日本各地には様々な都市があります。
その中には、その風景が非常に素晴らしく、テレビや映画などの撮影場所に使えるところも数多くあるわけなのです。
今回紹介している街は、広島県にある尾道の街。
今から120年以上前の明治時代に市政が施行されたこの歴史ある街は、その位置関係は広島市と岡山市との間に位置し、瀬戸内海に面している街です。
そして、しまなみ海道の本州側の起点となっており、四国の愛媛県へのアクセスする際にお訪れることになる街なのです。
尾道の街って?
と聞かれると、まず最初に返ってくるのは「坂の街」ではないでしょうか。
実際、瀬戸内海に面している尾道なのですが、そこからわずかな平地を越えると目の前のは坂の数々。
しかし、この急な坂道を上ることによって、尾道ならではの光景が目の前に広がるのです。
そして、その坂道の先にある山肌に家々が立ち並んだり、寺の数々が立ち並んでいるのです。
日々生活するには大変そうだなあとは思いますが、この独特な景観が前述したようにテレビや映画などの映像作品に好まれ、数々の作品で使われるようになっているのです。
今回はこの尾道の街について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
広島の記事です。







尾道の街
広島県の尾道は、広島市と岡山市の中間に位置する人口12万人ほどの街です。
四国へとつながるしまなみ海道の起点の地としても栄えてきており、年間でも観光客数が700万人近く訪れる観光都市です。
坂の街として有名であり、海に面したところからわずかな平地を経て、すぐに山肌に沿って坂が伸びています。
その山肌には数多くの住居や寺社が立ち並んでおり、その独特の風景が人々を惹きつけています。
この尾道独特の風景がテレビや映画作品などで使われており、映画の街としても知られています。
また、著名な文学作品を残した人物たちなどもこの尾道に居を構えていたことから文学の街とも呼ばれます。
さらには、これら以外にもアニメの舞台にも使われるようになり、新たな目的で訪れる人々がさらに増えている観光地となっています。
アクセス
JR山陽本線の尾道駅周辺です。
尾道の街へ行ってみた
それでは、尾道の街へと行ってみましょう。


これは尾道の街の日の出の様子です。
ここから尾道の町探検をスタートしましょう。

こちらが千光寺に続く坂道にある階段です。
麓からここまでで約300段ほどあります。
まっすぐに伸びる階段をのぼりながら振り返ってみると、尾道らしい光景が目の前に広がります。

さらに登っていくと、本堂が特徴的な千光寺に到着します。

こちらが千光寺の本堂です。

お寺からの風景も素晴らしいですね。


本堂のすぐ近くには石鎚山鎖修行があります。
鎖をつあって岩肌を登っていくのですが、さらに高い位置から見下ろした尾道の街がこちらです。

そこから降りていくと、みはらし亭というゲストハウスがあります。

一階がカフェになっているこの建物ですが、大正時代に造られた古民家を改装したものです。
当ブログでも紹介していますのでそちらをご参照ください。

階段を降りていくと、

歌人中村憲吉氏の歌碑と、旧居があります。

そこから見上げると、先ほどのみはらし亭が、崖のすぐ上に建っているのがわかります。

さらに階段を降りていきましょう。


尾道の特徴は、こういった山肌にお寺が数多くあること。
全てを巡るのはとても大変かもしれませんね。

ここが坂道の起点あたりです。

坂道に入る起点には、JRが走っています。
この線路を横切るところも尾道らしい光景です。
海側には家が広がり、山側には長い階段が続いている。
映像作品にもこういった光景が使われているのでしょうね。

夜の様子も見てみましょう。
こちらは、天寧寺三重塔です。
夜にはライトアップされているのです。

上から見た天寧寺三重塔です。
背景の尾道の街とのコントラストが素晴らしいですね。

なお、昼間はこんな感じです。


夜のみはらし亭です。
この写真も素晴らしいの一言。
夜の尾道もぜひとも来てみたいですね。

尾道の案内図です。
これでもかというほど自社の数々が山肌にあるのです。
ここに書かれているだけでも33か所もの自社があります。

千光寺周辺は山道を歩いて回れるようになっています。
上の写真は早朝の千光寺です。
なお、千光寺まではロープウェイも通っており、麓から山頂駅まで尾道の街並みを見ながらゆっくりと登っていくこともできます。

JRの線路の南側には、商店街が伸びており、ゲストハウスやカフェ、様々な食べ物屋などが立ち並んでいます。
いかがだったでしょうか。
今回掲載した写真だけでも、映画のワンシーンを思わせるようなところが数々あったのではないでしょうか。
このような、どこから見ても素晴らしい風景を眺めることができる尾道の街。
四国に渡るときに通過するだけになりがちな街になってしまうこともあるかもしれませんが、一度目的地を尾道にして、この風景を楽しみに行ってみませんか。