263【スリランカ紀行】2019年にはテロの被害にも…。スリランカの経済の中心都市『コロンボ』

スリランカ(Sri lanka)
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今回やスリランカ一の大都市コロンボを紹介していきたいと思います。
そんなコロンボは、2019年に大きなニュースが世界を駆け巡りましたね。
コロンボを襲った大規模なテロ
その結果、外務省からも渡航注意の勧告が出るなど、スリランカ=危ない、というイメージが多くの人に生まれてしまったことはとても残念でなりません。

そんなスリランカですが、インドに近いために多様な文化の様相もあるのですが、やはり違う歴史を辿ってきた別々の国であるため、スリランカでしかない魅力がたくさんあります。
また、日本と同じく仏教国であったり、島国であることから食べ物の面で近いところがあったり、世界的に有名な紅茶がどこでも堪能できたりと、魅力満載です。
そんな、スリランカで有名な紅茶製品の交易港であったコロンボもまた、歴史によって形作られてきた足跡を見ることができる大都市なのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 交易港から植民地時代、経済の中心地と歴史を辿ってきた足跡が見えるスリランカ一の大都市コロンボを歩いてみよう。

コロンボからゴールまでの電車旅の記事です。。

033 【スリランカ紀行】スリランカ鉄道 コロンボからゴール(ガル)までのコーストライン120km
スリランカにはすばらしい見どころがたくさんあります。世界遺産も数多くあり、それ以外にも山のように見どころがある島国です。その中で今回は、コロンボからゴールまでを結ぶ海沿いを走るコーストラインについて書いてみました。速さだけが移動手段のメリットではありませんね。

コロンボ

インドの南、インド洋に浮かぶスリランカ
そのスリランカの首都は、スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテですが、1985年まではコロンボが首都でした。
そして、今もなおスリランカで一番の大都会はコロンボであり、経済や文化でも中心にある都市です。
人口はどんどん流入しており、今もなおその人口は増え続けています。
そのため、慢性的な交通渋滞に見舞われており、自動車やバスでの移動には考えている以上に時間がかかります。

コロンボの町並みは、一見すると近代的な高層ビル群が立ち並び、スリランカ一の大都市であることが伺えますが、それと同時にこの国が辿ってきた植民地時代のコロニアルな町並みも特徴的です。

コロンボの歴史

7世紀頃まで、コロンボは天然の良港をもつ小さな漁村でした。
そんなコロンボにアラブ商人たちがやってくるようになり、この島でとれる香料や宝石を手に入れる貿易の場として、スリランカの島を代表する港となります。

それでもまだ穏やかな時代を過ごすスリランカでしたが、16世紀に入ると欧米列強による植民地時代に入ります。
最初にポルトガル人がやってきて、フォート(砦)を築きコロンボと名付けます。
17世紀に入ると次はオランダ人がやってきます。
ポルトガル人とオランダ人との間で主導権争いがおこりますが、結果としてポルトガルが去り、オランダによる統治時代が始まります。
オランダ人による統治下では、コロンボの砦や町が整備されて拡張されていきます。
その後は、統治していたオランダをイギリスが破り、統治を始めます。
このイギリス統治下に始まったのが、今では世界でもトップクラスに有名なスリランカの名産品である紅茶です。
イギリスによって、スリランカでの紅茶プランテーションが推し進められ、生産された紅茶の交易にコロンボの港を活用するために、さらに整備拡張されます
第2次世界大戦後の1948年には、セイロンとして独立し、その首都にコロンボが置かれます。
1972年にはスリランカに改称されますが、ある一定の年代以上の方々には、セイロンという名前のほうがしっくりとくるようですね。

スリランカは2010年代まで激しい内戦があったこともよく知られており,2019年には大規模なテロの被害にもあっています。
そのため、なかなか足を踏み入れるのが難しい国ではないかと思われがちです。
しかし、日本と同じ仏教徒の国であるスリランカは、日本とのつながりも非常に多く、太平洋戦争終結の際に連合国によって日本を4分割して統治する案があったのですが、当時のジャヤワルダナ大統領が強く反対したことによって、その危機は回避されます。

スリランカの世界遺産として登録されている場所は、コロンボではなく、島の中心部や南部に集まっています。
そのため、スリランカ観光ではコロンボを足掛かりにして、そそくさと他の都市に移動しがちですが、じっくりと散策してみるとその歴史の重みを感じる魅力ある街なのです。

コロンボ観光の中心地区

コロンボには特徴的な大きな地域が2つあります。

フォート地区

コロンボ・フォート駅から西にあるのが高級ホテルや政府関係の建物が多数建ち並び、植民地時代の様相を強く残すコロニアルな雰囲気が漂うフォート地区です。
この地区は、行政の中心地でもあるのです。
元々は海に面していた地域でしたが、現在はその西側が大規模に埋め立てられています。
そのため、町中に突然コロンボ灯台が現れたりします。

