160【妄想紀行】岩山を丸々掘り下げて造られた3つの宗教の寺院『エローラ石窟群』

世界の世界遺産(World Heritage)
この記事は約6分で読めます。

どうもこの妄想紀行ですが、石窟系の場所が多いような。
確かに、巨大な大きな岩を削りだして作ったものには、自然の雄大さと人類の巧みさが合わさった神秘的な雰囲気すらありますものね。
さあ今回も行ってみましょう!妄想で!!

今回は、インドの世界遺産『エローラ石窟群』です。
ここは巨大な岩山をくりぬいて作られた寺院なのですが、明らかに一つの世界観だけをイメージして作られたものではなかったのです。
それもそのはず、ここにはインドに根差した3つの宗教観が表されている、世界的にも稀有な寺院なのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • インドにゆかりのある3大宗教が一つの場所に集まった、ここでしか見ることができない奇跡の石窟寺院

ロシアの『キジ島の木造教会建築群』の妄想紀行です。

137【妄想紀行】島の中に多数の木造建築『キジ島の木造教会建築群』
今回は、ロシア連邦カレリア共和国にある世界遺産『キジ島の木造教会建築群』を妄想で訪れてみました。ここは初めてその写真を見たときに、その建物の形状が強烈に印象に残る教会なのです。厳しい自然環境を300年以上も耐え抜いてきたこの木造建築からは、何か不思議な懐かしさも感じてきます。

エチオピアの『ラリベラの岩窟教会群』の妄想紀行です。

119【妄想紀行】エチオピアの凝灰岩をくりぬいて建造された『ラリベラの岩窟教会群』
アフリカにあるエチオピアの世界遺産『ラリベラの岩窟教会群』。地中にある十字型の教会の写真を見たことはありませんか?実はこちらは、世界遺産登録に第一回登録された12ののうちの一つなのだそうです。妄想紀行ですので、一緒に行った気もちになって見てみませんか。

今回の目的地

エローラ石窟群

見どころ

エローラ石窟群は、インドの西海岸にある都市ムンバイから北東に350~400kmほどのところにある石窟寺院です。
1983年にエローラ石窟寺院群』としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

インドにはほかにもアジャンター石窟群やエレファンタ石窟群といった、エローラ石窟群を含めて三大石窟と呼ばれる寺院が残されていますが、その中でもこのエローラ石窟群には、ここだけでしか見ることができない特徴があるのです。

それは、インドにゆかりのある三大宗教の34にも及ぶ石窟寺院がこの地に一堂に介しているのです、
紀元前500年ころに、釈迦が開いた仏教。(第1~12石窟)
仏教徒時期を同じくして、不殺生を教義としたために商業従事者に広がったインド独自のジャイナ教。(第30~34石窟)
そして、現在のインドで人々の生活に深く根ざしたヒンドゥー教です。(第13~29石窟)
この3つの宗教寺院がこのエローラ石窟群には建造されているのです。

仏教石窟

エローラ石窟群では最も古く5~7世紀に造られました。
主に、仏教の修行僧が生活ををしながら瞑想を行うための作りとなっています。
第10窟のチャイティヤ窟は、天井の高い作りになっており、最奥部には仏陀の像が置かれています。

ヒンドゥー教石窟

7~9世紀ころに作られました。
その中でも第16窟カイラーサナータ寺院はエローラ最大の見どころと言われています。
その規模の大きさから成功に掘られた彫刻に至るまで、完成に長い年月を要したことを感じさせる作品群となっています。
実際、第16窟の完成までには1世紀の歳月を必要としたといわれています。

ジャイナ教石窟

9~10世紀につくられたとされ、他の2大宗教の石窟に比べると規模は小さくなっていますが、最も繊細で複雑な構造をしていることがその特徴となっています。
ジャイナ教の石窟寺院は、中庭の神殿とそれを囲む石窟寺院群から構成されています。

