162【香川紀行】長く険しい参道の先には『こんぴらさん~金刀比羅宮~』

四国地方(Shikoku)
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今回は、江戸時代から伊勢神宮参りと並んで有名な金刀比羅宮(通称 こんぴらさん)について紹介していきます。

最近であれば神社本庁からの離脱でニュースをにぎわせたことが記憶に新しいこんぴらさんですが、誰もがその名前を聞くと真っ先に長ーーい参道の石段を思い浮かべることでしょう。

こんぴらさんを全て参拝するためにはこの1300段以上にもなる石段を一段ずつ上っていかなければいけないのです。
かなり過酷であるわけであすが、老若男女様々な年代の方々が本宮、そして奥社を目ざして上っている様子を見ることができます。
石段を登り切ったその先には、いったい何があるのでしょうか!?

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 激しく体力の要求される過酷な参道。しかし、参拝し終えたとき、人々は自然と笑顔になるのです。

金刀比羅宮のすぐ近く、現存天守丸亀城の記事です。

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香川といえばうどんですね。

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金刀比羅宮(こんぴらさん)とは

金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町にある全国各地にある金刀比羅神社の総本宮であり、『こんぴらさん』の呼び名でもよく知られる神社です。
こんぴらさんを語るうえでかかせないことが、なんといっても参道の長く続く1368段の石段です。
参道入口から御本宮までが785段。(今回は、御本宮までの紹介です。)
そしてそこからさらに奥社まで行くとトータルで1368段の石段があるのです。

こんぴらさんは海上交通の守り神として信仰されており、漁師や船にまつわる仕事に就く人々などから強く信仰されています。

こんぴらん参りが庶民へ広がったのは江戸時代中期です。
全国各地で、互助会のような団体である”金刀比羅講”がつくられ、お金を出し合うことでこんぴらさん参りが、伊勢神宮参りのようにブームになったのです。

アクセス

JR琴平駅から徒歩20分もしくは、
琴電琴平駅から徒歩15分です。
下のような石畳の参道を通って、こんぴらさんに向かいます。

こんぴらさんに行ってみた

参道の石畳が終わると、いよいようわさの石段です。
以前は、上の写真にも乗っているように、石段を上る裏ワザ「かご屋」を使い、365段目の大門まで運んでもらうことができたのですが、残念ながら2020年1月、担ぎ手の方の高齢化に伴って、名物だった石段かごは廃業されました。
今はあの懐かしい光景が見れないと思うと残念です。

365段目にある大門が見えてきました。

ここまででまだまだ全行程からみると1/4ぐらいです。

五人百姓

こんぴら名物の加美代飴を売っている通称五人百姓です。
金刀比羅宮境内大門内でこの五軒の飴屋のみが販売を許されており、代々この場所で営業しています。
なお、どのお店で購入しても売っているものは同じです。
加美代飴は、砂糖と水飴、ゆず油からできており、中に入っている黄金色の小さなハンマーで割って食べます。
加美代飴自体も700年前から販売されているそうですよ。
こんぴらさんのお土産の定番ですね。
帰りにも通るので、購入するなら帰りですね。

石の鳥居をくぐりまっすぐに進みます。
足にとっては小休止ですね。

再び登りが始まりました。

まだこのあたりはそれほど急でもなく上りやすい石段です。
この先登りきったところの右手に書院があります。
そして、大きく左に向きを変えて進んでいくことになります。

もともと参道は、まっすぐに突っ切るような形でつくられていたのだそうですが、こんぴらさんにはたくさんの寄進物があり、それらを治める場所が必要になってきたため、大きく左に迂回するような参道になったのだそうです。

そして、御本宮までまた登りが始まります。
だんだんと幅が狭く、かなり急こう配な階段になってきました。

神社にはつきものの百度石がありましたが、ここのお百度参りはハードルが高いです。

御本宮エリア

御本宮エリアにつきました。
登ってきたものだけが味わえる風景です。

本殿に到着しました。

本宮エリアにある三穂津姫社拝殿です。

こちらも本宮エリアにある絵馬殿です。

航海安全の絵馬が多く願掛けされており、ソーラーボートも飾られています。

御本宮エリアをあとにし、旭社に降りてきました。
1837年建立された建物で、参拝順路としては本宮を参拝した後に参拝する習わしになっています。

かなり立派な建物であり、重要文化財にもなっています。

参拝順路に沿って、石段を下っていきます。

こんぴら狗と書かれています。
こんぴら狗とは、「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代わりに参拝をすることがあったのです。
首からかけた袋には、飼い主の名前を記した木札、初穂料、食費などが入っており、こんぴらさんに向かって旅する人から人へ連れられ、このちまではるばるやってきたのです。

このときはまだかご屋がありました。

道の両サイドに、灯明堂と釣灯篭があります。

こんぴらさんの参拝を終え、近くの商店街には平岡精肉店というお店があります。
こちらのコロッケとミンチカツは大人気であり、いつも行列が並んでいます。
参拝で疲れた小腹に!

いかがだったでしょうか。
今も昔も大人気の観光・参拝スポットです。
かなり体力が要求されますが、ゆっくりと自分のペースで御本宮を目ざしてみませんか。