129【ミャンマー紀行】世界遺産『バガン』でも今回は遺跡メインではなく、馬車がメイン!?

世界の世界遺産(World Heritage)
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ミャンマーで長らく世界遺産登録を期待されながら、ようやく2019年に「バガンの考古地域と記念建造物群」として世界遺産登録されました

これからますます期待が広がる世界遺産ではありますが、登録前の比較的自由に観光できたいた頃が懐かしかったりもするわけで。

そんなバガンですが、車やバイクでまわったり、レンタルバイクや自転車などもあり、様々な回り方があるのですが、ここでしかできない体験として、馬車で回るというのはどうでしょうか。

車やバイクに比べれば圧倒的に遅いですが、ストゥーパ(パゴダ/仏塔)が点々と広がるバガン。
次の目的にのストゥーパに向かう光景は、まさしく『リアル〇ラクエ』が楽しめますよ。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • いざ次の目的地へ。のんびりと馬車に揺られながら、旅立とう!

行ってみたら予想以上だった世界遺産の一つがバガンです。

121【世界遺産】行ってみたら予想以上だった世界遺産ピックアップ5
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バガンから行ける隠れたスポット。天空の寺院タウン・カラットの記事です。

014 【ミャンマー紀行】ポッパ山の天空の寺院タウン・カラットへの一苦労な行き方
ミャンマー中部のバガンというと、最近世界遺産に登録された素晴らしいスポット。しかし、その近くに、さらにミャンマーを感じられるスポットが存在するのだ!

バガン

バガンはミャンマー中部にある町であり、上の写真のように、あたり一面にストゥーパ(パゴダ/仏塔)や寺院が立ち並ぶ仏教遺跡です。
その数は大小合わせて3000を超えると言われ、アンコールワットやボロブドゥールとともに世界三大仏教遺跡の一つとされています。

時の権力者が建立したものはもちろん、一般の人も蓄財をして、ストゥーパを建てたりと、その財に応じて大きいものから小さいものまでが立ち並んでいます。

長年仏教遺産として世界遺産登録を待ち焦がれていた遺跡群ですが、不安定な政治状況だったこともあるのですが、遺跡の中に居住地ができていたり、上空からバガンを眺めるための塔が立てられたり、仏像が電飾されたりと、いろいろとあったようです。
そして、ようやく2019年に「バガンの考古地域と記念建造物群」として世界遺産登録されました。

今回紹介するバガンの光景は2015年の8月のものです。
幸運なことにこの時期がバガンにとっての転換点だったと思います。

この1年後の2016年にバガンを大地震が襲いました
今回紹介した中にあるスラマニ寺院などでは、尖塔部分が大規模に崩落したりするなど、バガンに大きな爪痕を残しました。

また、同年の12月には、ストゥーパへの登頂が禁止され、有名だった遺跡の上からサンセットやサンライズを眺めることもできなくなりました。
禁止になった理由とは、文化財の保護や、宗教施設に対して観光目的の登頂が不適切であるなどの理由がありました。
また、観光客の落下事故があったことも原因の一つとされています。
確かに、実際に登ることができたこの時期でさえ、かなり危険を感じたことは覚えています。
とくに、サンライズを見に行った時はあたりが真っ暗の中登り、あたりが明るくなった時に、よく暗闇の中ここまで登ってきたものだと、少し恐怖を感じたものでした。

今回紹介していますが、この時はサンライズもサンセットもストゥーパ上から見ることができました。
特にサンライズは、暗闇の中、太陽の光に照らされて次々とストゥーパが表れてくる光景はなんともいえないものでした。
馬車の旅と共に、その時の光景も見ていただければと思います。

アクセス

アクセス手段はいろいろとありますが、ヤンゴンから飛行機で向かうのが一番速くいくことができます。
夜行バスを使えば、一晩寝ているうちに到着することができますよ。

さらに北部にあるマンダレーを味わいたい人は、先にマンダレーを訪れ、そこからバスでバガンというルートもよいかもしれませんね。

バガンの馬車

これがバガンでチャーターした馬車です。
簡単なルーフがついているのですが、そこにマットレスが敷いてあり、乗っているときはそこでゴロゴロしながら到着を待つことができます。
バガンの日中帯はかなり高温になるので、簡単な屋根がついているのがとてもありがたかったです。

それでは、一味違う馬車での旅を堪能していきましょう。

馬車で巡るバガンの旅

バガンの町は、写真のように舗装されていないところがほとんどです。
バイクなどでも走るのは結構大変です。
馬の方が歩きやすいのかもしれませんね。
ちなみに糞は、馬のお尻の下に糞受けが備え付けられているので、町中には糞は落ちていませんでした。

とにかくのーんびり進みます。
そのため、距離の割には思っている以上に時間がかかります。
短時間で限りなく回りたい人にはあまりお勧めできませんが、バガンで2~3日過ごせるならば、馬車といういう選択肢はありですね。

