1228【タイ紀行】アユタヤで連日開催される地元の人々向けのナイトマーケット『バンランナイトマーケット』

タイ(Thai)
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タイの楽しみといえばナイトマーケット
観光客も多くが集まる場として、連日にぎわいを見せるのがこのナイトマーケットですよね。
ところでこのナイトマーケットなのですが、日本でいうお祭りの出店の様に、特別感のあるものではないのです。
ナイトマーケットの中には、毎日の人々の生活を支えるナイトマーケットとして地元の人々が多く集まるものも数多くあるわけなのです。

今回紹介しているのはそんな地元密着型のナイトマーケット。
場所は、タイの古都アユタヤです。
アユタヤにもナイトマーケットは数々あります。
観光客向けには、曜日限定のナイトマーケットが存在するわけなのですが、今回紹介しているナイトマーケットは、夕方から21時ごろにかけて、毎日開催されているナイトマーケットなのです。
その名前をバンランナイトマーケットと言います。

しかし、このナイトマーケットは、どちらかというと地元の人々の夕飯のために開かれているナイトマーケット。
そのため、他のナイトマーケットと比べるとかなり実用的なナイトマーケットとなっています。
バンコクのナイトマーケットで見られるようなフードコート要素のある場所はあまりありません。
どちらかというと、持ち帰りが前提となっているお店がほとんどなのです。
そのため、ここで食べたいものをたくさん買いあさって、ホテルに持ち帰って食べる。
というスタイルが中心になるナイトマーケットなのです。
非常に地元感を味わうことができる場所なのですよ。

今回はこのアユタヤにあるナイトマーケットであるバンランナイトマーケットを紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • アユタヤ観光の穴場!?ツアーではなかなか行くことができないワット・プッタイサワンに行ってみよう。

アユタヤに関する記事です。

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バンランナイトマーケット

バンランナイトマーケットはアユタヤの中心地で毎日開催されているナイトマーケットです。
ほかにも曜日限定で開催されているマーケットもありますが、こちらのバンランナイトマーケットは毎日開催されているということからも、そのターゲットが異なるナイトマーケットなのです。
それは、このマーケットが地元の人々向けのローカルマーケットだからなのです。
そのため、縁日感があるのではなく、まるで市場にいるかのような雰囲気が漂っているナイトマーケットなのです。

バンコクのナイトマーケットでは、フードコートが多数用意されており、ナイトマーケットで購入したものをその場で気軽に食べることができます。
しかし、このバンランナイトマーケットにはそのようなフードコートエリアはありません。
ほしいものを購入し、自宅へ持ち帰って食べることを楽しむためのマーケットなのです。
(※それでも一部のお店には専用のフードコートスペースもあります。)
そういったことから、ナイトマーケットでよくみられるような、ファーストフード的なものから、じっくりと煮炊きした総菜物までが数多く並んでいます。
毎日の夕食で食べられるようなタイの家庭の味が盛りだくさんなのですね。

マーケット全体の8割ぐらいは食べ物系の屋台ですが、一部は衣類や雑貨関係を売っている屋台もあります。
なにしろアユタヤの中心地にあることからアクセスは抜群です。
しかし、ローカル向けであることもあり、閉店は早め。
21時までとなっていますが、20時ごろからは店じまいも始まるので、なるべく早めに行くほうがよいでしょう。

アクセス

ワット・プラ・マハータートから南に150mほどのところにあります。

バンランナイトマーケットへ行ってみた

それでは、バンランナイトマーケットへ行ってみましょう。

ワット・プラ・マハータートを右手に見ながら、通りを南下していきます。
歩いてもすぐのところにナイトマーケットがあるのですよ。

遺跡地区を歩いていくと、色とりどりのテントが立ち並んでいるところが見えてきます。

大通りの片側に、テントが連なったマーケットが見えてきました。
こちらがバンランナイトマーケットです。

連日開催されているこのナイトマーケットは、地元密着型。
マーケット内の通りはそれほど幅はありませんので、けっこうごった返しています。
そして、見ての通り食べるためのスペースというのはありません。
一部のお店が、その店で買ったものを食べるためにイートインスペースを用意していました。

ナイトマーケットおなじみの食べ物がたくさん。
また、中には珍しいものもあったりしますよ。
海鮮系のお店も多い感じです。

そして、地元民の夕飯のためのお店が多いこともあって、総菜系が多いことも特徴です。
上の写真の様にお惣菜がビニール袋に入れられて売られています。
東南アジアでは、総菜を買うのも、お菓子を買うのも、ドリンク類を買うのも!?このビニール袋が大活躍です。

300mほどあるマーケットのある程度奥まで進むと、衣類関係のお店も見えてきます。
こちらも日常生活用の物が売られています。

海鮮系のオムレツのお店です。
焼き立てを食べることができます。

こちらはパンのお店ですね。
タイではエッグタルトがどこでも売られており、値段もびっくりするほど格安です。

こちらはカエルですね。

おそらくモルモットかな?と思います。

アボカドの苗が売られていました。

豚バラ肉のフライですね。
切り分けて甘辛いタレにつけてくれます。

なんとタイではたこ焼きも大人気。
どこのナイトマーケットでも売っています。
でも中身はバラエティ豊か。
蛸だけではなく、ソーセージやベーコン、チーズ、カニカマにわかめサラダと、色々ある中から選べます。

こちらも海鮮系のオムレツのお店ですね。

焼き鳥、焼き豚も炭火でじっくりと焼いていますね。

鳥を丸ごとローストしていました。

鶏肉がメジャーなタイでは、鶏肉を余すところなく食べます。
写真は鶏の足、モミジですね。

歩き回って疲れたらドリンクも売ってますよ。

ドリアンのあります。
グラム売りなので、まあまあ青安く手に入ります。

お家のお手伝いで買い物に来ているのかな。

豆腐の屋台もありました。
東南アジアの豆腐はどちらかという酢っぽい味がするのですがここはいかがでしょうか。

スムージーのお店ですね。

これは何点か見かけたのですが、バナナの葉でくるんだカレーです。

グリーンカレーを目の前で煮込んでいますよ。

こちらも煮込みのカレーのようですね。
海鮮系です。

練り物の屋台です。

牛串はわかるのですが、隣にあるのはクロコダイル串です。

少し薄暗くなってきたところでホテルに戻りましょう。

テイクアウトした品々はこのような感じ。
自分なりの夕食を楽しむことができますよ。

いかがだったでしょうか。
地元密着型のナイトマーケットであるバンランナイトマーケット。
自分なりのアラカルト菜夕食を作りたいときにはピッタリかもしれませんね。
なによりも、アユタヤの人々の日常の食事を楽しむことができてしまうナイトマーケットなのです。
高級なレストランもいいですが、少し変わった夕食というのもおもしろいかもしれませんよ。
より深くタイを楽しみたい人にはお勧めの場所なのでした。