281【東京紀行】幕末の若者たちの夢はここから始まった『新選組のふるさと日野』

関東地方(Kanto)
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幕末、自分たちの目ざす正義のために、この時代を駆け抜けていった若者たちがいました。
その名を新選組
大河ドラマでも、若者たちの青春群像劇として描かれていたのが印象に残っていますよね。

新選組としてまずは頭に浮かぶのは京都でしょう。
池田屋事件をはじめ京都で活躍をした新選組の姿は最も有名な所でしょう。

それ以外となると、近藤勇の最後につながる流山や板橋、土方歳三終焉の地である函館などでしょうか。
ところが、まだまだ新選組に縁のある地は多数あります。

今回紹介している東京都の日野も新選組に縁の深い地です。
なぜ深いのかというと、新選組の主要な人物たちがここに集い、後の新選組の基盤となっていったのでした。
そんな日野には、今もなお新選組にフォーカスした町おこしがおこなわれているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 新選組好きなら一度は訪れておきたい、隊士たちが青春時代を過ごした新選組の根ができあがった日野に行ってみよう。

東京の史跡に関する記事です。

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日野

東京都心から西に電車で約30分行くと、東京都日野市に到着します。
元々は江戸時代、甲州街道の宿場町だった日野は、多くの人々が長い旅の途中で訪れる町だったのです。

この日野市は、かの有名な土方歳三の生家や、近藤勇や土方歳三が稽古に励んだ天然理心流佐藤道場など、後の新選組につながっていく人物が、その若い時代を過ごした場所なのです。

アクセス

新撰組ゆかりの史跡が集まるエリアには、
JR中央線では、日野駅。
多摩都市モノレールでは、甲州街道駅、万願寺駅、高幡不動駅。
京王線では、高幡不動駅。
といった駅が便利です。

新選組のふるさと日野に行ってみた。

それでは、新選組のふるさとである日野に行ってみましょう。
なお、大河ドラマ『新選組!』が放映されていた当時に行った記事になりますので、相当古い内容になります。

フェスタのスタッフの方です

高幡不動尊

高幡不動尊は関東三大不動尊の一つとされている寺です。
土方歳三の菩提寺でもあります。

高幡不動尊のなかでも中でも特に目立つのが五重塔です。
昭和55年に建立されたものだそうですが、45メートルもの高さのある塔は、どこにいても目に入ります。
内部は年に一度、4/28のみ一般公開されているそうです。

境内には土方歳三の像が建てられています。
この像は平成7年に建てられました。

こちらは殉節両雄之碑です。
近藤・土方ら新選組隊士の供養碑ですが、賊軍扱いされていた両士の碑であったため、なかなか建立の許可が出ず、結局立てることができたのは明治21年になってからだったのだそうです。

土方歳三資料館

土方歳三資料館は、土方歳三の生家があった場所にある資料館です。
家屋の建て替えを機に、平成2年から自宅の一室を開放して、写真や武具などの資料展示が行われている資料館です。
現在は土方歳三の実兄から五代目・六代目の子孫が解説をしてくれます。

日野宿本陣

日野宿本陣は、江戸時代に建てられた建造物です。
現在は新選組のふるさと歴史館の分館となっています。

現在の建物は嘉永2年(1849)に焼失したのちに建設されたものです。
幕末には日野宿問屋・名主だった佐藤彦五郎が本陣兼自宅として元治元年(1864)から使用されました。
同じ敷地内にあった天然理心流道場では、のちの新選組になる面々が修練に励んでいたのだそうです。

新選組のふるさと歴史館

新選組のふるさと歴史館では、新選組の創設にかかわった近藤勇、土方歳三、井上源三郎、沖田総司といった面々が集った日野に、長く受けつがれてきた資料や新選組の歴史についての展示が行われています。

石田寺(せきでんじ)

真言宗石田寺は、境内に土方歳三の墓所があります。
土方歳三が35年の生涯を閉じた命日である5月11日、現在は5月第2日曜日に歳三忌が行われており、全国から多くの土方歳三ファンが集います。

境内には、土方歳三義豊之碑があります。
この碑は昭和43年(1968)に明治100年を記念して建立されました。

いかがだったでしょうか。
意外と日本各地に史跡の残る新選組ゆかりの地ですが、その結成に最も強くつながっている日野の人々が、新選組生誕の地としてプライドをもって町おこしをしているのも納得のエリアだと思います。
当時の20代そこそこの若者たちが、国の行く末を憂い、歴史の表舞台に立ちあがってくる。
当時と同じように、時代が行き詰まりを感じている昨今、歴史は繰り返していくのかもしれませんね。