今回は伝統的な食にあふれている京都でのカルチャー体験について書いていきます。
京都といえば古き都として、伝統的な食や文化がたくさんありますよね。
そして、そういった伝統を気軽に体験できることも京都の良さであります。
今回は、八つ橋庵 かけはしが行っているカルチャー体験プログラムの中から、豆腐作り体験について紹介していきたいと思います。
できあがった豆腐を湯豆腐として食べる。
このあっさりとした中に、ダシの味が香ることがいかにも京都っぽいですね。
というわけで、今回のわきみちは、
京都に関する記事です。

京都のカルチャー体験
八つ橋庵 かけはし
八つ橋庵かけはしとは、生八つ橋から洋菓子まで、和菓子洋菓子などを製造販売している菓子工房です。
和洋菓子を購入することはもちろん、こちらではカルチャー体験を楽しむことができるのです。
屋号にもなっている八つ橋作りから、今回紹介している豆腐作りまで数多くの体験が楽しめるのです。
・豆腐作り体験
・京七味作り体験
・創作おばんざい料理体験
・生八つ橋作り体験
・お抹茶体験
・いちご大福作り体験
・生麩まんじゅう作り体験
・練り切り作り体験
・みたらし団子づくり体験
・抹茶パフェづくり体験
・だし作り体験
・まゆ人形作り体験
・手描き友禅体験
などなど
何度も足繫く通ってしまいそうですね。
館内には茶房や、創作京料理が楽しめるダイニングなどもあります。
アクセス
最寄り駅は阪急電車京都線『西京極駅』から徒歩で約15分です。
しかし、大きな駅からであればバスで向かうほうが楽にいけるかもしれません。
豆腐
豆腐は、大豆を原料として、大豆のたんぱく質をにがりで固めて成型した食品です。
元々は中国から1000年以上前に日本に伝来しましたが、日本の食生活の中で様々な料理法が考え出されていいました。
冷ややっこや湯豆腐、豆腐田楽や揚げ出し豆腐など、地方によっても様々な食し方がありますよね。
また、ごま豆腐や卵豆腐など、豆腐から派生していった食べ物も多数あります。
そして、現在では、健康食品として日本から世界に伝えられ、多くの国々で食べられている食品です。
現在スーパーなどでは、豆乳を押し固めたもめん豆腐と、濃い豆乳をプリンのように固めた絹ごし豆腐が主に売られています。
豆腐作り体験
八つ橋庵 かけはしでは、豆腐作り体験ができます。
大豆を生搾り製法を行うことで、豆乳・おから・湯葉づくりを行い味わいます。
そして最終的には、「おぼろどうふ」 「木綿どうふ」を作ります。
出来上がった木綿どうふは、湯豆腐にして、美味しいたれをにつけて食べることができます。
自分たちで作ったとうふは格別ですよね。
全行程1時間30分であり、1630円/人です。
外国からの方にも体験していただけるように、英語のテキストも用意されています。
豆腐作り体験
それでは豆腐を作っていきたいと思います。
スーパーに行けば手軽に手に入る豆腐。
実は自分たちで作ってみると、けっこうたくさんの工程があるのです。
①呉づくり
大豆を一晩水につけしっかりと給水させます。
その大豆を水ごとミキサーなどですりつぶして呉を作ります。
八つ橋庵かけはしでは、あらかじめこの工程は行ってくれています。
②火入れ

沸騰したお湯の中に呉を入れて、焦げ付かないようにまぜて煮ていきます。
③豆乳づくり
焚きあがった呉を、もめんの袋に流しいれてこします。
このこした後の液体が豆乳なのです。
④おからづくり
もめんの袋をしぼり、しっかりと豆乳をしぼり切った後に残ったのが、おからです。
⑤ゆばづくり

豆乳を火にかけて、75度にすると、表面にまくが張ってきます。
このまくがゆばなのですね。
80度を超えると大豆たんぱくが固まりにくくなるそうなので、火加減に注意が必要です。
⑥にがりをうつ
75度の投入ににがりを全体に回し入れます。
底から2~3回混ぜて、蓋をして約15分間放置します。
⑦木箱で固める

よく濡らした木箱に、もめんのしき布をいれて、固まった豆腐を入れていきます。

⑧水抜き
木蓋をした上に重しを置いて、約15分間しっかりと水抜きをします。
⑨さらし

冷水でさらし、余分なにがりやアクを抜いていきます。
約30分間で完成です。
⑩実食

できあがったもめん豆腐を湯豆腐で召し上がります。
ダシのきいたたれで食べる湯豆腐は格別ですね。
いかがだったでしょうか。
京都では観光以外にも、気軽に京都の文化を体験できるプログラムを見つけることができるでしょう。
京都の食文化も観光のついでに気軽に体験してみてはいかがでしょうか。