本当にたくさんのストゥーパがあります。
小さなものであれば、視界に入るだけでも無数にあるぐらいですね。

メインの見どころとなるポイントから次のポイントまでの移動中はずっとこのような光景です。
少しずつ次の目的地が見えてくるとテンションが上がってきます。

ちなみにこのときは、どこのストゥーパも入って登ることができました。
現在は難しいかもしれません

では、まずは、ストゥーパから眺めるサンセット、サンライズを見に行きましょう。

ストゥーパから見るサンセット

奥の白い建物が、サンセットを見るために訪れたストゥーパです。
続々と観光客が表れてきていました。
馬車は、少数派ですねえ。

ストゥーパの半ばくらいまで登ります。
けっこう階段は危ないので、落下事故があったとしてもおかしくはありませんでした。

なお、バガンでのストゥーパや寺院に入るには必ず靴を脱いで入ります。
日中帯は、石が焼けるように熱く、かなり苦行でした。

これ具合の高さまでやってきます。
かなり観光客であふれています。

サンセットです。
ストゥーパによじ登っている観光客も。
こういうところがダメだったんじゃないかなあ。

日が暮れました。
このくらいで降りないと危ないのです。

このような急こう配の階段だからです。
ここは手すりもついているのでまだマシなほうでした。

暗くなってきた背景に、ストゥーパが映えますね。

ストゥーパから見るサンライズ

それでは次はサンライズです。
上の写真より前の写真は、真っ暗だったのでここから開始します。

ここのストゥーパはそこまで人がいませんでした。

真っ暗だったときにここまで登ってきたのですが、手すりもなくかなり危ないストゥーパだとわかって、あとでびっくりしたのを覚えています。

暗闇の中からストゥーパが浮かび上がってくる光景が、サンセットとは違う現像間を醸し出しています。

なお、先ほどサンライズを見たストゥーパを、前に立っていたストゥーパから眺めてみました。
見ての通り手すりなどはないので、危ない!

オールドバガンの町並み

再びストゥーパ/寺院巡りに出発します。

場所によっては、中でこのようなお土産を売っている場所もあります。
上の絵はサンドアートで、砂で書かれています。
今でも我が家の玄関を飾っている作品です。

相変わらず移動時の光景はこのような感じです。
あくせく回るよりも、馬車でゆっくりはいいものです。
とにかく暑くて体力を消耗するので、これぐらいゆっくりと体力を回復しながら回るほうがいいのかもしれませんね。

では、少し有名どころの寺院を紹介していこうと思います。

スラマニ寺院

1100年代に立てられた有名な寺院です。
内部には黄金の仏像や彩り豊かな仏像、そして無数の仏像が描かれたフレスコ画が壁一面を飾っています。

しかしちょうど1年後の、2016年の八月にバガンを襲った大地震により尖塔部分が崩落しました
崩落後の写真を見たのですが、かなりショッキングなものでした。
だれも被害にあわなかったことだけが幸いでした。

ダマヤンヂー寺院

ダマヤンヂー寺院が見えてきました。
このように次の目的地が少しずつ近づいてくるあたりが冒険感をくすぐります。

この寺院はいろいろといわくがあり、そもそも建造された理由が、父殺しの王が自らの罪の贖罪のために立てられたのだそうです。
ただし、建設途中にその王もなくなってしまったため、現在でも未完成のまま残されているのだそうです。
そのような因縁のある寺院のためか、内部も少し不気味な雰囲気が漂っています

馬車は木陰で一休みです。
朝から歩きっぱなしでしたからね。
けっこう馬は暑さにも強いのですね。

タビニュ寺院

次はタビニュ寺院です。
こちらはその高さで有名な寺院です。

バガンの中でも最大級の高さ65mを誇る巨大な寺院です。
内部には、大きいものから小さいものまで緊迫をまとった仏像が安置されています。

マハーボディー・パヤー

少し形がまわりの寺院とは異なるつくりをしています。
インドにある仏教寺院を参考にして作られた寺院らしいですね。

プー・パヤー

最後はエーヤワーディ川沿いにあるプー・パヤーというストゥーパです。

ひょうたん型の建築様式であり、バガンで最も古い7~8世紀頃にピュー族によって建てられました。
しかし、1975年の大地震で崩壊したのちに再建されたのだそうです。

いかがだったでしょうか。
バガンの町は世界遺産登録されたことにより、より一層世界から注目されてきています。
残念ながらストゥーパに登ったり、ということはできなくなり、いろいろと制限が出てきていることも確かですが、この一面に並ぶストゥーパや寺院の光景は、自分の目で見てみると忘れられない光景になります。
そんな幻想的な光景を、馬車でゆっくりと見て回ってみるのもいいかもしれませんよ。