268【ミャンマー紀行】バガンを代表する黄金に輝く巨大なパゴダ『シュエズィーゴン・パゴダ』

世界の世界遺産(World Heritage)
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ミャンマーの世界遺産バガンを紹介するのは今回で3回目となります。
バガンには大小さまざまな仏塔(パゴダ/パヤー)や寺院がありますが、これまで紹介してきたマヌーハ寺院とダマヤンヂー寺院は”寺院”に属しています。
そして、今回紹介しているシュエズィーゴン・パゴダは仏塔(パゴダ)となります。
そのため、寺院のようにその内部を自由に見ることはできないのですが、シュエズィーゴン・パゴダは仏塔を含めた境内がかなり広く、バガンに向かう人々の目には、まず最初にこのシュエズィーゴン・パゴダの黄金に輝く仏塔がうつるのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • バガンを代表する巨大な仏塔シュエズィーゴン・パゴダ。黄金に輝く仏塔からバガン巡りを始めよう。

これまでに紹介したバガンの記事です。

390【ミャンマー紀行】オールドバガンから遠く南へ。ニューバガンエリアの民家に埋もれた『ペッレイ・パヤー』
今回紹介しているペッレイ・パヤーは、バガンの主要な建造物が集まっているオールドバガンエリアからはかなり南に行ったところにある遺跡です。離れていることと、あまり開かれた遺跡ではないので、なかなかここまで行く観光者も少ないかもしれません。
365【ミャンマー紀行】オールドバガンエリアへはここから。数多くへの遺跡エリアへの入り口『タラバー門』
タラバー門は、バガン一帯の中でもその創建が最も古い遺跡であり、ただの門と侮ることなかれ、長い歴史の雰囲気を存分に醸し出しています。この門を通り抜けることで、『バガンにやってきた!』という気分が盛り上がること間違いなしです。
323【ミャンマー紀行】ここはインドか?バガンの中で異彩を放つ『マハーボディー・パヤー』
バガンではミャンマーらしい黄金の仏塔が立ち並ぶ中で、どこか別の国で見たことがあるスタイルの仏塔が目に入ってきます。それが、オールドバガンの城壁内に存在する仏塔マハーボディー・パヤーです。ここの仏塔の形は、何か他の物とは異なる印象を強烈に与えてきます。
274【ミャンマー紀行】バガンで最も美しいとされる4体の釈迦仏が納められた仏教寺院『アーナンダ寺院』
これまでもいくつかバガンにある寺院やストゥーパを紹介してきましたが、今回紹介するアーナンダ寺院は、バガンの数多くある建造物の中でも真っ先に名前があがるような寺院の一つです。その外観はとても均整の取れた寺院であり、バガンの中でも最も美しいとさえ言われている建造物です。
208【ミャンマー紀行】バガンでは珍しい涅槃像だが、その安置場所は世界一珍しい『マヌーハ寺院』
バガンにはたくさんの寺院や仏塔があるので、たくさん見て回るとどれも同じように見えてくるのですが、今回紹介するマヌーハ寺院は、後で思い返してみても印象に残る寺院の一つです。ここには巨大な仏座像や涅槃像が部屋の空間いっぱいに置かれているのです。
139【ミャンマー紀行】バガンにある不気味な言い伝えの残る寺院『ダマヤンジー寺院』
バガンといえば無数のストゥーパ(パゴダ)と寺院が有名ですが、有名どころだけでもかなりたくさんあるので、見ごたえのある場所がたくさんです。そんなバガンの中で、その雰囲気で有名な『ダマヤンジー寺院』について書きたいと思います。
129【ミャンマー紀行】世界遺産『バガン』でも今回は遺跡メインではなく、馬車がメイン!?
ミャンマー中部の町バガンは、2019年に「バガンの考古地域と記念建造物群」として世界遺産登録されました。そんなバガンですが、車やバイクでまわったり、レンタルバイクや自転車などもあり、様々な回り方があるのですが、ここでしかできない体験として、馬車で回るというのはどうでしょうか。

シュエズィーゴン・パゴダ

シュエズィーゴン・パゴダ(パヤー)は、ミャンマーのバガン(厳密には、シュエズィーゴン・パゴダがあるのはバガン近郊のニャウンウー)にある仏塔です。
シュエ(金)ズィーゴン(祝福された土地)とい意味の名前がつけられています。
バガンにある仏塔・寺院の中では、アーナンダ寺院と並んで、パガン王朝を代表する仏教建築物です。

