326【岡山紀行】実際に職人が日本刀を作る様子も見られる全国でも珍しい日本刀専門の博物館『備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館』

中国地方(Chugoku)
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これまでも日本百名城や博物館、倉敷美観地区などの数々の見どころを紹介してきた岡山県ですが、こんな方面の有名どころもあります。

備前長船(おさふね)』という言葉聞いたことはあるでしょうか。
何となくうっすらと聞いたことはあるなあ、という感じかもしれませんが、具体的に何だっけ?というところまでになると、好きな人からしか答えが来ないかもしれません。

備前長船とは、現在の岡山県瀬戸内市の地域、中世の日本では備前国といわれていた地域です。
そのため、この備前派の陶工たちが製作した刀剣が備前長船と言われています。
この備前地域の刀工の流派が長船派といわれていました。
全盛期には鍛冶屋千軒と呼ばれるほどの刀鍛冶がこの地に集まっていたのだそうです。

そんな刀工たちで有名な備前国でしたが、現代の岡山県にはその備前長船を取り扱った博物館があるのです。
その名は、『備前おさふね刀剣の里』であり、その敷地内には『備前長船刀剣博物館』と『工房・鍛刀場』があり、一般に公開が行われいるのです。
(※備前長船刀剣博物館は令和3年3月31日まで館内改修のため閉館されています。)

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 刀剣と取り扱った全国でも珍しい博物館。さらには、その刀鍛冶の実際の仕事の様子まで見学できる刀剣好きにはたまらない施設です。

岡山県の博物館に関する記事です。

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備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館

備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館は、旧備前国で有名だった備前長船と言った日本の刀剣の歴史をもとに、備前刀を中心として展示する珍しい博物館です。
一般500円、高大生300円、中学生以下無料で入館ができます。

この備前の地は、平安時代末期から江戸時代にかけて多数の名工を輩出するほどの日本刀の産地として栄えていました。
特にここ長船地域は、鍛冶屋千軒というほど刀鍛冶が集まっていた地であり、そういった刀剣製作の歴史や、実際の刀剣の展示等が博物館内で紹介されています。

同敷地内には工房と鍛刀場もあります。
ここでは、刀剣製作の伝統工芸技術を受け継ぐ刀匠たちが毎日作業を行っており、日本刀製作の工程の様子を実際に見学したり、工芸製作講座体験や日本刀の手入れ講習会を行ったりすることができます。
月に1度がけ、高熱の玉鋼を打ち延ばす「古式鍛錬」の実演も行われており、人気のイベントとなっています。
また、ふれあい物産館も併設されており、刀剣の里にちなんだお土産物などが販売されています。

アクセス

JR赤穂線長船駅もしくは、香登駅からタクシー約5~7分で到着します。

備前おさふね刀剣の里へ行ってみた

それでは、備前おさふね刀剣の里へ行ってみましょう。

備前長船刀剣博物館

まずは、備前長船刀剣博物館に行きましょう。

蔵造りのような外観の中に博物館施設があります。

館内に入るととてつもなく長い長身の刀剣が出迎えてくれます。

ここでは玉鋼から刀剣ができるまでの各工程での状態が段階的に展示されていました。

博物館なので写真撮影不可箇所が多いため、なかなか管内の様子が伝わらないかもしれませんが、実際の刀剣の展示も数多くあるため刀剣好きにはたまらないでしょうね。

観光地でよくある顔ハメ看板ではなく、実際の鎧と一緒に写真を撮れるのは、この博物館ならではです。

工房・鍛刀場

同敷地内にある工房・鍛刀場です。
中に入ると、実際に刀匠の方々が刀剣製作の作業を行っており、見学をすることができます。

長船刀剣ギャラリー

備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館から道路沿いに東に150mほど行ったところに、『長船刀剣ギャラリー』があります。

長船刀剣ギャラリーでは、伝統的な技術を受けついだ現代の刀工たちの作品を見学することが出来ます。
館内の見学は無料です。
館内では刀剣の展示を見るだけではなく、刀剣の販売や、定期的なお手入れの方法など刀剣の購入から保管までの-樽でサポートしてもらうことができます。

完全に一般の民家をギャラリー化した造りですが、躊躇せず入っていきましょう。

いかがだったでしょうか。
近年、刀剣絡みのゲーム作品などの影響で色々なところで刀剣の展示会などが行われるようになってきましたが、そういった作品好きな方々にはうってつけの場所かもしれませんね。
岡山は本当にいろいろな方面から見どころの多いところだなあと改めて感じさせられた施設でした。