日本に数ある鉄道の中でも、ここほど有名な鉄道も他にはないのではないでしょうか。
家々と鉄道とが共存する光景がなんだかほっこりとさせてくれる鉄道。
それは、神奈川県南部を走る江ノ島電鉄、通称江ノ電ではないでしょうか。
そして、鎌倉から始まるこの鉄道は、鎌倉観光の際には必ずと言っていいほど利用する鉄道でもあります。
駅は、始発駅である鎌倉をはじめ、鎌倉の大仏へ訪れる際に利用する長谷駅。
さらには由比ヶ浜や極楽寺。
そして藤沢駅へと向かうまでの10kmの中に15駅が存在しています。
この江ノ電を目的として訪れる人も数多くいるほどの人気の鉄道なのですね。
その中でも今回紹介する長谷駅は、鎌倉観光のメインでもある鎌倉の大仏へのアクセス駅ということで、一日の利用客数が10000人近くという駅なのです。
江ノ電の駅は基本的には小さな駅舎が多くなっています。
その沿線駅では半分ほどが無人駅でもあります。
長谷駅はそのような中でも駅舎自体はそこまで大きくはないものの、常に多くの人で溢れかえっている駅なのです。
そして、他にも必見なのがこの駅の持つ歴史。
実はすでに100年を超える歴史をもつ駅でもあるのです。
今回はこの江ノ電の長谷駅について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
鎌倉に関する記事です。










長谷駅
長谷駅は、神奈川県の鎌倉市にある駅です。
江ノ島電鉄(通称江ノ電)の駅の一つですが、有名な観光地である鎌倉の大仏や長谷寺といった場所への最寄り駅として、多くの人に利用されています。
その利用乗降数は多く、一日1万人近くの人々が利用しています。
その数は、江ノ島電鉄の駅の中でも4番目の多さなのだそうです。
長谷駅駅舎ですが、江ノ島電鉄の駅はどれもこじんまりとしているイメージがありますが、この長谷駅も乗降客数の割にはこじんまりとしている駅舎となっています。
構内が狭くなっていることももちろん、対面するホーム同士も駅構内の踏切で結ばれ、地上を歩いて対面のホームへと向かう形となっており、駅構内高架も設けられていません。
そんな長谷駅ですが、その歴史はすでに110年を超えるほどの歴史がある駅なのです。
1902年の明治35年に開業した江ノ島電鉄ですが、最初は藤沢から片瀬間が開業していました。
そこから延伸が行われ、1907年の明治40年に極楽寺駅から大町駅間が開業した際に、長谷駅もその途中駅の一つとして開業しています。
驚くほどの歴史をもった駅の一つなのですね。
この長谷駅からは有名な観光地の多くにアクセスすることができます。
その中でも最も有名なのが高徳院の鎌倉大仏ではないでしょうか。
鎌倉=大仏、
と言っても過言ではないほどの鎌倉観光のシンボル。
実はその大仏は鎌倉駅ではなく、長谷駅からアクセスしなければいけなかったのですね。
さらには長谷観音を有する長谷寺もここから訪れることができます。
さらには御霊神社や、当ブログでも紹介した甘縄神明神社も長谷駅からすぐにあります。
力餅屋や三留商店といったお土産を求める場合にもこの長谷駅が抜群のアクセスを誇ります。
南東に歩いていくと由比ヶ浜へも訪れることができる場所と、とにかくどこへ江観光に行くとしても抜群の立地にあるのがこの長谷駅なのです。
一日の乗降客数がこれほどまでに多いことも納得の駅なのです。
アクセス
江ノ島電鉄鎌倉駅から3駅で長谷駅に到着します。
長谷駅へ行ってみた
それでは、長谷駅へ行ってみましょう。

長谷駅の名前の由来は何と言ってもここ。
長谷駅から徒歩5分ほどで到着する長谷寺です。
ここもいつも人で溢れていますね。

では、長谷駅へと行ってみましょう。
駅方面へと歩いていくと踏切が。
そのすぐそばにあるのが長谷駅の駅舎であり、近年リニューアルされたばかりだとのこと。

江ノ島電鉄が通りすぎるのを撮影している人は、よく見かけますね。

こちらが駅構内です。
こじんまりとしていますが、一日1万人近くが利用する駅。
列車が到着するたびにホームを埋め尽くすほどの人々が降りてきます。
いかがだったでしょうか。
鎌倉観光のもう一つの中心地である長谷。
大仏から長谷寺、足を延ばせば由比ヶ浜にまで行くことができる長谷駅。
鎌倉では外すことができない場所ですよね。
その際に利用する江ノ島電鉄と長谷駅。
目的地へと到着することを急ぐあまり、ゆっくりと駅を堪能、というのはそこまでやることもないかもしれませんが、江ノ島電鉄の駅一つ一つにも味わい深いものがあります。
次の鎌倉は、この江ノ島電鉄を中心にめぐってみてはいかがでしょうか。