妄想紀行

日本から出発。
タイを経由してインドのデリーに降り立った。
インドというととにかく暑いイメージがあるが、デリーはインドでも北部にあるため、季節によっては寒くもなる地域です。
デリーにて国内線に乗り換え、オーランガバードまで。

2時間ほどのフライトでオーランガバードに到着。
インド名物である空港で大挙するタクシードライバーを抜け、タクシーをチャーターし、エローラ石窟群へ向かう。

1時間ほどタクシーで走ると、エローラ石窟群に到着した。
ここは南北2kmもの間に、34もの石窟寺院があることもあり、多数の寺院と参拝者があふれているよう数が目に入った。

見どころがたくさんあるなかで、ひときわその大きさが目をひく第16窟「カイラーサナータ寺院」。
高さ33mにもおよぶエローラ石窟群最大のヒンドゥー教寺院だが、まずはここから見ていくことにした。
カイラーサナータ寺院は100年の歳月をかけて作られ、1枚の岩を掘り下げていくことで作られています。
それらの作業が全て人の手で進められたことを考えると、この規模の大きさは驚嘆に値した。

エローラ石窟群はまだまだ見どころがある。
仏教寺院もジャイナ教寺院も、そしてその造られた年代も様々だ。
じっくり
時間をかけて、まだまだ楽しめそうだ。

・・・・・以上、妄想でしたw

わきみちポイントは?

例えば、肋骨のような天井が印象的のチャイティヤ窟。

一見木造寺院を感じさせるような作りになっているところもあったりしますが、総じてエローラ石窟群のこれだけの巨大な寺院群が、全て巨石を掘り出して作られたという点が見どころです。

何百年もの歳月は、木造の建造物であれば朽ちてしまい、それ以外の建材を用いた建造物であったとしても廃墟と化し、自然の森に帰るものも多くあります。
そのような中で、1000年以上もの歴史をもつエローラ石窟群は、その年月さえも感じさせないほどの輝きをいまだに持ち続けており、今もなお常に巡礼者が集い続ける聖地です。
石窟に触れることにより、建造にかかった途方もない年月や、膨大な職人たちの息吹を感じることができる遺跡なのです。

今回の国

インド

インドは、南アジアに位置する、世界第二位の人口を有する国です。

首都はニューデリーで、日本の約8.8倍の国土を有する、多民族国家です。
パキスタンやネパール、中国などと国境を接しているため、いくつかの国境の個所では、国境問題を抱えています。
特にインドが英国から独立する際にヒンドゥー教徒の多い地域がインド、ムスリムが多い地域がパキスタンとして独立しており(のちに東パキスタンがバングラデシュとして独立)するなど、緊張状態は続いている地域でもあります。
州ごとに公認されている言語が21ありますが、インドとしての公用語はヒンディー語と英語です。

渡航ルート

日本→オーランガバード

エローラ石窟群の最寄りの空港がある街はオーランガバードです。
オーランガバード空港(チカルサーナ空港)は、国内線のみが就航する空港であるため、デリーやムンバイから国内線に乗り換えをする必要があります。
エローラ石窟群までは、空港からタクシーなどで20kmほど北西に行ったところにあります。

日本(成田)からインドのデリーまでの片道運賃は、
通常の航空会社(タイ航空やカタール航空、エミレーツなど)の場合は5万~10万
LCCの場合(ベトジェットエアなど)は3万~5万です。
韓国やタイ乗り継ぎの場合は、所要時間は15時間程で到着します。

デリーからオーランガバードまでは、国内のLCCであるIndiGoを利用すると、5000円~1万円程で、2時間ほどで到着します。

予算

飛行機をどれにするかによりますが平均的には、トータルでは20万円が目安になるのではないでしょうか。
ただし、インドにせっかく行くのであれば、他の見どころもまわりたくなりますよね。
となってくるとその分予算は変動してきますね。

いかがだったでしょうか。
【妄想紀行】ですので、あくまでも自分で見て聞いて体験したものではありません。

将来的に、こちらを訪れることがあった場合は、しっかりとした紀行記事としてリライトしていきます。