243【台湾紀行】大理石の岸壁がつづく自然がつくりだした大迫力の『太魯閣渓谷』

台湾(Taiwan)
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当ブログでもよく台湾は取り上げますが、台湾の観光地として名前がよくあがるのはほとんごが西半分のエリアではないかと思います。
確かに台湾新幹線も西半分しか走っていませんしね。(将来的には台湾新幹線は東側も走って環状になるようですが。)
台北から始まり、台中、台南、高雄と、主だったところはそれでほとんど巡ることができると思います。
では東半分には何があるのでしょうか?

ざっと地図で眺めてみると、ほとんどが山岳地帯なのがわかるでしょう。
実際、日本統治時代には日本で一番高い山は富士山ではなく台湾にある新高山(現在は玉山です。)だったくらいなのです。

じゃあ見どころなんて・・・、と思うのは早いですよ。
東の都市花蓮から山岳地帯に向けて、それは立派な渓谷が続いているのです。
ここは、太魯閣渓谷という国立公園になっているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 自然が造り出した風景の美しさ。そして悠久の年月を感じさせる自然の力強さを感じられる渓谷へ行ってみよう。

台湾北部の有名観光地、九份の夜を堪能した記事です。

047 【台湾紀行】九份の夜を堪能するなら、九份のホテルに宿泊です!
台湾の大人気観光地『九份』。たくさんの人が訪れるこの街は、とにかくいつもごった返しています。しかし、ここで宿泊することで、素晴らしい風景の数々を写真におさめることができるのです。

太魯閣渓谷

台湾八景のひとつである太魯閣渓谷、はてしなく長い歳月をかけて、大地の隆起や立霧渓による大理石の侵食が繰り返され、現在の壮大な姿となった台湾最大級といわれる景勝地です。

アクセス

太魯閣峡谷は、台北から飛行機で30分で花蓮空港に移動し、そこから30分ほど車で移動すると太魯閣入り口に到着します。
台北から電車で来る場合は、2~3時間で花蓮駅に到着し、そこからは40分ほど車で移動すると太魯閣入り口です。

太魯閣渓谷へ行ってみよう

それでは太魯閣渓谷へ行ってみましょう。

上の写真にある赤いもんが太魯閣国家公園の入り口です。
また、ここは、花蓮から台中へとつながっている東西横貫公路の起点でもあります。
ここから太魯閣観光が始まります。
この道のすぐ先にはビジターセンターもありますよ。

太魯閣はバスで周遊することもできます。
花蓮駅からスタートして次のルートで回っていきます。(今回紹介しているところのみ記載します。)
・太魯閣入り口の門(+ビジターセンター)
・砂卡礑
・燕子口
・天正
・長春祠

砂卡礑步道

砂卡礑渓は浸食された大理石の岸壁がつづき、大地の近くへ同によって隆起や浸食を繰り返した見事な景色を見ることができます。
また、その景勝地を作り上げた渓流の流れが、悠久の果てしない時間を感じさせてくれるのです。

そんな砂卡礑渓にある遊歩道である砂卡礑歩道は、太魯閣の雄大な景色の中を楽しみながら歩くことができる岸壁の遊歩道です
断崖絶壁とこの光景を作り出した清流を横に、誰でも気軽に散策を楽しめる平坦な道を歩いていくことができます。

写真の砂卡礑トンネルを抜けると、白い大理石で彫られた100匹の獅子が目印の橋に出ます。
これは砂卡礑橋であり、先ほどの大理石の獅子のゲートをくぐって階段を降りところから砂卡礑遊歩道が始まります。

もともとこの遊歩道は、この地に住んでいた太魯閣族という民族が通路にしていた小道だったのだそうです。
その道を、日本統治時代に建設用資材などを運ぶために拡張したものが、現代まで残っているこの砂卡礑遊歩です。
この地では太魯閣族と旧日本軍との間でいざこざが相次ぎ、簡単には入りにくいエリアだったのだそうです。

道幅は歩くには十分ですので、反対から歩いてきた人々とすれ違っても余裕です。

燕子口

太魯閣らしさを最も感じられるのがこの燕子口でしょう。
途方もなく長い年月をかけて川に侵食されてできた奇跡的な光景を見ることができる燕子口です。
太魯閣峡谷の名物のひとつであり、岩に見られる穴の中にツバメが巣を作ることから燕子口と呼ばれるようになったのだそうです。

天祥・祥徳寺

天祥は、中国は南宋の文人であった文天祥の名から名付けられた場所です。
太魯閣渓谷入り口から約20kmの位置にあり、太魯閣観光はここで折り返して花蓮へ戻っていくことになります。
海抜は480メートルもの位置にあり、峡谷内で一番広い土地の熙があるエリアです。

天祥の山腹には祥徳寺があり、寺やその境内にある天峰塔からは、天祥の山々に囲まれた絶景を見ることができます。
普渡吊橋を渡り、110段もある石段を上ったところにあります。

朱塗りの美しい七重の塔である天峯塔には地蔵様が祀られています。

かなりの石段のため、眼下を見下ろすとこのような感じになります。

慈母橋

慈母橋は、その名の由来に諸説ある橋です。
橋の欄干は大理石で作られています。

橋から見える川の様子です。

反対側を見て見た景色が、今回の太魯閣散策の中では、大理石が浸食されている様子がもっとも分かった場所でした。

長春祠

太魯閣観光での通り道となっている東西横貫公路は、花蓮から台中に台湾の中央部と東西に横断する大動脈であり、1960年に完成しています。
この道を作るためには、これまでに見てきたような絶壁や断崖の中を掘削や、トンネル工事などが必要な難攻な工事でした。
あったため、工事中に212名の方々が殉職してしまったのだそうです。この方々の霊を弔うため1958年に長春祠が建てられたのです。

しかし、今から30年ほど前の1987年に、落石により損害を受けますが、現在は修復され、対岸から眺めたときに祠の下を流れる滝との光景が壮観なスポットです。

いかがだったでしょうか。
台湾の中で自然が造り出した素晴らしい風景を堪能できる観光地ということで、本当にこの太魯閣は台湾でも1・2を争う場所ではないかと思いました。
特に気になったのは、燕子口から約7時間のトレッキングで訪れることができる旧日本人の集落跡は今回とても気になりました。
入山できる人数やらの制限もあるらしいため、いつか足を踏み入れて紹介できればと思います。