ただの「インドネシア」好きで満足ですか?
それとも「インドネシア」通を目ざしますか?
なかなか挑戦的なフレーズですが、インドネシアのディープに挑戦したい人々のために次のような検定試験があるのです。
インドネシア検定って知っていますか?
インドネシア”語”検定ではなくて?
そうです。
語学検定ではなく、インドネシアの”国”そのものについての知識が問われる、いわゆる“海外ご当地検定試験”なのです。
2011年から開始されているこちらの検定試験なのですが、メジャーではないかもしれませんが、じわじわとインドネシア好きには広がりを見せつつある検定ではないでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
国際知識検定
国際知識検定が主催するこちらの世界ご当地検定(?)なのですが、タイ検定から始まり、インドネシア検定、ベトナム検定と続き、検定の種類もずいぶん増えました。
現在では以下の10種類の検定が行われています。
・インドネシア検定
・タイ検定
・ベトナム検定
・韓国検定
・ロシア検定
・台湾検定
・マレーシア検定
・国旗Ⅰ(国旗)
・国旗Ⅱ(国旗と地理)
・国旗Ⅲ(国旗と人物)
検定級と合格基準
検定スタート時は3級のみでしたが、今では細分化され、1~5級に分けられて実施されています。
各問題の回答方式と合格基準は、
●5級(3,300 円)
マークシート2点×40問(80点満点 合格点50点以上)
●4級(3,850 円)
マークシート2点×50問(100点満点 合格点70点以上)
●3級(4,400 円)
マークシート2点×40問&記述式2点×10問(100点満点 合格点70点以上)
●2級(4,730 円)
マークシート2点×45問&記述式2点×15問(120点満点 合格点90点以上)
●1級(5,170 円)
マークシート2点×50問&記述式2点×20問(140点満点 合格点110点以上)
合格すると…!
各級に合格した場合、合格認定カードが進呈されます。
それ以外にも、以下のような認定制度があります・
①国際知識マスター
各国の検定試験5級~1級まで全て合格。
②国際知識スーパーマスター
国際知識マスターを3カ国取得。
③国際知識グランドマスター
国際知識マスターを5カ国取得。
なかなかに先は長そうですが、何か目標をもって取り組めるのは良いですね。
インドネシア検定
出題範囲
さて、多種ある国際知識検定の検定ですが、出題される内容は、
世界遺産・史跡・観光名所



祭り・イベント
娯楽・文化・スポーツ
自然・ビーチ

地理・交通
食文化



歴史・政治・経済
日常生活・ことば




といった内容が出題されます。
公式テキスト
いきなり、

勉強しろ!
と言われてもあまりにも範囲が広すぎて、どこから手をつければいいのかわからなくなりますよね。
しかし、ご安心を!
国際知識検定には公式テキストが用意されております。
基本はこちらでカバーできますが、3級~1級を受験する場合は、外務省のホームページや、+αの書籍を勉強する必要があります。
公式テキストでは次の章立てで構成されています。
・観光地と遺跡
・バリ島
・自然と地理
・民族と言語
・歴史
・政治と経済
・産業と工芸
・文化・芸術
・交通と通信
・食文化
・信仰
・暮らしと労働
もちろんインドネシアに絡んだいろいろな書籍で学習することもできますが、公式テキストを用いることで効率よく学習することができます。
1つのテーマにつき2ページずつというスタイルで構成されており、基本的な情報についてはこの公式テキストにほぼまとめられています。
公式テキスト内では、文と写真から構成されており、写真には全て設問が併設されております。
その答えを本文の中から探し出すことができるので、テキストではあるものの、読み物として読み進めていくうちに、自然にインドネシアに関する知識が身についていくようになっています。
インドネシアといと、世界で最も領域内の島の数が多く、東西に長い国土の中には、様々な文化が根付いています。
そのため、ジャカルタのような近代的な都市もあれば、まだまだ宿泊施設すらも十分に無いような未開の島などもあったりするのです。
インドネシア検定でインドネシアについて幅広く知り、興味を持ったところに焦点を絞って実際に旅につなげてみるという、旅につながる検定ですね。
それと同時に、インドネシアに実際に行ってみてから、インドネシアを思い返したり、さらにディープなインドネシアを楽しむために、旅の事後に活用できる検定でもあります。
知らないより、そこの歴史から見どころまで知っておくと、旅の楽しみは何倍にもなりますね。
ぜひ、旅と検定とを組み合わせることで、今まで以上に深みのある旅をつくっていってみてください。