204【ニュースあれこれ】世界各国の視線はポストコロナの新たな生活へ。俄然注目される鉄道の旅

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2020年、世界を襲ったコロナの猛威は、これまで当たり前だった世界の在り方を変えてしまいました。
そして、ポストコロナとよばれるこれからの人々の生活様式は、大きく変わっていくことなのでしょう。
その打撃を最も受けているのは、旅行のあり方なのではないかと思います。

海外の多くの国ではまだまだコロナがおさまっていない国も多数あります。
また、今後もどのように変化していくのか、ワクチンはいつになると実用化されるのか、誰もわからない状態です。

当たり前のように飛行機で海外に行き、当たり前のように自由に移動し、当たり前のようにたくさんの人々と触れ合っていた旅。
これらが全て大きく大転換を迎えるような気配を感じます。

そんな国と国との往来が非常に難しい中でも、いち早く日常を取り戻そうとしている国々では、まずは自分たちの国の中でなんとか人々の行き来を喚起していこうと模索しているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 制約や制限がある中で、よりよい解決方法を考えていくことが求められる時代なのです。

鉄道旅か飛行機旅か、バス旅かを考えた記事です。

197【雑記】どれにも利があり!?鉄道派か飛行機派か、それともバス派か
旅に出て、一拠点だけで活動する場合にはそれほど検討する必要もないのですが、複数の拠点を転々としたい場合には、長距離の移動がどうしても外せない場合がありますよね。 そんなときに、時間をとるのか、費用をとるのか、移動そのものの体験をとるのか、みなさんなら、何を優先しますか?

ポストコロナ旅行の移動手段とは

GlobalDataによる市場調査レポートを、ポストコロナの時代には、鉄道旅行がブームになる可能性が高いということです。

2021年に入っても、世界的なワクチン利用は目処が立っておらず、多くの旅行者は国を越えた目的地に足を踏み入れて、行動の制限や検疫などのリスクを冒すよりも、自宅から近いところで休暇を過ごすことを選ぶ人が増える可能性があります。

実際、コロナが最初に発生した中国では、国内観光が圧倒的に恩恵を受け、その移動手段としては鉄道事業者が恩恵を受けたのです。

今後の旅で考えられる状況

今後の海外旅行は、次のような変化が予想さられています。

・絶えず相手国の制限が変化していき、スケジュール通りに行動することができなくなるかもしれません。
圧倒的に密になる飛行機内の環境は敬遠されるかもしれません。
・長い自粛生活によって、自宅から近い目的地が大きく見直されるかもしれません。
これらの予想からも、圧倒的に飛行機での空の旅より鉄道旅行が見直される可能性が高いのです。

それに加えて近年は、コロナ前から環境にやさしい移動手段が重要になると考えられていました。
その解決手段として注目が高まっていた鉄道旅行は、コロナ後にはよりそれが顕著になるのだそうです。

旅の移動手段の実態

実際、世界的に見ても、それぞれの国々の国内観光では、鉄道旅行が飛行機を使った空の旅の利用数を倍以上上回っています。

ところが、国外へ移動する場合は、圧倒的に飛行機での旅が上回ります。
陸路で長い時間かけて国境をまたぐような旅行よりかは、飛行機の旅は比較的安く、短時間で移動することができます。
飛行機での空の旅をチョイスする人々が多いのは頷けます。

しかし、世界の意識は変化してきています。
とにかく効率的な飛行機旅、そしてゆったりとした時間を提供する船旅、その間にある鉄道旅は、時間だけでははかれない、環境面でのメリットや、移動そのものの体験を提供するものでもあるとして、新しい旅の体験を提供するものなのです。

いかがだったでしょうか。
ちょうど先日に、旅での移動手段のメリット・デメリットについて記事を書いたところなのですが、ポストコロナの時代には、さらに新しい生活様式のことも考慮した旅の移動手段の選び方が重要になってきそうですね。
これまでと比べると窮屈な印象もあるのかもしれないですが、そこからまた新しい旅のスタイルのアイデアが広がっていけば、旅の新時代の扉が開かれるかもしれませんね。

今回の記事のもとになったニュース記事です。

https://www.traveldailynews.com/post/rail-travel-likely-to-boom-post-covid-19-says-globaldata