299【インドネシア紀行】超高級コーヒー。その作り方は…『コピ・ルアク』

食巡り(Food/Makanan)
この記事は約5分で読めます。

食後にコーヒー。
リラックスタイムにコーヒー。
頑張らなければならない夜の業務の前にコーヒー。

わたしたちの生活にコーヒーは欠かせないものとなりましたよね。
そんなコーヒーですが、本当に手軽に手に入るようになりました。
コンビニに行けば、本格的なコーヒーが100円で飲め、コンビニがなくても自販機さえあればほしいときに欲しいだけコーヒーは手に入るようになりました。

そんなお手軽なコーヒーを楽しむときには小銭を握りしめて購入というのが一般的ですが、世界には小銭では足りないかなあ・・・というコーヒーが存在するのです。

それが今回紹介しているインドネシア原産の『コピ・ルアク』です。
このコピ・ルアクですが、世界に流通している量がとにかく少なく、日本では高級なホテルで一杯5000円ほどもする、超貴重なコーヒーなのです。

では、なぜコピ・ルアクはこれほど高級なコーヒーなのか?
その秘密は、そのコーヒー豆はもちろん、独特な製造方法にもあったのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • まさか・・・まさかの方法でコーヒー豆を採取!?できれば知りたくなかった・・・という気もちも伴う伝説のコーヒー。

インドネシアの食に関する記事です。

333【インドネシア紀行】実はコーヒー大国インドネシア。そんな同国のコーヒーチェーンといえば『EXCELSO』
インドネシアもコーヒー生産の条件を満たしている国なのです。オランダなどの統治下に始められたとされるコーヒー栽培ですが、現在ではその生産量は世界第四位と、世界的にも有名なコーヒーの一つとなるまでの産地となっているのです。
259【インドネシア紀行】インドネシアといえば焼き芋!?と侮ることなかれな蜜芋『UBI MADU(チレンブ)』
インドネシアの西ジャワ州バンドンの近くにあるチレンブ村には、ここの寒暖の差が激しい気候の中でしか栽培できないとされている『ウビ・チレンブ』という芋があるのです。この芋、一見すると白っぽい外観の少し日本の物とは異なる芋なのですが、これが今回紹介している蜜芋なのです。
215【インドネシア紀行】大豆が形を変える。もう一つの発酵食品のカタチ『テンペ』
インドネシアは日本と同じく大豆を積極的に摂取する国です。でまず有名な大豆加工食品はTahu(豆腐)があります。日本の豆腐とは異なり、酸味が強い味です。そして、もう一つ有名な大豆加工食品が、一時期日本でも健康食品として有名になったこともあるテンペなのです。
199【インドネシア紀行】味からは何か判別不能。どこでも買えるお手軽ジャムゥ『ラルタン・ペニュガル』
インドネシアのスーパーマーケットやコンビニでは、どこに行ってもドリンク売り場にサイの絵柄が描かれている謎のドリンクが売られています。この謎のドリンク、ラルタン・ペニュガルというものなのですが、いったいどんなものなのでしょうか。
177【インドネシア紀行】お手軽民間療法。とりあえず何かに効きそうな『トラック・アンギン』
インドネシアには、植物由来の根や葉などの天然の材料を調合したジャムウと呼ばれる民間調合薬があります。体調が悪いかな、といった時には、自分たちで調合して摂取してきた歴史があるそうです。そんなジャムウを一般商品化した『TOLAK ANGIN』なる製品がインドネシアには存在するのです。
136【インドネシア紀行】その味はまさしくサ〇〇パ〇!?ザ・湿布コーラ『ルート・ビア』
インドネシアのファーストフード店で出会った謎の飲み物『ルート・ビア』。ビアといいますが、アルコール飲料ではなく炭酸印象であるこの飲み物。見た目はコーラなのですが、その味は全く異なるものだったのです。しかし、そのにおいは私たちが知っているものでした。
059【インドネシア紀行】世界第3位の産地で味わう、生カカオの味
インドネシアでカカオが収穫されているって知ってましたか?なかなか日本では知られていないこのインドネシア産カカオ。近年、その製造方法なども洗練されてきており、年々高品質なカカオが世界に向けて流通され始めていっているそうですよ。

