アニメ・マンガで一世を風靡『ちはやふる』。
百人一首競技かるたを取り扱ったマンガということで、これをきっかけに競技かるた人口が非常に多くなったともいわれています。
そして、この競技かるたでは、毎年その頂点を決めるための大会ということで名人位戦・クイーン位戦というものが行われています。
その伝統ある大会の会場として利用されているのが、滋賀県は近江神宮内にある近江勧学館という研修施設です。
この近江勧学館は開館してから25年以上が経つ研修施設であり、先述した名人位戦・クイーン位戦のみならず、小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会やかるたにまつわる様々な大会の会場として活用されています。
なによりも、ちはやふるの中でもこの近江勧学館が登場したことで、一歩館内に入るとちはやふる一色にもなっている施設なのです。
日本全国で100万人いるとされている競技かるたの選手たち、誰もがこの近江勧学館での大会を目指して日夜励んでいるわけです。
研修施設であることから、大広間を使った百人一首かるたの大会だけにとどまらず、宿泊にも対応している施設であるため、各種合宿などの活動にも利用することができる施設なのですね。
今回はこの、近江神宮内にある近江勧学館について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
滋賀県に関する記事です。















近江勧学館
近江勧学館は、滋賀県大津市の近江神宮境内にある研修施設です。
和室の大部屋を有しており、それ以外にも食堂や浴室なども完備した、宿泊も可能な研修施設であり、平成9年に開かれた施設です。
この近江勧学館なのですが、一般的な研修施設ではあるものの、ただのそういった施設ではありません。
小倉百人一首かるたの全国トップの大会である、名人位戦及びクイーン位戦が行われる伝統ある会場でもあるのです。
さらには、全国高校かるた大会や、その他数多くのかるた大会が行われている会場にもなっており、加須多くのかるたを行っている選手たちによっては聖地のような場所なのです。
この近江勧学館の存在は、アニメ及びマンガで大人気となった作品である『ちはやふる』の中でも登場しており、映画化された際には実際にこの近江勧学館で撮影が行われていたことからも、よりここがかるたの聖地として認知度を上げることになりました。
映画で実際に使われ、それと同じ場所でカルタを行うことができる。
それは相当貴重な体験となりそうですよね。
近江神宮といえば天智天皇を祀る神社。
学問を勧めた人物であり、さらには百人一首の第一歌
『秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ』
を残した人物。
そうのような歴史的に名を残した人物を祀る近江神宮内は、そのゆかりからもかるたの殿堂とも呼ばれるほどの場所となっています。
アクセス
京阪石山坂本の近江神宮前駅から、近江神宮の拝殿までは徒歩10分ほどで到着します。そこからさらに敷地内を置くまで歩いたところにあります。
近江勧学館へ行ってみた
それでは、近江勧学館へと行ってみましょう。

こちらが近江勧学館入り口です。
すでにちはやふるのポスターなどが前面に出されていますね。
日本全国の多くの競技かるたの選手たちがこの聖地を目指して日夜練習に励んでいるわけです。

入るとすぐに、近江神宮及び近江勧学館関係のグッズ販売が行われています。
近江神宮のキャラクターであるおおつ光ルくんのグッズや、ちはやふる関係のグッズも充実しています。
ここでしか手に入らないものもあるので、近江勧学館に訪れたときにはぜひ見ておきたいところです。

館内一階にはいると、ちはやふるの登場人物のパネルが!!

ここでは記念撮影をすることができます。
巨大な百人一首かるたをもって写真撮影をすることができるのですよ。

名人位戦・クイーン戦が行われる場所としても有名であり、過去の大会の資料なども数多く展示されています。
なお、施設の二階に上がると大広間や食堂といった各種研修に利用することができる設備が整えられています。

百人一首かるたにちなんだ大津の各種施設について紹介されていました。
大津だけでもこれだけの名所があるのですね。
いかがだったでしょうか。
今回の施設ですが、もちろんのことながら近江神宮に訪れた際に誰もが訪れることができる施設です。
百人一首かるたの聖地であるということから、競技かるたに取り組んでいる学生さんたちの合宿などには引く手あまたなのだそうです。
実際にこの研修施設を訪れてみて、その神聖な空気を感じてみてはいかがでしょうか。