ペター地区

そして、駅から東にあるのがバザールを中心に人々の活気あふれる庶民の町ペター地区です。日用品や食料品、ローカルな食堂や、バックパッカーが集うゲストハウスなど、多くの人で常に賑わっています。
さらにこの地域にはコロンボのセントラル・バスターミナルがあり、スリランカの各地域に向かうバスが絶えず行き交っています。

アクセス

スリランカ観光でぜひ活用していただきたいのが配車サービスです。

配車アプリ
『Uber』や『PickMe』などの配車アプリを使うことができるので、コロンボでは利用価値が大です。
配車サービスのメリットは、
・料金が安い
・クレジット払いができるので小銭が不要
・乗る前に料金が分かる明瞭会計
・だいたいどこでもすぐに車がつかまる

など、多くのメリットがあるのです。

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コロンボへ行ってみた

フォート地区

まずはフォート地区です。
植民地時代のコロニアルな建物が多数残る、絵になる地域ですね。

こちらはコロンボ滞在時に利用したカプセル・ホテルです。
コロンボでカプセル・ホテルはかなり珍しいのですが、内部はかなり新しくリノベーションされており、非常に安心・安全な造りになっていました。

ペター地区

カーン時計台です。
20世紀初頭に建てられたこの時計塔は、ペター地区への入り口にあります。

ダッチ・ホスピタル

ダッチ・ホスピタルは、もともとはオランダ人によって病院として建てられ建物です。
その後は、薬局や警察署などにも使われていました、1996年いはテロによって大きな被害を受けた場所でもあります。
2011年には、その歴史的建造物を利用して、ショッピングとレストランなどの店舗が多数入る新たな観光スポットに生まれ変わりました。

ダッチ・ホスピタルとは通りを挟んだところにあるワールド・トレード・センターが見えます。
歴史ある建物との対比がなかなかなものです

独立記念ホール

フォート・ペター地区から南に5kmのところにある、独立記念ホール・独立記念広場です。

スリランカはポルトガル、オランダ、イギリスからの支配を受けていました。
最後に1796年からのイギリスの統治は150年に渡って行われ続けましたが、1948年に晴れて独立国セイロンとして独立することとなります。
そんな独立の際に各種行事が行われた場所に建てられているのが独立記念ホールです。

アーケード・インディペンデンス・スクエア

独立記念ホールのある独立記念広場のすぐ近くには、ショッピングモール『アーケード・インディペンデンス・スクエア』があります。
ここの建物は元々は、植民地時代のコロニアル調な議会ビルなどであったものを改装し複合ショッピング施設としてリニューアルされました。

シーマ・マラカヤ寺院

フォート・ペター地区から南に2kmのところにある、シーマ・マラカヤ寺院です。

シーマ・マラカヤ寺院はベイラ湖の湖上に建てられた近代的な寺院です。
スリランカを代表する建築家であるジェフリー・バワによって設計されました。

シーマ・マラカヤ寺院のすぐそばには、コロンボにある高層ビルの中でも特徴的な形状をしているアルテア・スリランカがあります。

ガンガラーマ寺院

シーマ・マラカヤ寺院のすぐそばにあるガンガラーマ寺院です。
シーマ・マラカヤ寺院はこちらの寺院が管理しているのだそうです。

120年の歴史をもつガンガラーマ寺院はそこに置かれている仏像など、非常にユニークな寺院です。
中庭にある大きな菩提樹の周りに建物が造られておりは、多くの国や地域のスタイルをした仏像が置かれています。

またここの目玉として、ブッダの髪の一部がガラスの箱に納められています。

コロンボ国立博物館

コロンボ国立博物館は、1877年に造られた当時の建築様式を今にもしっかりと残しているスリランカ最大の博物館です。
さまざまな時代の仏像やヒンドゥー教の神の像、スリランカの工芸品などたくさんの展示品が所狭しと並べられています。

Arpico

Arpico(アルピコ)はスーパーマーケットです。
スリランカのお土産をまとめて購入することができます。
とくに有名なDILMAの紅茶も多数の品ぞろえがあります。

いかがだったでしょうか。
今回はスリランカの大都市コロンボについて紹介しました。
もちろん今回紹介した以外にもたくさん見どころがあるのですが、実際に滞在していろいろと回ることができた時間が丸一日だけだったため、かなり偏りはある無いようにはなってしまいました。
掲示の中心地であるため、買い物を中心に考えている観光客の方々もたくさんいます。
そのような方々が満足できるスポットも多数あるため、ぜひコロンボを開拓していきたいものですね。