コピ・ルアク

一般的にはコピ・ルアクと呼ばれている幻のコーヒー。
現地の発音ではコピ・ルワが近いでしょう。

このコピ・ルワですが、インドネシアのバリ島・スマトラ島・スラウェシ島でしか生産されていない、世界でも大変貴重なコーヒー豆の種類です。

このルワッですが、麝香猫(ジャコウネコ)だけが豆を探し出すことができるため、そのルワの足跡を追ってごく少量の豆だけを人間が手にすることができたのです。

収穫後は、衛生管理の行き届いた場所で、丁寧にミディアムローストに焙煎されます。

この貴重な豆が年間で世界に輸出されるのは約300kgのみといわれており、改めてその貴重さが伝わったのではないでしょうか。
では、気になるこのコピ・ルアクの製造方法とはどのようなものなのでしょうか。

コピ・ルアクの製造方法

コーヒーの木の熟した果実は、野生のジャコウネコの大好物です。
そのため、においをたよりにジャコウネコはコーヒーの木を探します。

そしてその実はジャコウネコにとってごちそうなのです。
ジャコウネコに食されたコーヒーの実のうち、果肉はジャコウネコの栄養源になります。
しかし、種子にあたるコーヒー豆は、ジャコウネコの体内では消化されずにそのまま排泄されてしまいます。
コピ・ルアクは、ジャコウネコの腸内の消化酵素や腸内細菌による働きによって、そのままのコーヒーに独特の香味が加わります。
つまり、ジャコウネコの〇〇〇の中に、コーヒー豆が残されているのです

その中からコーヒー豆を探して取り出し、きれいに洗浄してよく乾燥させた後、焙煎します。
そして出来上がったのがコピ・ルアクなのです。

アクセス(Tegal Sari Luwak coffee)

今回は、バリ島にあるコーヒー農園兼コーヒー販売所である『Tegal Sari Luwak coffee』を訪れたときの写真とともに、このコピ・ルアクを紹介していきたいと思います。

ウブドの町から北西に20km、大通り沿いにあります。

コピ・ルアクを試してみた

それでは、Tegal Sari Luwak coffeeで体験したコピ・ルアク体験について紹介していきます。

農園地帯を施設に仕上げているため、上の写真のようにうっそうとした密林地帯の中にあります。
インドネシアで有名な、カカオの木も植えてありました。

少し見にくいですが、こちらがウワサのジャコウネコです。

こちらは、ジャコウネコの糞からとれたコピ・ルアクを洗浄・乾燥させたのちに、焙煎しているところです。
昔ながらの道具を使って作業が行われていました。

こちらにはコーヒーの実、乾燥させた後、焙煎した後のものが置かれていました。
コーヒーの実は初めて食べたのですが、ほんのり甘いフルーツのような味わいがしました。

さて目玉のコピ・ルアク試飲です。
こちらでは50000ルピア(450円くらい)でいっぱいのホットコピ・ルアクを飲むことができます。
上の写真はコピ・ルアクについてのsっ妖怪が書かれているのですが、上段真ん中にある写真がジャコウネコから採取されたばかりの〇〇〇です。
思ったより〇〇〇感は前面には出ておらず、チョコバーのような雰囲気すらします。

そして、試飲してみた感想なのですが、
確かに普通のコーヒーにはないほんのりとフルーティーな香りが漂っていました。
味については、かなり軽い飲み心地です。
これから頑張るときに、ガツンと強いコーヒーを一杯・・・ではなく、リラックスタイムに香りを楽しむようなコーヒーだなと思いました。

いかがだったでしょうか。
なかなか日本ではお高くて手の届かないコピ・ルアクですがあ、インドネシアならそうこまででもありません。
また、お土産用にも2000円くらいから手に入りますので、インドネシアならコピ・ルアクを合言葉に一度お試しあれ。