近年漫画業界を席巻している作品の一つ。
それがこのキングダムであることは疑いの余地はないことでしょう。
紀元前の中国を舞台に、後に中国を統一する秦を舞台にした物語です。
漫画の人気が非常に高く、2018年段階でコミックス50巻を数えるほどの作品なのです。
この50巻を達成したことと、連載開始から10年が経ったことから、それらを記念して実写映画化が行われました。
とにかく壮大な舞台で繰り広げられるこの物語。
実写化！と聞くと大丈夫か？という気持ちもあったりするのですが、その予告を見たときに映画のクオリティの高さに驚かされたことを覚えています。
コミックス50巻の中でも1巻から5巻までの部分を実写化しているこのキングダムの映画。
すでに続編も制作されており、今後長く続いていくシリーズとなるのではないかと思わせられる作品となっているのです。
実写化というと、原作と厳しく比較されることがよくあるため、その制作には慎重に慎重を重ねることが大切ですが、このキングダムの映画の制作には、脚本の製作段階から原作者が加わり、原作者もナットの区脚本となったことで、そのクオリティの高さを担保しています。
さらに、漫画の中では表現可能なものの、実写化となると大丈夫なのか！？となるのが、個性的なキャラクターの数々です。
まずは、そのキャラクターの雰囲気をしっかりと出すことができるのか。
さらには、原作に出てくる漫画ならではのキャラクターの再現も大変です。
しかし、このキングダムではその点はクリアできているのかなという感もします。
今回はこの大人気漫画を実写化した映画、キングダムについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
ドラマ『キングダム』
キングダムとは、2006年から連載されている漫画作品であり、累計でもうすぐ1億部にいたろうかという発行部数を誇る超人気作品です。
テレビアニメ化もされており、2023年現在、第5シリーズまで放送されることが決まっています。
あまりにもの高い人気から、コミックスもすでに68巻に至るまでとなっており、2018年に50冠を達成した際に、それを記念して作られのが実写映画のキングダムなのです。
ところでこのキングダムなのですが、どういったストーリーなのかというと、紀元前の中国を取り扱った作品となっています。
時代は春秋戦国時代という時代。
群雄割拠の時代を勝ち抜いて後に中国初の統一国家を率いる皇帝となる秦の始皇帝、そしてそれを支えた武将である李信とを主人公とする中国の歴史を舞台にした青年漫画です。
天下の大将軍を目指すため、日々鍛錬に明け暮れていた李信。
そして、そんな信を見出し、秦を自らの手で動かし、天下を統一しようとする、後の秦の始皇帝である嬴政。
秦国内にあった、内部の反乱。
そして、それらを収めることによって国内統一に成功する嬴政と信。
国内を統一した後は、戦国七雄と呼ばれた有力な七カ国による争乱の話へと移行していきます。
有力な武将を操り、徐々に国の規模を拡大していく秦と嬴政。
そんな秦の武将であり、数々の戦いの中でその存在感を高めていく信。
中国全土の統一に向けて、二人の目覚ましい活躍が今もなお描かれ続けているのです。
そのような壮大な物語の中で、映画キングダムの第一作目は、コミックスの1巻から5巻までの内容が実写化されています。
映画化された内容は、信と嬴政の出会いから始まり、王弟による反乱の勃発。
山の民という一族の力を借りて、王弟を打ち破る信と嬴政というところまでを実写映画化しています。
そんなキングダムの見どころは何と言っても出演者のすばらしさではないでしょうか。
漫画の実写映画化となると、何かと残念なところが出てくるのが大体ではないかと思います。
しかし、このキングダムの映画。
主人公である信と嬴政の配役はもちろん、漫画ならではの癖のあるキャラクターである、河了貂や大将軍の王騎、山の民の長である楊端和など、その配役とクオリティが抜群であるため、見ている側が映画の中にのめりこんでいくことができるのです。
何よりも、原作を知るファンからもある程度の納得を得られる配役というものはなかなか難しいものである中で、これだけの配役を実現したのは奇蹟と言ってもいいかもしれません。
なお、このキングダムの映画は2022年に続編である『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開されています。
さらには2023年には第三弾である『キングダム 運命の炎』が毎年のように公開されるようになっている令和の人気シリーズ映画となっているのです。
いかがだったでしょうか。
おそらくこの作品の名前は、誰しもがどこかで一度は聞いたことがある名前となっているのではないでしょう。
それほど多くの人々に認知されるまでになっている作品であるキングダム。
その実写映画も、立て続けに続編が作られるなど、人気のシリーズになっているのです。
まだ見たことがない・・・、という日とは、映画一作目からデビューしてもキングダムの世界がとてもよくわかる作りになっています。
映画からスタート、というのもアリな作品がキングダムなのです。
