237【京都紀行】京都といえば京都駅を起点にしてが一般的ですが、こちらを起点にしても抜群なのです『宇治』

日本の世界遺産(Japan Heritage)
この記事は約5分で読めます。

『そうだ、京都に行こう!』
というと、京都のどこに行きますか?

ほとんどの人々は、京都駅を起点にして有名な寺社仏閣を巡っていくのではないでしょうか。
伝統的な街並みや伝統的な食、様々な体験が人々を惹きつけて止まないですよね。

しかし、京都にはまだまだ見どころはあるのですよ。
京都駅から南に15kmにある『宇治』です。
宇治といえば絶対に外せないのが、十円玉にも表されている平等院鳳凰堂ですよね。
それ以外にも、博物館や寺社仏閣、さらには宇治ならではの食など、京都駅近辺以上に見どころの多いところなのです。
今回は、宇治の中でも平等院鳳凰堂と寺社、博物館を中心に紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • もう一つの京都の楽しみ方。もちろんこちらもなかなかにごった返しますが、京都えっき周辺よりかはゆったりと風情ある町並みを堪能できますよ。

京都の百名城、二条城の記事です。

198【京都紀行】歴史の中心にある町で、幕末の大事件の舞台『二条城』
京都御苑の南西に位置するのが、江戸幕府徳川家康の命によって建てられた二条城(元離宮二条城)です。場所的に、朝廷を睨む位置であったかのような二条城ですが、なんとこちらは、幕末のあの歴史的な出来事の行われた場所なのでした。

宇治

京都の宇治(宇治市)は、京都南部に位置しており、寺社仏閣で有名な京都府内第二の都市です。
最も有名なのが、1994年にユネスコの世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財」に含まれる、平等院鳳凰堂宇治上神社があることです。
平等院鳳凰堂は十円玉にも表されており、宇治上神社は日本最古の神社ともいわれています。

平安時代、平安京が造られたことによって京都の地は政治の中心地となっていきますが、当時政治の中心にいた貴族である藤原氏によって10 世紀に建てられた寺院が平等院なのです。
また、宇治茶等の特産品でもよく知られています。

アクセス

JR西日本宇治駅及び、京阪宇治駅が最寄り駅となります。

宇治に行ってみた

それでは、秋の紅葉が色づく、宇治を歩いてみました。

宇治市源氏物語ミュージアム

まず最初は、宇治市源氏物語ミュージアムに行きました。

館内写真は無いのですが、宇治市源氏物語ミュージアムは宇治市にある公立博物館であり、源氏物語に関する資料の収集・保管等を行っており、それに関する展示がなされています。

宇治市源氏物語ミュージアムを出て、南に向かってさわらびの道を歩いていきます。

秋の季節は、このさわらびの道をのんびりと散策するのがおすすめですよ。

というわけで、次はもう一つの世界遺産、宇治上神社へ行きましょう。

宇治上神社

宇治上神社は、ユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして、後程紹介している平等院鳳凰堂と共に登録されています。

宇治上神社は創建がいつなのかは明らかになっていない神社ですが、10世紀前半(920年頃)には、存在していたとされ、現存最古の神社ではないかと考えられています。
すぐ近くには宇治神社があるのですが、この宇治上神社とは二社一体の存在であったといわれています。
1053年に平等院が建立された後は、宇治上神社及び宇治神社の両社は、その鎮守社となりました。

拝殿

拝殿は鎌倉時代前期に造営されました。
寝殿造の遺構といわれており、本殿同様に国宝に指定されています。

摂社春日神社本殿

摂社春日神社本殿は、宇治上神社本殿の東隣にあります。
鎌倉時代後期に建てられたとされており、重要文化財に指定されています。

本殿

本殿は、平安時代後期の1060年頃造営ということが判明しており、神社建築としては現存最古とされています。この本殿は国宝に指定されています。

大吉山展望台への道

それでは、大吉山展望台までの散歩道、約1kmを歩いていきます。
散歩道は、四季折々の景観を味わうことができますが、今回は秋の様子を写真でご覧ください。

頂上の大吉山展望台からは眼下に宇治川、そして市内を一望することができます。

また、平等院鳳凰堂の美しい姿も眼下に見下ろすことができます。

それでは、散歩道を下山していきます。

紅葉の美しい道を歩いていきます。

では、次はさらに南にある興聖寺に行ってみましょう。

興聖寺

300~400mほど歩くと興聖寺に到着しました。

興聖寺は仏教の一宗派である曹洞宗の最初の寺院である。
天福元年(1233)に道元によって深草に開創されたとされている興聖宝林禅寺に始まるとされています。
その後興聖寺は、比叡山延暦寺の弾圧を受けたために廃絶しますが、江戸時代に入った後の慶安元年(1648)に再興されました。

観流橋

ではいよいよ、平等院鳳凰堂に向かいますが、宇治川を対岸へ向かうため、一旦北上します。
その途中には観流橋という短い橋があります。

これから対岸にある平等院鳳凰堂に向かいたいと思います。

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂にやってきました。
鳳凰堂は国宝であり、1994年ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成物件の一つとして登録されています。

平等院鳳凰堂は、もともと当時栄華を誇っていた藤原道長が建てた宇治殿と呼ばれる別荘でした。
ところが、息子の藤原頼通が1052年にここを寺院に改修して平等院としました。
1053年には後の江戸時代からは鳳凰堂と呼ばれている阿弥陀堂を建てました。

鳳凰堂は池にある島上にあり、その中には阿弥陀如来像が安置されています。
建物の内部は極楽浄土がイメージされた装飾になっており、建物の造りはもちろん、周囲の庭園等もあわせて、極楽浄土をイメージして造られている場所なのです。

そんな鳳凰堂が造られた理由は、この時代に広まったある仏教の考えによります。
平安時代に広まった、釈迦が死んで2000年後に世の中が乱れるという末法思想によって人々は不安を募らせていました。
そのため、末法思想に不安を抱えていた藤原頼通ら貴族たちによって、自分たちが極楽浄土へ行くために阿弥陀如来像を安置するための建物をこぞって造っていたのです。
そこで頼道が造ったのが阿弥陀堂なのです。

鐘楼

平等院敷地内には、鐘楼があり、日本三名鐘(京都市の神護寺、宇治市の平等院、大津市の園城寺)のひとつである梵鐘(二代目)があります。

平等院ミュージアム鳳翔館

平等院鳳翔館は平等院の敷地内にある博物館です。
元々は園内の池のほとりの鐘楼にあった初代梵鐘(国宝)などが展示されています。

いかがだったでしょうか。
今回は宇治の寺社仏閣を中心に紹介してきましたが、宇治でもう一つ外せないのは食です。
特に宇治抹茶をいかした食については、一緒に扱いきれないくらいのボリュームがあります。
またの機会にこちらは紹介していきたいと思います。