日本百名城・続日本百名城のピックアップ第二弾です。
今回は、かなり有名どころから、一見すると城跡なのか?というようなところまで。
百名城巡りをするまでは全く知らなかったけれど、実際行ってみて印象深かったところをピックアップしました。
今回も、これまでに行った百名城(43/100)及び続百名城(27/100)の中から、特色があり印象深かったところを5つピックアップして、ダイジェストの形で紹介してみたいと思います。
おいおい、個々に紹介する記事も書いていきたいなと思っています。
第一回目の百名城・続日本百名城ピックアップ記事です。

首里城(日本百名城)

御内原から見た在りし日の首里城の記事です。

どこにあるの
沖縄県那覇市首里金城町にあります。
どんな城

首里城は琉球王国のグスク跡です。
琉球王国の王城として、沖縄内では最大の城でありましたが、1945年の沖縄線に時に、日本軍が首里城地下に陸軍総司令部を置いたことにより、アメリカ軍からの砲撃により焼失。
その当時の多くの弾痕など、徹底的に破壊されました。
その後も、敷地内に琉球大学や首里高等女学校が建てられていたこともあり、長くその遺構は埋められたりされていました。
しかし、1980年代から首里城再建に向けた動きが活発となり、1992年に正殿を中心として再建された、首里城公園が開園しました。
その後2000年には首里城跡として世界文化遺産に登録。
2006年に日本百名城に登録され、2019年1月に御内原もう公開され、ようやく首里城跡の全貌が再現されたと思われた矢先、同年10月に正殿をはじめ北殿・南殿と、火災にて消失してしまい、現在に至っています。
おすすめポイント

世界遺産として登録されている構成要素としては、『首里城跡』となっており、首里城の復元された建物などは世界遺産に該当していません。
しかし、首里城公園の敷地内に世界遺産登録されている『園比屋武御嶽石門』(そのひゃんうたきいしもん)
そして、すぐ近くには『玉陵』(たまうどぅん)があり、首里城周辺だけで数々の見どころがあります。
山中城(日本百名城)

どこにあるの
静岡県三島市山中新田にあります。
どんな城


山中城は、関東の地を治めていた北条氏によって築城された、小田原城の支城です。
豊臣秀吉の小田原征伐の際に、豊臣秀次率いる7万の軍勢と対峙することとなった山中城ですが、半日で落城し、廃城となりました。
おすすめポイント

山中城の見どころといえば、石を使った石垣で把握、土だけで作られた山城であり、写真からもわかる特徴的な畝堀と障子掘の堀です。
この畝堀や障子堀は敵が非常に侵入しづらく、城内へ侵入するためには、畝堀・障子堀を越えて、さらに土塁をのぼっていく必要があり、その間常に敵からの攻撃にさらされることとなります。
山中城は特に堀や土塁が状態良く残っており、自然の地形を巧みにとり入れた攻略の難しい山城ということで、他の城では見られないような光景が広がります。
安土城(日本百名城)

どこにあるの
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦にあります。
どんな城

安土城は織田信長によって安土山に建造された天守であり、そのあとの近世城郭建築に大きな影響を与えたとされている建造物です。
地下1階から地上6階建て、高さが約32mもあり、独創的な形や色づかいの天守であったといわれています。
しかし、1582年の本能寺の変の後に焼失し、廃城となりました。
現在ではその石垣が残っています。
おすすめポイント

頂上天主跡まで階段で405段。
しかし、形や幅の違った階段になっており、段数以上に体力を消費させられる城跡です。
天主跡と本丸跡には礎石が残っており、当時の姿が偲ばれます。
上の写真は天主地下1階のあったエリアですが、現在石垣の崩落が激しく、実際の天主台の広さは、これよりはるかに大きく二倍半近くあったとのことです。
竹田城(日本百名城)

竹田城近くのゲストハウス天空についての記事です。

どこにあるの
兵庫県朝来市和田山町竹田古城山にあります。
どんな城

竹田城は、1400年中期に築城されたと推定されています。
室町時代ですね。
近年は、CMで人気に火が付き、『日本のマチュピチュ』としてもかなり有名になりましたね。
その後、竹田城が管轄していた生野銀山をめぐり、ここ竹田城でも戦いが繰り広げられたとのことです。
関ヶ原の戦い後、江戸幕府により廃城となっています。
廃城から約400年経っていますが、その石垣や、山頂に三方向に広がる独特な敷地の形状は壮観です。
おすすめポイント

竹田城といえば雲海ですね。
早朝の雲海を見るために、多くの観光客が押し寄せます。
ただし、雲に浮かぶ竹田城を見るためには、雲海を見るためには、竹田城の向かいにある朝来山の中腹にある立雲峡に登ると、竹田城跡を正面から見ることができます。
運が良ければ、雲海に浮かぶ竹田城をを撮影することができますよ。
備中高松城(続日本百名城)

どこにあるの
岡山県岡山市北区高松にあります。
どんな城

備中高松城は、岡山県にある平城で、土塁によって築城された城です。
特徴的なことが、低湿地帯に築かれた城であり、これがそのまま天然の堀として活用されていたようです。
現在は秀吉が築いた堰堤や、城の一部など痕跡はほとんど残っていない城跡です。
公園として整備されており、園内には、宗治自刃の碑、宗治首塚・胴塚、資料館があります。
おすすめポイント

備中高松城で有名な出来事は、「高松城水攻め」です。
湿地帯に囲まれ、難攻不落だった備中高松城。
そのような城を落とすために羽柴秀吉がとった策は、備中高松城を水没させることでした。
城を堰堤で囲み、梅雨の時期と足守川から増水した水により、水攻めは成功することとなります。
いかがだったでしょうか?
今回もこれまで訪れた日本百名城・続日本百名城の中から、特色の印象深かったところを5つピックアップしてお伝えしました。
まだまだこれら以外にもおすすめしたい城はたくさんあります。
第3弾以降もご期待ください。