218【ラオス紀行】世界遺産の町『ルアンパバーン』の早朝の風物詩である托鉢を見に行ってみよう

世界の世界遺産(World Heritage)
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近年、欧米の観光客を中心に大人気の、東南アジア最後の秘境ラオス
東南アジア唯一の内陸国であり、タイや中国、ベトナムなどに囲まれた国ですが、東南アジアの中でもまだまだ国力としては乏しい国です。
そして国の仕組みは、実は社会主義国であるのですが、市場経済が導入されています。
そんなラオスの何に人々は惹かれるのか。
それは行ってみないとわかりません。

首都のビエンチャンに入ると、ここは首都?と思うほど人の出が少なく、のんびりした雰囲気です。
一歩郊外に出てみると、手つかずの自然が広がる中に、これまでずっと受け継がれてきた自然と共に暮らす人々の日常風景が旅行者の心を捉えるのです。
特になにをするでもなく、何かを目ざすでもなく、ただ一日そのラオスの雰囲気の中に身を投じる。
人々が目ざすところはそこにあるのです。
現在の都心部では味わうことのできない、ゆったりとした時間を味わうことができるところに、人々は集まってくるのです。

そんなラオスですが敬虔な仏教国としても有名です。
そして、ラオスでぜひ見て体験してほしいのが、古都ルアンパバーンで毎朝行われるオレンジ色の袈裟を着た僧が列を成す托鉢の様子なのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 早朝の托鉢で他の観光客と共に積極的に喜捨を行い、功徳を積んでみましょう。

予想以上だった世界遺産のピックアップ記事です。

171【世界遺産】行ってみたら予想以上だった世界遺産ピックアップ5②
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ルアンパバーン

1995年の世界遺産登録から、年々世界中から注目を集めている、ラオス北部の小さな町ルアンパバーン
メディアでとりあげられることも増えてきており、ここを訪れる観光客はますます増得ていっているそうです。
そんなルアンパバーンは、元々この地にあった、1353年に誕生したラーンサーン王国の都がおかれた場所です。
また、その後フランスの植民地となるのですが、ラオス北部の山間地帯であり、首都ビエンチャンからもアクセスが不便だったことが幸いし、そんな古い王国時代や、植民地時代の面影がまだまだ町中には色濃く残っている町なのです。

ルアンパバーンの托鉢

ルアンパバーンの町では、毎朝見ることができるこの町ならではの光景があります。
それは、うっすら空に青みがかかってきたころ、僧侶が喜捨を求めて町を練り歩く托鉢が行われるのです。
托鉢とは、僧各々が鉢を持ち歩いて、町の人々から食べ物(ご飯)や金銭の施しを受けて回る、修行の一つです。
そして、僧へ施しを行った人々は、そのことによって功徳を積むことができるのです。
敬虔な仏教国であるラオス全土でこの托鉢は行われているのですが、ルアンパバーンでの托鉢はラオスの中でも最も規模の大きいものとなっています。

毎朝托鉢が行われ始めるのは朝5:30~6:30頃です。
このぐらいの時間に通りに出ていくと、カゴに入ったご飯を売り歩いている人々が多数出てきます。
これは観光客に托鉢用のご飯を売り歩いている人々なのです。
そのご飯の入ったカゴを買って、主に寺院が集中しているサッカリン通りやクンスワー通りで待っていると、オレンジ色の袈裟を着た僧たちが列をなしてやってきます。
そして、それぞれの僧が持っている入れ物に、ご飯を取り分けていくのです。

それでは、その実際の様子を写真と合わせて紹介していきたいと思います。

アクセス

ラオスの首都ビエンチャンからは
飛行機の国内便で50分ほど、バスでは11時間ほどかかります。
費用面で考えると圧倒的にバス旅が安く済みます。

ルアンパバーンで托鉢を体験してきた

それでは、ルアンパバーンで托鉢体験をしてみましょう。

早朝のルアンパバーンの町です。
植民地時代の様相の建物が特徴のルアンパバーン。
かなりはなく出てきたので、まだ他の人々は出てきていません。

15分ほどすると人々が出てきました。
この人たちは、托鉢用のご飯を売り歩いている女性たちです。

この女性が手に持っているカゴにご飯が入っています。
自分は写真右側の女性からご飯を買いました。
丁寧に僧へのご飯の渡し方も教えてくれました。

僧たちはそれぞれ、肩掛けの入れ物を持っており、そこに手づかみでご飯を入れていきます。
最初はタイミングや、うまくご飯を掴むことができませんでしたが、だんだんと慣れていきます。

ほとんどの僧は、少年~青年僧でした。
ラオスの男性は、ある一定期間を徴兵に就くことが義務として課せられるのですが、出家して僧となると、その兵役は免除されるのだそうです。

ルアンパバーンの托鉢の規模はかなり大きいものなので、次から次へと僧たちが歩いてやってきます。

ずらーっと長い列がずっと続いています。
観光客は、喜捨を体験したり、様子を撮影したりと思い思いに過ごしています。

僧たちにとっては、この朝の托鉢で喜捨を受けた食べ物が、朝の食事となるのだそうです。

空がかなり明るくなってきましたが、まだまだ托鉢の列は続きます。
30分以上は続いていたと思います。
多少出遅れても、托鉢には間に合うでしょう。

日本の仏教は大乗仏教の流れをくむ仏教ですが、東南アジアではブッダの教えを忠実に行って、出家して戒律を厳格に守ることで解脱を目指す上座部仏教が主な仏教となっています。
ラオスをはじめ、スリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジアといった国々はこの上座部仏教の国であり、オレンジ色の袈裟をよく見かけますね。

いいかがだったでしょうか。
もはやルアンパバーンではマストとなっているこの托鉢体験・見学ですが、今もなお仏教の教えを厳格に守り修行に勤しむ僧の日常生活の一部を体験できるとあって、世界各国の観光客から大人気の光景となっています。
実際、ここまで大規模な托鉢にお目にかかることができるのはルアンパバーンぐらいではないでしょうか。
のんびりとしたラオスの自然を楽しみながら、この托鉢もぜひお忘れなく旅の行程に組み入れてみてはいかがでしょうか。