296【インドネシア紀行】50000ルピア札にも描かれている、バリ島の世界遺産『タマン・アユン寺院』

世界の世界遺産(World Heritage)
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今回は、インドネシアのバリ島にある世界遺産についての紹介記事です。
バリと言えばビーチが真っ先に頭に浮かぶ世界有数のビーチリゾート地ですね。

そんなバリ島ですが、「バリ州の文化的景観」として2012年に世界遺産登録されています。
登録された詳細は、次のようになります。

・ウルン・ダヌ・バトゥール寺院
・バトゥール湖
・ペクリサン川流域のスバック景観
・バトゥカル山のスバック景観
・タマン・アユン寺院

この中でも今回は、タマン・アユン寺院について紹介をしていきます。
数あるバリ島のバリ・ヒンドゥー寺院の中でも1・2を争うほど有名な寺院であり、インドネシアの紙幣にも使われているほどなのです。
400年ほどの歴史がある寺院ですが、今もなお人々の祈りの場として整備されており、多くの観光客にも愛されている場所なのでした。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • バリ島のイメージがこの寺院という人も多いのではないでしょうか。バリはビーチだけではありません。世界遺産もあるのです!

インドネシアの世界遺産に関する記事です。

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タマン・アユン寺院

タマン・アユン寺院はインドネシアはバリ島中部にあるバリ島内でブサキ寺院に次いで2番目に大きい寺院です。
この寺院は、1643年にバリ島中部で巨大な勢力を誇ったメンウィ王国によって建設されました。
タマン・アユン寺院はその名前の意味が「美しい寺」というだけあって、メルという塔が立ち並ぶ様が有名であり、この様子はインドネシアの50000ルピア札にも描かれています。

タマン・アユン寺院には、2つの割れ門を通って入ります。
この割れ門はバリ島ではよく見られるのですが、寺院の入り口などにある門です。
門を聖なる山と見て、そこを縦半分に割った左右対称の形をしておおり、邪気を払う意味が込められているそうです。
大きな堀に架かる橋を渡ると一つ目の割れ門があります。
そしてその先の広場を抜けると二つ目の割れ門に到着し、この門を超えるとその先に魔除けの門(チャンディ・クルン)があります。
魔除けの門を超えると、小さな堀に囲まれた境内に到着します。

この境内にはメルが立ち並んでおり、それを取り囲むように小さな堀が巡らされています。
一般の観光客はこの小さな堀の内側の境内には立ち入ることはできません。
内部への立ち入りはできませんが、周囲の回廊からは見学することができます。
タマン・アユンは参拝方法が決まっており、門の左側から回廊に入り、寺院に沿って時計回りで回ります。

10基のメルをはじめ、寺院の建物は見ごたえのある造りです。
メルとはアグン山を模した精霊を祀る塔のことであり、そのメルの中でも11層あるメルが立つ寺院には、バリ・ヒンドゥーの最高神が祀られています。
タマン・アユン寺院にもこの11層のメルが4基もあり、最高の格式を表しています。
また、珍しい2層のメルも1基ある。

タマン・アユン寺院は、近年では1750年と1937年に改修されています。
また、2012年には「バリ州の文化的景観」のひとつとして世界文化遺産に登録されました。

入場料は、大人は約230円、小人は約115円ほどです。

アクセス

デンパサールから北西に約16km、タバナンというエリアにあります。

タマン・アユン寺院へ行ってみた

それではタマン・アユン寺院へ行ってみましょう。

一つ目の割れ門

堀を渡った先にある一つ目の割れ門です。
バリ・ヒンドゥー寺院ではよく見かけます。

門を抜けると広々とした広場があります。
広場の向こうに2つめの門が見えますね。

二つ目の割れ門

広場の先には2つめの割れ門があります。

魔除けの門(チャンディ・クルン)

さらにその先には、魔除けの門(チャンディ・クルン)があります。
ここを越えると、タマン・アユン寺院の有名な光景が広がります。

タマン・アユン寺院

タマン・アユン寺院にやってきました。
ここは周囲の回廊から、中心部を見学しているところです。
堀で区切られているのですが、内部に渡ることはできません。

回廊を時計回りに回っていくと、メルの先端が見え始めました。

立ち並ぶメル

回廊の一番奥までやってくると、メルの立ち並ぶ光景を一望できます。

一番手前にあるのが11層あるメルであり、一番格式の高いものです。
タマン・アユン寺院には11層のメルは全部で4基あります。

立ち並ぶメルの一番奥には、2層のメルがあります。
これはバリ島の中でも珍しい形のものなのだそうです。

一周してきました。
写真に写っているのが魔除けの門ですが、出口はこの魔除けの門の左側にある小さな門から出ます。

出口の先にはバリの民俗芸能関連の展示がありました。

闘鶏の様子を再現している展示もありました。

いかがだったでしょうか。
バリと聞いて頭に浮かぶ光景の一つだったのではないでしょうか。
「美しい寺」という名の通りのとてもきれいに整備された、歴史ある寺院でした。
バリ島内は、観光客がかなり多いため、日中帯は慢性的に渋滞が多発します。
また、寺院の駐車場などもすぐに埋まってしまいかねないため、朝早くから主要なところはまわってしまうことをお勧めします。