1212【旅ノウハウ】まさかのこんな取り合わせ。いったいどんな味が!!?『いわし明太』

食巡り(Food/Makanan)
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もはや食卓には欠かせない食べ物となった、明太子
元々は朝鮮半島で作られていたタラコのキムチから考えられた食べ物です。
福岡県のふくやが日本人好みの味付けにして開発し、それが全国的に広まった明太子。
開発したふくやは、その製造方法を広く他企業へも提供したことで、驚くほどのスピードで全国へ広がり、今では確固たる地位を築いた食品なのですね。

そんな明太子ですが、その明太子を使って、さらに様々な料理へと広がりを見せているわけです。
明太子とマヨネーズを合わせた、明太マヨ。
明太子を使ったパスタの、明太スパゲッティ。
明太子と牛丼を合わせた、明太牛丼。
明太子とフランスパン、明太フランス。
それ以外にも、麺料理にも、グラタンにも、もち料理にも、サラダにも、卵かけご飯にも、鍋料理にも、揚げ物にも、寿司にも、おにぎりにも、トーストにも!!
これほど幅広い広がりを見せる食材というものが他にあるでしょうか!?
明太子が誕生したことによって、これほどたくさんのメニューが誕生し、なおかつそれらが多くの人々から支持される。
明太子の偉大さが感じられますね。

そして、元祖福岡では、そんな明太子を使って開発され、多くの支持を集めているものがあるのです。
しかし、初めてこれを見たときは、正直『なんだこれ??』と思わされたものでした。
ところが、それを食べてみたところ、これに関する価値観が一変するほどのものだったのです。
その明太子を使った食べ物とは、いわし明太といいます。
海産物に海産物を。
いわしに、スケトウダラの魚卵を使った明太子を。
そのビジュアルはなかなか強烈です。
いわしの内臓を取り除いたところにドーンと明太子が。
これって美味しいの??
と思ってしまうかもしれませんが、一口口に入れてみると!!?

今回はこの、福岡から始まったいわし明太について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 強烈なビジュアルの明太子を使ったいわし明太。そのビジュアルに反して、その味わいは格別なものだったのです。

いわし明太

いわし明太とは、魚のいわしの内臓を取り除き、その部分に明太子を詰めた博多発祥の明太子を使った料理です。
様々な食品に利用されている明太子ですが、海産物の中に別の海産物を詰め込んだなかなか強烈な製造工程で作られているメニューなのです。
初めてこれを見てみると、「これって美味しいの??」
となってしまいそうですが、今や博多の定番となっているものなのです。

このいわし明太の食べ方なのですが、購入したいわし明太を家庭の魚焼きグリルでしっかりと焼き上げます。
このいわし明太に使われているいわしは少し大きめのマイワシなどが使われます。
大き目のいわしにはたっぷり脂がのっています。
脂たっぷりのいわしと、明太子とを焼き上げると、うまみたっぷりのいわしの水戸明太子の辛さとがお互いをよく挽きたてあい、何といえない美味しさがあふれるのです。
夕食のメニューにも、酒のつまみにも、あらゆるシーンにピッタリな一品なのですね。

このいわし明太なのですが。いわしと明太子ということで、実はとても簡単に作ることができます。
しかし、その簡単さに反して、満足できるボリューム感ある一品となります。
また、一食で賄うことができる栄養分が非常に豊富です。
なによりも、想像以上にいわしが明太子を、明太子がいわしを、お互いにそのうまみを引き立てるので、想像もしていなかった美味しさを味わうことができるのです。

九州福岡の博多ではもうすでに一般的な一品となったこのいわし明太。
九州に行ったならば、おそらくどこでも味わうことができるようになっているでしょう。
お店だけでなく、駅や空港、高速のサービスエリアなど、どこでも手に入れることができます。
ところが、まだまだ全国区にはなり切れていないのが実情。
他地域ではいわし明太を見つけるのは非常に難しいかもしれません。
しかし、ここまでの博多名物であれば一度は味わってみたいですよね。
全国でこのいわし明太を味わいたい場合は、通販で購入というのが早くて確実かもしれません。

いかがだったでしょうか。
このように明太子を使ったメニューというのは日々新たに登場し続けているのです。
どれだけ万能な食材なんだ・・・!!?
改めてその万能さに脱帽ですよね。
しかし、このいわし明太。
最初に見たときの印象と、実際に味わってからの印象がこれほど大きく変わったものもなかなか他にはありません。
それほど、いわしのジューシーさと、それを引き立てる明太子のコラボレーションが素晴らしいのです。
九州以外ではなかなか味わう機会がないこの一品ですが、一度試してみてはいかがでしょうか。
もちろん、いわし明太を求める旅!というのもおすすめですよ。