318【ペルー紀行】インカの建造物の強固さを際立たせる『アルマス広場とカテドラル』

ペルー(Peru)
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南米をかつて支配していたインカ帝国
スペインの侵攻によって、黄金に栄えた豪華絢爛な帝国はその姿を消すことになります。
しかし、このペルーの街クスコには、まだまだそんなインカ帝国時代の建造物の名残が見られるのです。

インカ帝国の建物は非常に堅牢であったことで有名です。
ペルーは何度も大きな地震に見舞われた国でもありますが、どんな大きな地震が来ても、インカ帝国時代に造られた建物や基礎は大きな被害を被ることなく今日まで残り続けてきたのだそうです。

侵略者のスペインもそれを知ってのことか、インカ帝国時代の宮殿や神殿などは金銀財宝が強奪されたのち破壊しつくされますが、その基礎部分は残され、その上にキリスト教の教会や聖堂などが建てられたのです。

では、そんなインカ帝国の名残があるアルマス広場、そしてスペインによって建造されたカテドラル(インカ大聖堂)を今回は見に行ってみたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • かつでの街の中心地。王たちも集ったこの広場は、現在は人々の憩いの広場。ここを起点にしてクスコ観光に出かけよう。

ペルーに関する記事です。

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アルマス広場とカテドラル

アルマス広場は、ペルーの旧首都だったクスコの中心となっている広場です。
現在ここには、スペイン様式の教会や聖堂(カテドラル)が立ち並び、道路は石畳になっているなど、ヨーロッパの雰囲気を醸し出しています。
植物や木々なども整備されており、広場を取り囲むようにレストランやカフェ、ツアー会社やお土産屋等が並んでおり、クスコを訪れた観光客はまずこのアルマス広場にやってくれば、一通りのことは全てそろってしまう起点になる場所です。

そのような雰囲気のアルマス広場ですが、実はここはその昔、インカ帝国の広場だったのです。
その時代には、ワカイパタ、アウカイパタという名の二つの広場に区切られていました。
そして、広場の周りにはインカ帝国の歴代皇帝の宮殿が立ち並ぶ、豪華絢爛な場所なのでした。
インカ帝国と言えば”黄金“ですが、金で覆いつくされた部屋などもたくさんあったそうです。
インカ帝国の人々にとってはとても大事な広場であり、様々な儀式などもこの広場で行われたのだそうです。

このように繁栄を極めたインカ帝国でしたが、その繁栄は恒久には続きませんでした。
1532年にスペイン人フランシスコ・ピサロがクスコに入り、宮殿から金銀財宝を強奪、そして数多くのインカ帝国の建物を破壊しつくしました。
そして、インカ帝国の宮殿跡に、スペイン人たちはキリスト教の聖堂や修道院を建ていったのです。
また、スペインの侵略後に、2つの広場は一つにされ、アルマス(武器)広場と呼ばれるようになりました。

現在広場に残っているラ・コンパニア・デ・ヘスス教会カテドラル(クスコ大聖堂)なども、インカ帝国の宮殿が破壊されたあとに、その土台の上に建てられているのです。

また、アルマス広場の中心には噴水があり、そこには黄金に光り輝くインカ皇帝のパチャクティの像があります。
スペイン侵攻によって破壊されてしまったこの広場に、インカ帝国の強大な王の像があるというのは、なぜなのか?という感じもあったりします。

カテドラル(クスコ大聖堂)

アルマス広場にあるカテドラル(クスコ大聖堂)は、元々はインカ帝国のビラコチャ神殿が破壊された跡に建てられた聖堂です。
100年の歳月を費やし、17世紀中ごろに完成しました。
屋根にある鐘は、南米で最も大きく音色はクスコ中はもちろん、40km先まで届くものなのだそうです。

アクセス

クスコの街の中心に位置しています。

アルマス広場とカテドラルへ行ってみた

それでは、アルマス広場、そしてカテドラルへと行ってみましょう。

今回、アルマス広場を訪れたのは夕方でした。。
実は、アルマス広場は夜景がおすすめなスポットなのです。
若干ライトアップが始まっていますが、幻想的な雰囲気すら漂い始めています。
クスコの街は治安の面ではあまり安全というわけではないのですが、アルマス広場は市の中心且つ観光客が大勢集まるということもあり、警察官も多く歩いているため、比較的人いため治安がよく安心して訪れることができます。

ラ・コンパニア・デ・ヘスス教会

コンパーニア・デ・ヘスス教会は、キリスト教カトリック派のイエズス会一派によって造られた教会です。
クスコ大聖堂よりわずかにこちらのほうが大きいのだそうです。

アルマス広場の周囲にある建物には、独特な柱を有した回廊が見られます。
なかなか中南米では見られない形状であり、貴重な物でもあります。
この回廊は屋根のある構造になっており、雨天時でも安心して店をみてまわることができるのです。

カテドラル(クスコ大聖堂)

こちらが、カテドラル(クスコ大聖堂)です。

更に日が暮れてくると、遠くに見える山の傾斜地に立つ家々にも灯りがともりはじめます。
昼のアルマス広場とは一味違う光景が広がるわけです。

いかがだったでしょうか。
クスコの中心地アルマス広場には、多くの店があり、とにかくクスコを訪れた観光客はここを目ざすだけあり、ぶらぶらと休憩したり散歩をしたり、ショッピングをしたりと観光のスタート地点にはぴったりの場所です。
まずはここでしっかりと情報収集し、世界遺産の街クスコをくまなく回ってみてはいかがでしょうか。