115【スリランカ紀行】世界遺産ポロンナルワ、心優しきオーナーの宿『ラックスマンゲストハウス』

世界の世界遺産(World Heritage)
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スリランカには8つの世界遺産があります。

最も有名なシーギリヤをはじめ、キャンディやゴールなど小さい国ではありますが見どころにあふれています。

そんなスリランカの世界遺産の1つに、ポロンナルワがあります。
多数の史跡が残されており、1日ではまわりきれないくらいの規模です。

そのため、この町で宿は確保したほうがより楽しめると思います。
今回は、ポロンナルワで使った『ラックスマンゲストハウス』を紹介したいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 真のサービスとは設備ではない。オーナーの心意気だ!

スリランカの世界遺産についての記事です。

074【スリランカ紀行】地上200mの天空の王宮 シーギリヤロック
南アジア スリランカの中心部にある古都シーギリヤ。そこには1982年に世界遺産登録された、有名な天空の王宮跡シーギリヤロックがあります。登頂までは1200段もある、この岩ですが、頂上から見る景色には圧巻されるものがあります。
033 【スリランカ紀行】スリランカ鉄道 コロンボからゴール(ガル)までのコーストライン120km
スリランカにはすばらしい見どころがたくさんあります。世界遺産も数多くあり、それ以外にも山のように見どころがある島国です。その中で今回は、コロンボからゴールまでを結ぶ海沿いを走るコーストラインについて書いてみました。速さだけが移動手段のメリットではありませんね。

ポロンナルワ

世界遺産都市ポロンナルワは、12世紀に発展したシンハラ王朝の都でした。
スリランカの世界遺産3大都市である「アヌラーダプラ」、「ポロンナルワ」、「キャンディ」は、スリランカの中部に位置しており、文化三角地帯と呼ばれています。
同じく世界遺産都市であるアヌラーダプラからこの地に王都が移されたそうです。
その後12世紀まで繁栄を極めますが、その後崩壊し、19世紀に発掘調査が行われるまでジャングルに埋もれてしまっていたそうです。

ポロンナルワは小さなエリアに主要な遺跡が集まっているので、まとまって見学できます。

では、どのような史跡を見ることができるのでしょうか。

ガル・ヴィハーラ

真っ先に浮かぶのが、巨岩に刻まれた三体の仏像『ガル・ヴィハーラ』です。
こちらには、3体の仏陀の涅槃像、立像、座像が並んでいます。

ランカティラカ

顔のない巨大仏像『ランカティラカ』です。
人との対比でその大きさが伝わるのではないでしょうか。
寺院の高さは17mであり、その中にある仏像は現在でも高さが13mあります。

バラークラマ・バーフ1世王の石像

少し外れにある『バラークラマ・バーフ1世王の石像』です。
ポロンナルワが王都であった時期の王の姿ということです。

ランコトゥ・ヴィハーラ

仏塔『ランコトゥ・ヴィハーラ』です。
高さ33m、直径は170mもあるかなり巨大な仏塔です。

ラックスマンゲストハウス

それではいよいよゲストハウスに向かって行きましょう。

この日は、アヌラーダプラからポロンナルワへ移動しました。
約50kmくらいですが、道が悪いのでバスで三時間はかかります。(120円くらい!!)

そしてこのラックスマンゲストハウス
ゲストハウスというだけあって、宿泊料激安は激安です。
1000円少しぐらいで宿泊することができます。

そして、こちらのゲストハウスなんといっても、オーナーさんが非常に世話をしてくださいます
オーナーさんやたら親切で、ランチレストランの紹介や、今日のルートを懇切丁寧に説明してくれました。
まずは到着してからの設備案内をとても入念にしていただきました。

こちらがラックスマンゲストハウスです。
バス停からは徒歩10ほどで到着します。
中心地のにぎやかなところからは離れていますので、かなり静かな立地です。

宿泊したのは2階でした。
この日は、他に1名が宿泊していた様子でした。

入り口が1階にみつからず、ウロウロしていたのですが、こちらから上に上がったところが玄関になっていました。

荷物だらけなのですが、こちらがお部屋です。
このクラスの部屋にしては広々として、設備もしっかりしていました。

反対側から見たところです。さらに汚くてスイマセン・・・。
小さいですがテレビも備わっています。
もちろんエアコンもしっかりと完備されています。

シャワールームです。
お湯も問題なく使えました。設備面の不安点は全くありませんでした。

ゲストハウスの近くには店らしい店はありません。
唯一隣に、スリランカ料理のレストランがありました。
(ぱっと見たところレストランには見えず、スルーしていました。)
こちらはオーナーさんのおすすめのレストランです。


カレーはその日のカレーが出てくるようです。
それ以外のご飯などはビュッフェ形式でとってくることができました。

ポロンナルワの地図です。
見どころが表示されていますが。
2~3kmくらいの区間の中に、見どころになるような遺跡がたくさん集まっています。
頑張れば一日くらいで回ることも可能です。

どうやって遺跡を回ろうか悩んでいたところ、なんとオーナーさんから自転車を借りることができました。
「お代は?」→「そんなのいらないよ!」
太っ腹!!

この自転車で、ポロンナルワは1日かけてほぼすべて回ることができました。
自転車でひたすら遺跡見学。結構な数を見ることができました。
気候は非常に過ごしやすいので、自転車でもけっこうへっちゃらです。
ただ、とにかく今日は猿が多いので荷物の死守は必至です。

そしてこの自転車、なんと、
『八尾駐輪場』のステッカーが。

大阪やんっ!!

日本で使われなくなった自転車がこんなところにも送られているのですね。


夜間には、洗濯の心配もしてくださったオーナー。
お言葉に甘えて洗濯もさせてもらいました。
もちろん無料で!!

朝食はオーナーのいろいろ手作りです。
どんどん出してきてくださいます。

帰りはゲストハウス前までのお見送り。
もっとゆっくりと滞在したくなるゲストハウスでした。


いかがだったでしょうか。
こちらのラックスマンゲストハウス、口コミでオーナー絶賛の宿です。
宿泊した人はみなさん満足して帰られているようですね。

日本からはなかなか行きにくいところであり、スリランカ観光をするときでも、なかなか行程に入らない場合も多いみたいなのですが、ポロンナルワの遺跡も一見の価値ありです。

過ごしやすい気候で、くつろげる宿で、歴史を感じてみる旅もいいものですよ。