11世紀のパガン王朝の始祖であったアノーヤター王ががタトォン国を征服した後、建設に着手したといわれています。
ただし、あまりにも仏塔の規模が大きかったため、在位の間には土台のみがつくられ、その後一旦建造が中断されます。
しかし、3代目となるチャンスイッター王の時代に建造を再開し、最終的に建造開始から30年をかけて完成しました。
バガンの建造物の中でもトップクラスにその敷地が広く、中央には三層構造の方形の茶色の台座と、その上に載った高さが40mにもなる黄金の仏塔があります。
仏塔は金箔が貼られており、伝説ではその中に釈迦の仏歯と仏舎利(骨)が納められているといわれています。
また、仏塔の四方には小さな仏堂が建てられており、それぞれ一体ずつ高さ4mほどの仏像が祀られています。

もともとは北を流れるエーヤワディー河岸にあったのだそうですが、川の氾濫による被害が多発したため、100mほど南の現在の位置に移されました。

バガン

バガンはエーヤワディー川中流域、西に向かって流れる川が大きく南にその向きを変える内側にある河岸地帯約40kmの区間であり、ミャンマーの中でも最大規模の仏教の聖地です。

11世紀から13世紀頃に建てられた大小さまざまな仏塔(パゴダ)や寺院が立ち並ぶ、元はパガン王朝の中心都市でした。
その後、パガン王朝は元のフビライ・ハンによる侵攻を受け、250年の歴史に幕を下ろします。
しかし、この時代に建てられた多くの建造物が今もなおその姿を残しており、歴史のある仏教建築群とそこに暮らす人々の生活が融合した姿は、人々を惹きつけ続けています。

バガンとは広くこの地域一帯を表していますが、厳密には城壁に囲まれたオールドバガンのエリアをバガンと呼んでいます。
そのため、今回紹介しているシュエズィーゴン・パゴダは、ニャウンウーに属しています。

アクセス

バガン観光の拠点はニャウンウーを拠点に回ることになります。
そのため、エリアとしてニャウンウーにあるシュエズィーゴン・パゴダは、最もアクセスしやすい仏塔の一つです。

シュエズィーゴン・パゴダに行ってみた

それではシュエズィーゴン・パゴダに行ってみましょう。
大通りを進んでいくと、シュエズィーゴン・パゴダから南に延びる長い廊下が見えてきます。
廊下の東側に広い広場があるので、この亜たらいに駐車をして、廊下の中に入ります。
もちろん土足厳禁ですので、このあたりで靴を脱いでいると、廊下の中にあるお店の店員が勝手に「預かるよ」、と言ってきます。
まあ、どちらにしろ後でお土産を見る場合は預かってもらってもいいでしょう。

南側入口廊下

南側入り口の廊下は300mほどあります。
そのため、ある程度途中まではバイクなりで行ってしまったほうが楽でしょう。

廊下の200m区間くらいは両サイドにお土産屋がびっしりと並んでいます。

だんだんとパゴダに近づいてきました。

シュエズィーゴン・パゴダ境内

いよいよパゴダのエリアに入ってきました。
突然きらびやかな建物が目の前に広がります。

パゴダの四方にある仏堂に治められた仏像が「過去四仏」を表したものです。
これは南にあるカッサパ仏です。

南西より。

西にある釈迦牟尼仏です。

北側より

西側にやってきました。

このエリアには、東のコーナーガマナ仏が祀られています。

これでシュエズィーゴン・パゴダの周囲を一周しました。
北側には北口廊下があるので、そちらも紹介したいと思います。

北口廊下

北側にも50mほどの廊下がのびています。

北にあるカクサンダ仏です。

シュエズィーゴン・パゴダ北口

北口までやってきました。細い道につながっています。
普段はこちら側にもいくらかお土産屋が立ち並んでいるそうですが、この日は、誰も見かけませんでした。

いかがだったでしょうか。
かなりの規模の仏塔のため、全てを細かく見ていくと2時間位は必要になってくるかもしれません。
もちろん他の仏塔・寺院と同じく裸足で参拝しなければいけないため、日中帯はかなりの太陽熱を急襲しているところを歩かなければならないので、足の裏が焼けそうになります・・・。
しかし、バガン観光のとっかかりとしては、宿泊エリアからは最も近く、非常に素晴らしいスポットだと思います。