物の写真ページ
こちらも、よく使うページですね。

旅から帰ってきて

旅が終わってしまうと、地球の歩き方はそれで終了です。
意外とこれで、本を手放してしまう人が多いんですよね。
しかし、自分はあえてその地球の歩き方を大切に保管します。
なぜなら、再び読み返したときに、その国で経験したことや苦労したことなどを思い返すことができるんですよね。
また、更新版が刊行されたときに、自分が過去に使っていた地球の歩き方と比較することで、どこがどのように新しくなったかを比べながら、その国を再び訪れるための意欲に結びつくんですよね。
そのため、使い終わった地球の歩き方でも、大切に保管しておくことを自分はおすすめしています。
地球の歩き方派生版
近年旅の目的も様々です。
自分のように世界遺産を中心に考えている人もいれば、ショッピング目的、食目的、ふれあい目的などなど。
そんな多様な旅行にフィットできるように、地球の歩き方からも派生シリーズが刊行されるようになりました。
aruco
女性をターゲットに、渡航先で様々な体験ができるように編集されたガイドブックです。
「プチぼうけん」をテーマにして、すべての女性旅行者におススメのガイドブックだそうです。
plat
短期間で、目一杯楽しむためことがテーマのガイドブックです。
とにかく主要なスポットを、短時間で効率よく観光したい人向きのガイドブックです。
ロンリープラネット

最後に、世界でもっとも愛されている旅行ガイドブック『ロンリープラネット』について紹介したいと思います。
地球の歩き方もいいのですが、旅先で出会った人々の中には、このロンリープラネットを片手に旅をしている人もたくさんいるのですね。
世界的に見ると、圧倒的にこのロンリープラネットの方が主流です。
英語で書かれたガイドブックの市場シェアでは25%もあるそうな、お化けガイドブックです。
地球の歩き方に比べると、写真や絵の情報よりかは、圧倒的に文字情報で構成されています。
そのため、その国の文化、歴史、言語など様々な基本情報が圧倒的に掲載されています。
写真が少ないのはデメリットでは?
と思うかもしれませんが、写真に載っているところを巡る、のではなく、文字として載っているところを自分自身の体験として巡るということを重視しているために、このような構成になっているのだそうです。
ガイドブックそのもののスタンスが違うのですね。
確かに写真が載っているところと一緒の所にいって満足するよりかは、自分自身で見て聞いて体験することの方が、より濃密な時間となりそうな気はしますね。
お国柄の違いもあるとは思うのですが、自分もこのようにゆったりと、その場所でしか経験できないことを大切にした旅を心掛けていきたいものです。