1224【タイ紀行】チェンマイに来たからには必ず訪れなければいけないほどの寺院『ワット プラタート・ドーイステープ』

タイ(Thai)
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タイの中でも北部に位置し、比較的すごしやすい地域に位置するチェンマイの街。
古都の雰囲気が残るこのチェンマイの街には、様々な寺院が街中に残り、古き時代とそれを生かした新しい町づくりとが同居する、独特な雰囲気をもった街なのです。

そんなチェンマイに数明日寺院の中でも、今回紹介する寺院は、チェンマイに行ったからにはここを訪れなければチェンマイに行った意味がない、とまで言われるほどの有名な寺院なのです。
しかしこの寺院。
チェンマイの市街地にはありません。
チェンマイ市街地から北西に約15km。
そして、山頂へと通じる道を登り、標高1080mもあるステープ山の山頂にある寺院なのです。
その名を、ワット プラタート・ドーイステープと言います。
仏教寺院であるこのワット プラタート・ドーイステープですが、建立されてから約650年。
当時タイ北部にあったラーンナー王朝の王によって建立された由緒ある寺院です。

現在は、寺院が始まる門までは自動車道が整備され、そこからさらに石段もしくはケーブルカーで山頂まで上がると、黄金に輝く仏塔が人々を出迎えてくれます。
そして、山頂であるこのワット プラタート・ドーイステープからは、天気が良ければチェンマイの街を一望することができます。

今回はそんなチェンマイを代表する仏教寺院である、ワット プラタート・ドーイステープを紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • チェンマイにある天空の寺院、ワット プラタート・ドーイステープへお参りに行ってみませんか。

ワット プラタート・ドーイステープ

ワット プラタート・ドーイステープは、タイ北部の街であるチェンマイにある仏教寺院です。
しかし、市街地の中心にあるのではなく、中心地から北西に15kmほど行ったところにあるステープ山の山頂にある寺院なのです。
公共交通機関はないので、チェンマイ市街地からタクシーや乗り合いバスであるソンテウ
Grabなどをチャーターすると、訪れることができます。

そんなワット プラタート・ドーイステープですが、その建立は1383年のこと。
当時タイ北部にあったラーンナータイ王朝の王によって建立された寺院です。
現在は道路が整備され、自動車で門まで訪れることができるようになっています。
そしてその門からは306段ある石段を上がるか、ケーブルカーに乗って山頂の寺院を目指します。

山頂の寺院は1080m地点にあり、ここからはチェンマイの街を一望することができる絶景スポットとなっています。
見どころは釈迦の遺骨である仏舎利が治められている黄金の仏塔です。
お祈りをしながらこの仏塔の周りを3周すると、その願いがかなえられるということから、多くの人々がこの仏塔の周囲を祈りながら歩いている姿を見ることができます。

アクセス

チェンマイ市街地からタクシーやソンテウなどで30~40分ほどで到着します。

ワット プラタート・ドーイステープへ行ってみた

それでは、ワット プラタート・ドーイステープへ行ってみましょう。

タクシーやソンテウ、Grabなどでワット プラタート・ドーイステープを訪れると、この場所で卸されます。
上の写真の中央の建物に入ると、寺院への入館料と、ケーブルカーの入場料のカウンターがあります。
なお、写真の左側の方には徒歩で登ることができる石段がありますが、この時は上りはケーブルカーで。
帰りは石段で下りてくることにしました。

チケットカウンターでチケットを購入し、その先にあるエレベーターに乗ります。
おそらくこのエレベーターでケーブルカー乗り場に行くんだろうなあ・・・
と思っていると・・・!!?

なんとエレベータが斜め上に向かって動き出しました。
なんとこのエレベーターがケーブルカーだったのです!!

石段で約300段分。
数分でケーブルカーは山頂駅へと到着します。

山頂駅の到着です。
この像の前で、チケットチェックされますので、準備しておきましょう。

寺院のゲートを上がります。
なお、ワット プラタート・ドーイステープでは、寺院の内部は土足厳禁なので、裸足で参拝しなければいけません。
雨の日は、かなりすべりやすいので注意が必要です。

入り口です。
ここからワット プラタート・ドーイステープとの敷地内に入ります。

この奥の建物に入るためには、手前にある靴箱に靴を置いて、裸足になって入ります。

中央には黄金の仏塔が見えますね。
なんと高さは22mもあるのだそうです。

この仏塔の周りを歩くことができるようになっています。
黄金の仏塔の周りを、入り口のところで線香と蓮の花を購入し、それらをもってお祈りしながら時計回りに3周します。
最後に線香と蓮の花をお祈りすると、その祈りが通じるとされています。

仏塔の周囲にも数々の仏像が安置されています。

タイではなかなか見かけることのない、エメラルドの仏像があります。

訪れた日はタイ王妃の誕生日目前。
タイ王妃の誕生日は、母の日という祝日です。
どこに行っても、王妃の誕生色である青に彩られて、お祝いムードが漂っています。

寺院の周りの外周も歩いてみましょう。
こちらはお墓ですね。
タイのお墓は、どの人のお墓かがわかるように顔写真が貼られています。

こちらはテラスになっています。
この日は相変わらずのお天気だったので何も見えませんでしたが、晴れているとここからチェンマイの市街地が一望できるのだそうです。

それでは下山していきます。
下山は、蛇の道のようになっている306段の石段を下りていきます。
なお、登りもこちらの階段は利用することができますよ。

石段を下りると、参道の両サイドにはいろいろなお店が現れてきます。
寺院への参道にあるお店なので、仏具を売っている店もかなりたくさんあります。

こちらが出口ですね。

出口からでると乗り合いバンのソンテウ乗り場があります。
ソンテウは安いのですが、ある程度お客が集まらないと出発しないので、急いでいる場合はタクシーを捕まえた方が早いです。

ワット プラタート・ドーイステープ前にもいろいろなお店が並んでいます。

ただし、そこまで食べ物屋は多くはありません。
色々な種類のお店の中から選びたいのであれば、一度下山して町長で探す方がいいかもしれません。

いかがだったでしょうか。
ワット プラタート・ドーイステープという山頂にある独特な寺院を紹介してきましたが、日本をはじめどこの国にもこういった山頂に設けられた寺院というものは探してみると見つかるものです。
何より、チェンマイの人々にとっても神聖なこの場所。
とにかく人々がひっきりなしに訪れています。
市街地からは離れた場所ですが、ワット プラタート・ドーイステープへと向かう交通機関はたくさんあるので、チェンマイに行ったからにはぜひとも訪れておきたい寺院ですね。