166【インドネシア紀行】なぜ一つの町に二つの王宮が??『マンクヌガラン王宮』

インドネシア(Indonesia)
この記事は約4分で読めます。

今回は、インドネシアのジャワ島中部にある古都ジョグジャカルタからさらに北東にある、ソロ(スラカルタ)という街にある王宮を紹介します。

ソロといえば、ジョグジャカルタと並ぶ古都ではあるのですが、二大世界遺産に近いジョグジャカルタに比べると、少しその印象は薄い街ですよね。

しかし、ソロにも世界遺産『サンギラン初期人類遺跡』があったり、2つの歴史ある王宮などがあったりするため、見どころの多い街でもあります。
その中でも、今回は王宮の一つであるマンクヌガラン王宮を紹介したいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • インドネシアの中でもなかなかマイナーな街ではあるが、見どころの多い穴場スポット。

ソロからはすぐ、ジョグジャカルタでできる様々な体験です。

165【インドネシア紀行】ほんの数年でも光景が変わった世界遺産『プランバナン寺院』
インドネシアのジャワ島中部にある古都ジョグジャカルタからは、インドネシアの2大世界遺産を巡ることができます。その一つが『プランバナン寺院群』です。このプランバナン寺院群は複数のヒンドゥー教寺院と仏教寺院とで構成され、まだまだ発掘や修復が継続して続けられている遺跡です。
052【インドネシア紀行】インドネシアのろうけつ染め『バティック』
インドネシアに伝わる伝統工芸『バティック』。ユネスコの無形文化遺産にも登録されているバティック、インドネシアに訪問した時は何かと目にすると思います。しかし、バティックって何?という人も意外と多いのではないでしょうか。バティックが作られる工程を通して、紹介してみたいと思います。
059【インドネシア紀行】世界第3位の産地で味わう、生カカオの味
インドネシアでカカオが収穫されているって知ってましたか?なかなか日本では知られていないこのインドネシア産カカオ。近年、その製造方法なども洗練されてきており、年々高でぃんしつなカカオが世界に向けて流通され始めていっているそうですよ。
116【インドネシア紀行】インドネシアの焼き鳥サテ しかし、焼き"鳥"だけではないのがサテの奥深さです
インドネシアをはじめ、東南アジア諸国で一般的に食されている”サテ”について紹介していきたいと思います。これは何かというと、”焼き鳥”なのですが、使う肉の種類や、食べるときにつけるタレなどにインドネシアならではがあり、日本の焼き鳥とは少し異なった楽しみ方ができる料理です。

マンクヌガラン王宮

マンクヌガラン王宮はジャワ島中部のソロ(スラカルタ市)にあります。

ソロはジョグジャカルタと並ぶ古都であり、現在でも2つの王家が存続している不思議な街なのです。
かつてこの地を統治していたマタラム王国が、王位継承問題でジョグジャカルタ侯国とスラカルタ侯国の2つに分裂したことによって、王族が2つ存在し続けています。

スラカルタ王国の初代王マンクヌゴロ王によって、18世紀半ばに建造されたこちらの王宮は、伝統的なジャワ建築様式の建物であり、現在もなお王族が暮らしている建物です。

アクセス

ソロ駅からは1kmほど南に行ったところにあるため、タクシーかGrabが便利です。

マンクヌガラン王宮へ行ってみた

マンクヌガラン王宮内へ入館すると必ずガイドと一緒にまわります
日本人が訪れることはかなり珍しいそうなのですが、日本語のガイドができる方も1名おられました。
ガイド料は決まりはありませんが、50k/人ぐらいでしょうか。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 166mangkunegaran001.jpg

マンクヌガラン王宮に入ると、まずは広大な広場があります。
ここはかつて軍の演習や乗馬の訓練場であったところであり、現在でも国際的な行事等で使われることもあるそうです。

プンドポ

プンドポは、大屋根に大理石の床の三方吹き抜けの広間からなり、王宮の行事が行われる重要な建物です。

床一面には大理石が敷かれた大広間があり。宮廷舞踏やガムランの演奏なども行われています。
その入口には、黄金のライオン像がありました。

広間の天井には、1866年に設置されたシャンデリアが並んでいます。

開放的なジャワ建築様式のプンドポは広大な構造物であり、ジョグロという伝統的な屋根によって形づくられています。

プリンギタン・ダレム

プンドポの広間の北側には、プリンギタンと呼ばれるプンドポと奥の部屋をつなぐ空間があります。
ここは王室の賓客を迎える場所であり、床には大理石、窓の扉にはステンドグラスも見られます。

中華系の像が建てられていました。

この扉の奥はダレムであり、王家の私的空間ですが、現在は王族ゆかりのものが展示されています。
内部は写真撮影は禁止でした。

入り口には現王と王妃の写真が飾られています。

庭園

庭園には、ヨーロッパ風の彫像などがあり鳥のケージなどもありました。

中央応接室

庭園を見下ろすように八角形の建物があります。
中には応接室があり、ヨーロッパ風のシャンデリアや家具などが置かれています。

王宮博物館(マンク・ヌゴロ家公邸)

公邸の食堂の場所には、今では貴重な象牙細工と一面のステンドグラスが飾られています。

食堂奥のこの扉の向こうに、現王である9代目王とその妃、王子の3人が住まわれているそうです。

いかがだったでしょうか。
3ヘクタールにもおよぶ広大な土地にある王宮は、1000年以上前の歴史を感じさせる王国の歴史をとても感じさせるスポットでした。
冒頭にも書いたように、ソロの街にはもう一つ王宮があります。
そちらについても、いずれ紹介したいと思います。