あー、疲れたなあ・・・。
そんな時、リフレッシュする方法とは人それぞれだと思います。
趣味に没頭するもよし、思いっきり体を動かすもよし。
どういった方法がその人に合っているのかは千差万別です。
そして、そんなリフレッシュ方法は、世界に出てみると日本に住んでいると全く知らないようなものもあったりするのです。
今回紹介しているのは、そんな世界のリフレッシュ方法の一つなのですが、タイの人々にとってはとてもメジャーなリフレッシュ方法なのです。
それは、“におい”なのです。
タイの人々の鞄の中には必ずと言っていいほど入っているものがあります。
一見すると、「リップクリーム?」と思ってしまうかもしれませんがそれは無理もないことでしょう。
完全に形はリップクリームなのですから。
しかしこれはリップクリームではありません。
日本語で言うと、“嗅ぎ薬”と言います。
そして、タイではこれをヤードムというのです。
ではこれはどう使うのか?
嗅ぎ薬という名前の通り、”嗅ぐ”のです。
そうすると気分がリフレッシュしてしまうわけなのですね。
しかもその効果はそれだけにとどまらないのです。
そんなタイの人にとっては当たり前に持ち歩いているヤードムとは、一体どのような物であり、どのような効果があるのでしょうか。
今回はこのタイの嗅ぎ薬 ヤードムについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
ヤードム

今日は疲れたなあ。
連日暑くてしんどいなあ。
そういった疲れをとるためのものはなんでしょうか?
日本であれば、エナジードリンク?
栄養剤?
リフレッシュできるアクティティ?
色々人それぞれに疲れをリフレッシュするアイテムや方法があったりすることでしょう。
しかし、熱帯の国タイでは、そういった場合に国民の半数以上はこの方法を使うのです。
それがヤードムなのです。
ヤードムとは嗅ぎ薬のこと。
その名のとおり嗅いで使う薬なのです。


このヤードムなのですが、どのようなにおいがするのかというと、その香りの主になるのはハーブです。
湿布のような、歯磨き粉のような、ハーブ独特の香りです。
この香りを嗅ぐことによってさまざまな効果をもたらすのです。
その主な効果はまずはリフレッシュですね。
熱帯の国タイ。
とにかく日中帯に活動をすれば心身ともにぐったりとなってしまいます。
そんな時には、鞄の中からこのヤードム(リップスティックのようになっているものが一般的です。)を取り出し嗅ぐことで気分転換できてしまうのです。
さらには、頭痛がひどい時や、眠気がひどいときなどにもこの香りを嗅いだら、万事解決!?なのだそうです。
さらには、乗り物酔いをしているときや、鼻づまりをしているとき、めまいがひどい時や、風邪を引いた時までにも効果ありなのだそうです。
たしかに強烈なミントの香りを嗅ぐと、気分もリフレッシュされますよ。

さらにこのヤードムですが、嗅ぐだけではなく、本体を直接皮膚に塗ることもできてしまうのです。
写真のヤードム、Peppermint Fieldであれば、真ん中あたりから蓋を外すと、直接塗ることができる形状になっています。
これを皮膚に塗ることで、虫刺されにも効くのだとか。
なんと万能な薬なのでしょうか。(眠気がひどい時には、目の下に直接塗ると効果抜群だとか!!?)
そんなヤードムですが、主な成分は様々なハーブであったり、漢方であったりと、植物由来の成分がしっかりと配合されています。
このヤードムですが、そのルーツは伝統医学からきているのだそうです。
そして一般的な家庭の薬の一つとして、これまで伝統的に伝わってきた薬の一つなのです。
それが今では、使いやすくリップクリームのような形で展開されているわけなのですね。
日本でもいくつかのヤードムはネット通販などで購入することができます。
もちろんですが、タイに実際に行ってみるとさらにたくさんのブランドが乱立しています。
値段もお手ごろ価格なので、タイに行ったお土産には購入しやすく持ち帰りやすい新たな定番商品なのかもしれませんよ。

いかがだったでしょうか。
日本にはない、タイならではの文化ですよね。
実際、日本国内でもこのヤードムは比較的簡単に手に入れることができます。
届いた瞬間からあたりに漂うハーブの香りは、一度使ってみると手放せなくなるアイテムかもしれませんよ。
薬局薬店だけではなく、コンビニやスーパーなどでも気軽に手に入れることができるこのヤードム。
一つ一つばら売りもありますが、いくつかがセットになって販売されている場合も多々あります。
バラマキ土産には実はピッタリなお土産かもしれませんよ。